ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

紅葉と紅梅

北野天満宮のもみじ苑へ。 北野天満宮と言えば梅が有名なのだけど 秋、御土居から見渡す紅葉の見事な事! 「御土居」とは、豊臣秀吉が洛中洛外の境界、 また水防のために築いた土塁である。 北は紫竹、東は河原町、南は東寺、西は天神さんまで築かれていたそ…

織田家の末裔

舞台美術家の西田聖氏が、京都舞台芸術協会メールマガジンにて 「ところで宮内庁に許可をもらえば、今でも幕府って開けるんですかね?」 と書いていて笑ってしまった。 歴史に詳しくない私は、もう一つ疑問なことがある。 織田信成選手に連なる織田家は、織…

委ねる楽しみ

明日の出張囃子に向けて、平成女鉾清音会の稽古。 前半は新人向けの基礎レッスン。 後半は選抜メンバーによる、上級レッスン。 いつも見守ってくださるK林先生が 基礎レッスンで語ってくれた。 「今は譜面を追うのに必死かもしれへんが、 囃子の楽しみは譜面…

考えるガーデン

木曜10時のドラマ『風のガーデン』を観ていると、色んな感情でいっぱいになる。 ここに出演している緒形拳さんは、 このドラマの放映を見られなかったんやなぁ。 このドラマの内容も、あの時の緒形拳さんの状況に近くて複雑だ。 ガンを隠して仕事をする主役…

悪いのは、あたま

先日、苦労して買った資生堂クリームシャンプーが底をついた。 6月から使用して、約5ヶ月だ。 約束通り、コタニ化粧品店に向かう。 シャッターが半分閉まっているお店の自動ドアをこじ開けて入る。 (8時まで営業なのに7時20分にはこの状態) 「誰や?りえち…

青蓮院門跡の光

東山、粟田口にある青蓮院門跡へ。 門の跡地かと思っていたが、立派なお寺だった。 門主(住職)が皇室或いは摂関家によって受け継がれてきたお寺は、門跡寺院と言うらしい。 知らなかった。 用事がなければ、ずっと誤解したままだった。 今回行ったのは、 …

クマさん演奏会

友人Y嬢の出演する吹奏楽のコンサートを聴きに、京都会館へ。 「チケット全然売れへんね~ん」という言葉を信じて、雨の中かけつけると 長蛇の列! 2015席があっという間に埋まり、 立ち見のお客さんまで! そりゃそうだ。 総勢109名の出演だもの。 何とか空…

クレームにスマイル

ニットキャップシアターの『クレームにスマイル』を観に、 アートコンプレックス1928へ。 パンフレットを見て、照明や音響がついて、 (なるほど、なるほど)と、 通し稽古では気づかなかった遊び心にくすぐられる。 役名を意識して見ると つげ役は、つげ風…

語り弾き#114

次回出演の参考も兼ねて、原田博行氏の語り弾き#114を聴きに、ネガポジへ。 今回は、奥田聡子さんというシンガーがゲストだ。 奥田さんの歌は、荒井由実や杉真理のテイストがあり、 すごくしっくりと沁みこんだ。 原田氏もぐいぐい自分の世界へ引き込む。 …

次回出演情報!

次回出演のお知らせ。 原田博行氏語り弾き#115。 12月13日(土)です。 この語り弾きシリーズは、12月になると、 「歌とマイム」「歌と手紙」など、趣向を凝らした企画をします。 私は5年前「歌とコント」に出演しました。 色々凝らして かなり面白い作品に…

アルカリ

壁ノ花団『アルカリ』を観るため、アトリエ劇研へ。 ナチス収容所の近くにある、廃墟のお話。 大人の童話と言うか、前衛と言うか 不思議なストーリーなんだけど、 色んな感情がよく感じられる。 役者さんの表情も、くっきりして美しい。 ファックさんの肉体…

水難バッグ

私の持っている須田バッグは、水を呼ぶ。 そもそも購入した日、店を出ようとすると雨が降ってきた。 Lifeの親切な店長さんがビニール傘を貸してくれた。 それを皮切りに、このバッグを入れて自転車に乗ると、何度も大雨に遭遇する。 バッグの中で水筒の蓋が…

須田帆布好き

須田帆布フェアをやっている とのことで寺町のお店、Lifeへ。 須田帆布ファン3人でぞろぞろ。 3人共、同じバッグの色違いを持っている。 私がこの店を見つけてから 4人の友達が同じ型のバッグを購入したのだ。 程よい大きさ。 しっくりする生地の風合い。 丈…

予防接種割引

インフルエンザの予防接種を受ける。 11月中に受けるなら1500円。 それ以降は4500円とあった。 家族割引や、同時接種割引きなどもあるそうだ。 携帯電話か。 前日に受けた私の周りの人は、「注射、痛かった」と言った。 腕が赤く、パンパンに腫れていた。 私…

うさぎの帽子屋

寺町のアンティークショップで、若い店員さんに、 「その帽子、どこで売ってるんですか?」と声をかけられた。 ヘルメット型のふさふさの帽子。 毛皮のぼんぼんがついている。 これは、近所の商店街の古い帽子屋で買ったのだ。 テンガロンハットをかぶったお…

ピンクプラザの思い出

実家に帰省。 グリーンプラザがピンク色になっていた。 ありえない。 ピンクプラザじゃないか。 グリーンプラザは、JR高槻駅前のテナントビルである。 私の大学時代は時計屋、布地屋、健康食品屋などが入っていたが 空室も目立ち、シャッターの閉まった店も…

結婚申込み(筒井版)

ルドルフ(仮)という劇団の『結婚申込』を観に、アトリエ劇研へ。 女優、筒井加寿子さんが演出に初めて挑んだプロデュース企画だ。 チェーホフ『結婚申込』は、 私も去年、ごま演出で取り組んだ作品である。 筒井嬢は、「ごま版を観ていないので、かぶって…

バンブーディフューザー

部屋を閉め切る季節になると、香り物が力を発揮してくる。 お香を焚いてほっこりひと時を楽しんでいたのだけど 細見美術館ミュージアムショップで こんな芸術品を購入しちゃいました。 バンブーディフューザー フレグランスオイルに竹を浸し その毛細管現象…

だらりの帯よ

夜の永観堂へ。 11/8よりライトアップ中なのだ。 (ここは紅葉しか植えてないのか)と思うくらい 光の当たるあちらもこちらも紅葉だらけ。 今は緑も赤もオレンジも黄色も混ざって ♪水の上にも織る錦♪と歌いたくなる。 でも口をついて出たのは ♪月はおぼろに…

クレスマ潜入レポ

11月20日~24日に京都で本番を迎える ニットキャップシアター『クレームにスマイル』の通し稽古を見学。 見学と言うか、偵察と言うか、先行ロードショーを観るようなお楽しみ感。 色々実験的に取り組んでいた。 新しい顔も3人くらい。 劇団員ならではのチー…

細見美術館

岡崎の細見美術館へ行く。 ここは細見家三代の蒐集を集めた個人の美術館。 今は、『琳派展XI 花の協奏曲(コンチェルト)』と題して草花が満開。 朝顔比べ 菊比べ 画家によって、描き方が違うのも面白い。 こじんまりした美術館だけに、 ひとつの部屋に私と友…

きみまろライブ

綾小路きみまろ爆笑スーパーライブを聴きに、京都会館へ。 5000円のA席。 ワイン(赤白)と、おやつ、扇子つき。 平日の昼間だというのに2000人の会場は満員だ。 開演前に、抽選会が行われる。 CDやDVDやサイン色紙が当たるんだけど、 当選番号が発表されて…

ワインワールド

「わいんくれーじ」というお店の試飲会へ行ってみる。 このお店には、「ワインを味わうには、人生は短すぎるようです」 と書いたぼんぼりが下がっていて、ずっと前から気になっていたのだ。 白ワイン4種類と赤ワイン5種類。 全部ぶどうの種類が違うらしい。 …

糸で流血

歯医者さんへ行く。 特に歯が痛いわけではない。 しばらく行ってないので、検診だ。 6年ぶりの歯医者さんだ。 歯科衛生士さんが、糸で掃除してくれた。 「きれいですね~」と言ってくれたけど 手鏡で見たら、血が出ていてびびった。 この歯医者さんはとにか…

筑紫さん、好きでした。

筑紫さんの訃報を聞いた時は、嘘かと思ったよ。 だから嫌なんだ。 年上を好きになるのは。 私より早死にされる・・・。 私の好きな年上を3人挙げるとするなら 筑紫哲也さん(キャスター) 藤原新也さん(写真家) ミヤさん(The BOOMの宮沢和史さん) でござ…

人を選ぶ人

オバマさん、大統領になったね~。 候補者の時はまだ実感がなかったけど、 アメリカの大統領にアフリカ系の黒人が就任すると思ったら、新鮮やわぁ。 それにしても人を選ぶって、難しい。 先日C-1というコント日本一を決める番組を見た。 優勝者を決めるのは…

酔っ払いの靴屋さん

駐輪場から取り出した愛車、オパール号が前に進まない。 チェーンが外れたようだ。 困った困った。 明日、自転車屋さんに持って行こう。 市バスで移動。 今日は1日乗車券で乗り倒すぞー!と思ったけど 友人のお誕生日を祝っていると 帰りはタクシーで午前様…

aroundなんぼ?

昨日書いたが、美容院で席に持って来てくれる雑誌。 これが、秘かに美容師さんとの勝負なのだ。 女性雑誌は、細かくターゲットの年齢が区切られている。 Seventeen(セブンティーン);17歳 Cawaii(カワイイ);女子高生 With(ウィズ);20代 ViVi(ヴィヴィ…

Domani

私の妹はジュエリーデザイナーである。 アメリカで、”Yayoi Forest”というブランドを立ち上げて 最近は忙しくしているらしい。 そのYayoiが雑誌に取材されて、今月号に掲載されているらしい。 Domaniという、働く女性のファッション・バイブルだそうだ。 フ…

カバーのバカー!

『風の武士』を読み終えた。 こんな結末とは・・・。 これから外国人の着物姿を見ると、 ありがたく思えてきそうだ。 さ、本にカバーを戻そうと見ると、見当たらない。 ヒヤ~ッと寒気が走る。 これは借り物なのだ。 すでに上巻の帯をちぎった過去を持つ私。…