ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

悪いのは、あたま

先日、苦労して買った資生堂クリームシャンプーが底をついた。
6月から使用して、約5ヶ月だ。
約束通り、コタニ化粧品店に向かう。
シャッターが半分閉まっているお店の自動ドアをこじ開けて入る。
(8時まで営業なのに7時20分にはこの状態)

「誰や?りえちゃんか~?!」と店の奥から大声で問われる。
「いえ、シャンプーを買いに来ました」と、入り口のカゴに目をやる。
5本ずつあったシャンプー・リンスは3本に減っていた。

「あのう、このシャンプー売れてますか?」と聞いてみた。
お店のおばちゃんは
「そうそう、よう売れるのよ。
古いお客さんでも『これ昔良かったのよ~』て買ってくれはったの。」
と言う。
ほらやっぱり。
隠れた需要があったのだ。

「あんた、カレンダーいるか?」と聞いてくれた。
「手帳もあるえ。」
「ポーチもあげよか?The GINZAやさかい、モノはええで」
いっぱいお土産をもらい、消費税もまけてくれた。
いい気分。

話は変わって。
友達が、頭がかゆくて病院に行ったらしい。
皮膚の病気か、ストレスか、と心配していたら、
お医者さんに「リンスのすすぎが十分でない」と診断されたそうだ。
資生堂の薬用シャンプーを処方されたとか。
「悪いところ」という箇所に、ひらがなで「あたま」と書いてあったらしい。
気の毒だが大笑いした。

クリームリンスは、キャップに一杯、お湯に溶かして使用するのだ。
昭和な使い方だとあなどるなかれ、
頭全体に均一にかかるし、すすぎも楽なんよ