ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

おさななじみ

小学校を卒業して何十年にもなるが、今頃になって付き合いが復活している。 このブログがきっかけだ。 私は中学から私立に行ってしまったので、 まったく音沙汰が途切れていたのだが、 思わぬ幼馴染の登場に、失った過去が戻ってきたような嬉しさ。 一挙に4…

お気をつけください

次回公演『三人姉妹』は、 チェーホフの原作を丹念になぞっているが ちょっとはみ出す部分もある。 安心していると、危ないですぞ! そのシーンは、演る方も恐ろしい。 本気で叫び声を上げてしまう。 その後、妹(役)の体を触ると、 ものすごく熱かった。 体…

京都舞台芸術協会

京都舞台芸術協会の交流会に参加。 京都で活動する役者、演出家、ダンサー、劇作家、宣伝美術家、観客など、 舞台に関わる様々な立場の方が集まりました。 で、何をするかと言うと、 ただただダベる。 途中、質問コーナーがありました。 「役者が普段、セン…

ホール稽古

『三人姉妹』の本番を来月に控え、今日はホールを使って通し稽古。 昼からの大雨で、集まってくるメンバーはみんなずぶ濡れ。 かばんに入れていた稽古着まで濡れてしまった人も。 そんな湿気の多い通し稽古は、 なぜか声の通りが良かった。 まぁ湿気のせいで…

カンカン奉納囃子08

本日は、八坂神社にて平成女鉾清音会奉納囃子! 今年の祇園祭行事は、見事なほど晴天率が高い! 今日も、いいお天気。 というか、暑過ぎるぞ、こりゃ。 今年はお神輿がまだ舞殿にいらっしゃるので、 能舞台からの奉納となりました。 能舞台の前には椅子がし…

飴のおばちゃん

『三人姉妹』稽古場では、時々お菓子の配給がある。 配給元は、大概長田さん。 長田さんの持って来てくれるお菓子は、こだわりがあるようだ。 ”胡麻のおこし”だったり”胡麻せんべい”や”胡麻かりんとう”だったり。 演出、ごまのはえにあやかっているらしい。 …

ミミズの一生

京都の暑さと言ったら! ミミズが地面で干からびている。 カラスが口を開けて川に足をつけている。 京都の暑さと言ったら! 自転車を漕ぐと、首の後ろがチリチリ焦げる。 乳の間を汗が滝のように流れる。 だから私はビールを飲むのだ。 嗚呼。 干からびるな…

地響きの誘い

三条通りで、お神輿を見送る。 7/17-24は、八坂神社から三基のお神輿が渡って来られるのだ。 お旅所に一週間滞在して、今日は神社に帰る日。 白いハッピに股引の、神輿を担ぐ男達のエネルギーはものすごい。 中には褌の方もいる。 太ももから尻にかけて、紋…

撮ってほしいし気が散るし

平成女鉾清音会、浴衣稽古。 祇園祭吉符入りから、うずうずしていた。 他の山鉾の囃子を聴きながら、 (早く囃子がしたいなぁ~)、と、待ちに待った解禁の日だ。 さぁ、喜びを太鼓にぶつけるぞ! と思ったが、自分でやってみると、・・・。 思ったほど面白…

トリムネハム

鶏肉でハムを作ったぞい! 苦節、3日と6時間20分。 手間はかかってないが、暇がかかった。 レシピは、岡部尚子嬢のブログにあります。 蜂蜜をすり込むのがミソやね。 蜂蜜はお肉を柔らかくするのかしら。 鶏の胸肉(98円)がこんなにしっとりするなんて。 火…

名作を読もう

ぶんげいマスターピース工房『三人姉妹』は、 チェーホフの原作を丁寧に読み込んで、立ち上げ中。 登場人物のキャラクターや人間関係が かなり分かりやすく顕在化しそう。 この舞台を観劇すると、 「名作を一本読んだ」と胸を張って言えるに違いありません。…

舞台図

『三人姉妹』の舞台美術プランが発表された! 西田聖さん、今回も攻めております。 舞台を大胆に切取ります。 観た事もないような構造です。 シンプルが故に、色々使えちゃいます。 こりゃ使いこなすのも、大変そうだわい。 センスが必要。 だけど演出ごまの…

文明開化の音がする

大阪の友人、入洛。 川床ですき焼き。 ここは大正時代から営業しているらしい。 川風は気持ちいいし、満月だし、 シチュエーションは最高! テーブルですき焼きを作ってくれる おばちゃんも機嫌がいい。 「私を気に入ってくれはった奥さん(お客さん)がいた…

正常の7名

演出助手のT嬢より、メーリングリストで明日の稽古予定が送られてくる。 ↓↓↓↓↓↓↓↓ 明日、稽古場に来ていただきたいのは、 日詰・岡部・長沼・キタモト・安田 異常の5名のみで構いません。 「異常」の5名て・・・ 「変わってる」と言われたことはあるけど、 …

晴れ晴れ山鉾巡行

祇園祭巡行。 今年はピーカン、からっ晴れ! 青空の下を、のっぽの鉾がゆらゆら巡行します。 今年は重量測定の影響か、 のんびりスタートでした。 ジリジリ太陽の照りつける中、 アスファルトにワラジや地下足袋で 立っている曳き方、車方の皆さんは 大変そ…

宵山でバカがバッタリ

第一回通し稽古を終えて、宵山へ。 夜の11時ともなると、 駒形提灯の灯りは消え、露天もたたみかけている。 こんな時間に浴衣に着替えて町に繰り出すなんて、 バカじゃなかろうかと思いながらも、 お祭りバカの血はたぎる。 函谷鉾前で元・立身出世劇場の岡…

祇園祭トレンド’08

祇園祭にて、ちまき授与のお手伝い。 街行く人の今年のトレンドは、「光る耳」だ。 カチューシャに三角や丸のプラスチックがついて、 くまちゃんの耳みたいになっている。 赤や青にピカピカ光らせながら歩いている。 四条傘鉾の棒振り踊りを見ている時に、 …

再会と記憶

稽古後、先斗町で飲み。 ぶんげいで公演中の『ダモイ』出演者、スタッフに三人姉妹がお邪魔した。 ダモイは、男性三人芝居。 平田満さん、新納敏正さん、荒谷清水さん。 荒谷清水さんとは昔、 南河内万歳一座とそとばこまちの合同公演でご一緒したことがある…

三女の本領

昼から、三人姉妹の抜き稽古。 最初にエチュードをした。 設定は「冷蔵庫のケーキが減っている」 三女がむずかり、 次女があきれ、 長女がとりなすという即興芝居。 三女の岡部嬢のむずかりよう! ケーキが減っているだけで、あんなに熱く怒るなんて。 次女…

ヤスとヤス達の時代

飛び道具の『ヤスとヤスたちの時代』を観に、アトリエ劇研へ。 アフリカの話でした。 まばゆい日差しを感じました。 NGOの若者の、苦い思いも感じました。 アフリカ人は一人も出てこなかったけどね。 あぁ~。それにしても、暑い。 日中、外に出るのは自殺行…

凍りトマト

この夏は、凍りトマトで乗り切る! トマトを冷凍室で凍らせるのだ。 冷たいぞ! (当たり前やけど) 日持ちするぞ! (2ヶ月はいけるらしい) うまいぞ! (サラダにしてもよし、パスタにからませてよし) 最初は、カチカチのトマトで包丁がかけそうになっ…

地点『三人姉妹』

観ました。 地点さんとこの『三人姉妹』 おそらく今日のお客さんの中で、 私達が一番真面目に観たのではないでしょうか。 台詞も筋も、頭にバッチリ入ってるしね。 客観的に見ようと思っても 同じ役を演じている役者さんには どうしても感情移入してしまいま…

いとこの『三人姉妹』

新聞でも報じられている通り、 この夏の関西は、チェーホフ『三人姉妹』が対決。 大阪での、「地点」という劇団、三浦基さんという演出家による『三人姉妹』 京都での、ごまのはえ氏の『三人姉妹』 三浦さんは文化庁の派遣でフランスに留学したり、 エジプト…

幸せの連鎖

ごめんなすって。 自慢しますよ。 幸せだったんです。 うんまいうんまいイタリア料理を食べたのですよ。 調理場は一坪くらい。 調理場を囲むカウンターに、客席は6席だけ。 壁がなく、半分野外のようなレストラン。 前から気になってたんだけど、ついに行き…

不良中年

『三人姉妹』出演者の最年長、平岡秀幸さんはいたずらっ子である。 あまりにふざけるので「やめてくださいよ~」と突っ込んでしまった。 言葉で突っ込んだのみならず、手も出てしまった。 「ハッしまった!」と手のやり場に困った。 だが今日、長沼嬢が「もう…

瓦は見た

祇園祭の某山へ、ご挨拶。 最初の年は平成女鉾に対して色々厳しい事を言われ、 代表の方が鬼瓦みたいにみえたけれど、 毎年伺わせていただいているうちに、 楽しくお話できる間柄になってきた。 今年は 「あんた、智恵光院で見かけたで」 と、言われた。 顔…

六川の兄妹

烏丸ストロークロック『六川の兄妹』を観に、アトリエ劇研へ。 ケンと言う人に関する証言をするお芝居だった。 観客は、「興信所の人」と言う設定で、自治会の証言を聴いた。 途中で、犬飼氏扮する役が殴りこんできた。 安田一平氏が「あれ、おたくの知り合…

存在の耐えられない軽さ

「三人姉妹」の出演者の一人、 尾方宣久さん(MONO)は男前だ。 声もいい。 でも、イマイチ稽古場での存在感が薄い。 私が観たMONOの公演「なるべく派手な服を着る」の印象が強いからだろうか? あの芝居でも、存在感の薄い弟役として、ピカイチの演技をして…

二階囃子評論

7月の京都は、祇園祭。 もう、いてもたってもいられません。 雨の中、2階囃子のハシゴ。 北観音山は、笛が寂しい音色だ。 南観音山は、音がよく揃っている。 放下鉾は、まだ稽古が始まっていない。 月鉾は、鉦の響きが柔らかい。 函谷鉾は、太鼓の音が高い…

猛獣遣い

『三人姉妹』稽古場が大変な事になっている。 先週末で本番を終えた、キタモトマサヤ氏と岡部尚子嬢が合流。 今までのメンバーに加え、一層色合いが濃くなった。 失礼ながら、サーカスみたい。 猛獣だらけ。 下手でVさんが台詞を忘れる。 「忘れてますよ」と…