ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

夏服

5月最後の日は、衣替え。 半年に一度の大仕事。 面倒くさいけど、やりだすと楽しい。 「あぁこんな服、持ってたなぁ」と思い出す。 私は制服のある学校に通った事がないが、 6月、 一斉に夏服に変わる高校生はまぶしかった。 毎朝通学電車に乗ってくる 京都…

お家さよなら

以前住んでいた家の前を通る。 が、家はなかった。 瓦礫の山になっとりました。 ミニショベルカーが山の上に乗り上げておりました。 薄っぺらい家やなぁ・・・とつくづく思いました。 ベニヤとレンガ、トタンと、ちょっとのコンクリート。 そして、思ったよ…

黒く塗れ!

髪を元の色に戻した。 「黒くしてください」と美容師さんにお願いすると、ちょっと拒まれた。 「緩やかに濃いブラウンにするのと、ガチガチに黒にするのと、どうしましょう?」 という言い方をする。 「ガチガチにしてください」と答えると、 「次の役柄です…

ふんどし展

「日詰さん、好きかなぁと思って。」 と、K嬢に紹介されたのは、『ふんどし展』 いえ私はふんどしが舞い踊るお芝居には出演したけれど、 好きか嫌いかと言えば・・・好きかなぁ。 というわけで、のぞいてみました。 舞台で使ったような六尺褌ではなく、 越中…

ヤッタッターマン

平成女鉾清音会のプロジェクト。 某・着物屋さんH社長と女鉾会長と私で4回目の話し合い。 予算に応じた私達のプランを見せると、 「う~ん。これは簡単やけど、『やったった感』がないわな」とH社長が言い出す。 「え?ヤッタッタカン?ですか?」 社長「…

トンビにしゃぶしゃぶ

川床で、しゃぶしゃぶを食べる。 鴨川を渡る風が心地いい。 だが夕方4時なので、結構まぶしい。 紫外線をおでこに感じる。 空にはトンビ。 近頃のトンビは凶暴だ。 川べりでアンパンなどかじろうものなら、疾風のようにかすめ取られる。 いわんや霜降り肉を…

山小屋のひえ~

夜は、山小屋に宿泊することになった。 どしゃぶりの雨の中、車に女子3人とA氏。 A氏に、鹿を撥ねた話を聞きながらドライブ。 ふとT嬢が「こんな道、あったっけ?」と尋ねる。 A氏「いや実は、さっきから道を間違えてねぇ」 気がつくと、お墓が隣にあった。 …

ヘムスロイド村まつり’08

滋賀県ことうヘムスロイドへ。 ここは普段、芸術家が工房を構えている集落だ。 ヘムスロイド村まつりでは、2日間 日本中から手工芸の作家が集まり、大規模な手作り市が開催されるのだ。 毎年、行くたびに変なARTに会える。 今年は、魚の陶器がやけにおもし…

近江鉄道

滋賀県の近江鉄道に乗る。 ただ今高宮駅。 近江八幡乗り換え45分待ちです。 のどかです。 鉄道オタクっぽい少年が車掌さんと話している。 カン高い声だ。 ヒバリが鳴いている。 運転手さんは運転席でラーメンを食べている。 ここには大昔、象がいたらしい。 …

夜道の通り方

大阪のデパート夜9時頃、食堂で隣の席にいた女性の会話。 Bさんは、最近下宿を借りたらしい。 安くて広いなぁと、うらやましいAさん。 A「いくつになっても女性は女性やで。夜道は気をつけや」 B「せやな。」 A「暗い道はあかんで。少々遠くても、明るい道…

音信不通

平成女鉾清音会ミーティング。 一件、私の抱えているプロジェクトが頓挫してしまった。 依頼していた人と、ふっつり連絡が取れなくなってしまったのだ。 「ごめんなさい」と会議で謝罪。 「予算が少なかったからかな」 「忙しいのかも」 「私があの時、 電話…

鶴瓶噺

『鶴瓶と誰かと鶴瓶噺』を聞きに、そごう劇場へ。 言わずもがなの、笑福亭鶴瓶(つるべ)師匠。 前半はトーク。 マネージャーとの戦いとか、 オービスに撮影されて警察に行った話とか、 今年もらった年賀状話とか。 小話がポロポロポロポロ出てくるのです。 …

おしおきだべ~

やっと観ました。 月曜7時の『ヤッターマン』 ドロンジョもボヤッキーもトンズラーも、ドクロベエも 声優さんが変わってなかったのが嬉しい。 小原乃梨子さんは、ドロンジョ節とも言える話し方を開発されたのだ。 「スカポンタン」とか、あんまり言わない口…

ユニバーサルスタジオオーサカ

朝、電話で起こされる。 「今日、予定なかったらUSJ行かへん?」 で、行って来ました。 初!ユニバーサルスタジオジャパン! いやぁ~!おもしろいところやねぇ! 大いに楽しみましたよ。 まず、人が面白い。 案内のお姉さんの、上沼恵美子バリの客いじりと…

いっぺんお料理作って待ってなさい

平成女鉾清音会での作業後、馴染みのお蕎麦屋さんへ。 久しぶりの山かけは美味しゅうございました。 「気まぐれサラダ」にかかっていた オレンジドレッシングの作り方を教えてもらったけど、 飲みすぎて覚えていない。 オレンジの皮も入っていたが白濁してい…

こっぱ餅の想い

福岡のお土産は『こっぱ餅』 むっさ素朴なお菓子。 なぜこれを購入したかと言うと 「V6の岡田君が”食わず嫌い”で紹介した」と書いてあったからです。 えぇそうです。 岡田君が味わった、同じ物を舌の上に乗せたかったのです。 何か? 焼くと、思いのほかふわ…

滞納のワケ

このところ、ゆうちょ銀行に日参している。 会費を滞納して 「このままでは、不名誉な結果を会議の議事録に載せることになってしまいます」 という怖ろしいメールが届いたからだ。 1日目、通帳を忘れた。 1日目夕、コンビニから振り込もうとして、手数料の高…

和オンナ図鑑

お知らせ。 先日受けたインタビューが記事になりました。 着てみる?あんみつ倶楽部 「きもの好きによるきもの好きのためのコミュニティサイト」とのこと。 私は『和オンナ和オトコ図鑑』のコーナーに出演しています。 愛用の和モノや平成女鉾に関する話、京…

幕引き

ロングラン『愛のテール』も終幕しました。 いやぁ長かった。 実のところ、この公演には出演する予定ではなかったのです。 出演者の顔合せもすみ、お芝居の稽古がある程度始まってから、 お呼びがかかったのです。 途中で参加するのもなぁ・・・。 劇団の事…

夜行バス便り

最終日。 2ステージを終え、 2時間半で怒涛のバラシをし、 夜行バスに乗り込みました。 バスでは思い出話に花が咲いて、一向に眠れる気配がありません。 今、バスが揺れて、門脇氏の上に筒井君のお土産が落ちて来ました。 お家に帰るまでが、ツアーです。 気…

こんばん

ぽんプラザから見える風景。 「プレイスポット こんばん」 と書いてあります。 と、思ったら 「しんばし」 だって。 いよいよ最終ステージ。 色々仕掛けて行きますよ。

思いやり

本番前に阪本嬢が集中できるスペースにと、舞台監督の西田さんがベッドを作ってくれました。 阪本嬢は涙を流して喜びました。 「私、色んな人に支えられてる。しんどいなんて言うてられへん」 楽屋でもらい泣きしそうになっているところへ 田嶋嬢がやって来…

さわふん

さぁ、福岡2ステージ目が始まりますよ! 昨日はもつ幸で最高のチャンポンを食べ、 今朝は氷珈琲とシナモントーストでモーニング。 お昼は八百屋さんでバランスのいいランチを食べました。 おいしいもののお返しは、おもしろいお芝居だ。 階段は祝祭ムード満…

福岡国

念願の屋台に行ってきたよ~! 花ニラ、おいしかった~! そこにいたお客さんやお店の人と話したよ~。 最後の方は福岡弁になったったい。 この言語を扱えるあの人達はすごいなぁ。 この国での関西弁は、また手応えが違う。 発見をしながらやっていくよ。 何…

屋台をあきらめて…

仕込みが押して、役者は先に宿舎に帰ってきました。 舞台監督の西田さんから、 「バスで来た人もいるし、みんな疲れてるから、今日は飲みに行くの、禁止」 と言われました。 貴重な福岡の夜なのに… 福岡に着いた時から楽しみにしてたのに… でもここで規律を…

博多行きN700系のぞみ より

いよいよ、ツアー最終の地、福岡へ向けてgo! 始発の新幹線はガラガラ。 ホームには、これから戦いに向かう背広やヒールや作業服がチラホラ。 その中にジャージ姿がいる、と思ったらごまのはえ氏でした。 前髪を束ねて、良く言えば現代に紛れ込んだ維新の侍、…

導火線

『愛のテール』通し。 去年11月から6ヶ月間つきあったお芝居の、稽古場での最終通しだ。 すでに1500人以上のお客さんに見せてしまったお芝居の、 キャストスタッフ確認通しだ。 「日詰さん、もちろん何か考えてるんでしょ?」と大木湖南氏に聞かれた。 いや…

海の幸、畑の幸

ゴールデンウィークと言うのに、稽古の毎日。 合間をぬって、実家帰り。 ツバスの塩焼きを食べた。 ツバスとは、関東でイナダ、九州でヤズと呼ばれるブリの若魚だ。 母が、「活きのいいのがあったから」 一匹買ってきてさばいたらしい。 さすが海育ち。 叔父…

すだちちゃんの稽古場中継

こんにちは。 すだち微炭酸じょ。 今日も、ニットキャップシアターの稽古場は汗をかいとるよ! 今日は特に、東京以降にできた、あのギャグを細かく詰めよんよ。 名づけて、「滅子(メツコ)の部屋」 演出ごま氏、執拗なこだわりを見せたけん 濃厚なショーが…

プロの気遣い

東京から帰郷中の先輩と、飲み。 「演劇人ちゅうやつは、お高くとまってるかと思ったら 意外と気ぃ遣いやな」 と言われる。 そうですよ。 舞台の上から客席の気を読んで (どうしたらお客さんが楽しんでくれるだろう) と常に考えているのが演劇人ですよ。 …