ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

2004-01-01から1年間の記事一覧

大晦日

『天使だらけの傷』大阪公演、終わりました。楽日は満員御礼。立ち見のお客さんもいらして、本当にありがとうございました。長時間のお祭りになってしまいましたが、楽しんでいただけましたでしょうか?大阪のみの出演者とは、これでお別れ。東京公演で役者…

『天傷』大阪楽日

開演前、一度、オープニングダンスを客席から見たいという要望がかない、男性と女性に分かれて発表しあうことになった。23名の男性が踊るオープニングダンスを客席から見れる、と、女性陣もワクワクしていた。曲がかかり、登場してきた男性達は、皆パンツ一…

あわてんぼう

二日目は、ちょっとしたハプニングがたくさん。私も昼にやってしまった。舞台まで楽屋の笑い声が聞こえてきた。宮都謹次氏(売込隊ビーム)らに「いやぁ、勉強になりました」と言われた。別に、あんたらに勉強させるためにやったんじゃない!!観に来てくれた…

『天使だらけの傷』初日

『天使だらけの傷』が開幕した。石原正一ショー、2年ぶりの復活だ。由紀さんも、お客さんの前に久しぶりに登場した。初日は、ここ2年、私の回り半径3メートルでもっともリクエストの要望が高かった歌、放送コードには決して乗せられない歌をセレクトした…

初日前日!

今日は、梅田HEPホール入り。そして明日はいよいよ初日。OMS劇場最終公演から時を経て、石原正一ショー2年ぶりの復活です。『天使だらけの傷』1970's~80'sの香りを、2004年に生きる役者がプンプンに漂わせます。ショーケンの、水谷豊の、桃井かおりの、池上…

石原ダンス

オープニング全員ダンスの振り付けがついた。コレコレ!これが、石原正一ショーのリズムだ。43人で作り上げる、ロックと歌謡曲の狭間へのオマージュだ!!ギュウギュウで魅せますわよ。写真は、十三で見つけた変テコ看板。これが商店街の会議で承認されると…

プレゼント交換

本日は通し稽古後、クリスマス交換。一人300円で、プレゼントを持ち寄った。クリスマスの歌に合わせて回ってきたプレゼントを開ける瞬間が楽しみ。ヒットは、平林之英氏(劇団☆世界一団)の吹き込んだ、X’mas song CDや、宮都謹次氏(売込隊ビーム)の作…

ニッポンのイブ

「クリスマスイブの下着は、コレで決まり!」という雑誌の特集があった。これ、どういうこと?クリスマスイブは、「きよし、この夜」よね?「セクシー、この夜」じゃないわよね?巷はそんな、性欲と物欲にまみれたニッポンのクリスマス・イブ。稽古終わりの…

イブイブ

今日から稽古場が大阪へ。衣装の入った大きな袋を抱えて電車に乗る。「すいません」と座ると、隣の人も、前の人も大袋。あぁ、クリスマスプレゼントなのね。今日はフルキャストで通してみた。『天使だらけの傷』は社会派芝居だと感じた。時代を縦に切ってみ…

一応ラストシーン

どうやら、出演キャスト数は43人ではないようだ。なにやらチラシに載っていない、新しい人も来るようだ。これだけの人数、一人一人に見せ場があって、人間関係も入り組むと、台本もえらい事になっている。それでも今日、石原氏は何とか収拾をつけた。あとは…

団体行動

『天使だらけの傷』の台本が進んできた。人はたくさんいるのに、新しいシーンの出演者が来ていない。「じゃぁその次のシーンからやります」と言った時には、その次のシーンに出ている山田かつろう氏が行方不明。「じゃぁやっぱりこっからやります」と言った…

新着メンバー

稽古場に日々新しい人が増える。写真前列は昨日まで『ハムレット』の公演だった赤星マサノリ氏と小松利昌氏(共に劇団☆世界一団)後列は宮都謹次氏と菊地秀之氏(売込隊ビーム)写真を撮ってくれたのは、今朝『衛星のコックピット』の本番を終えて東京から帰…

牛乳の蓋

『天使だらけの傷』の重要な小道具として、牛乳のビンが募集されている。一人一本のノルマである。早速、売込隊ビームのメンバーが駅で買ってきていた。太田清信氏が「牛乳の蓋にさす針、誰か持ってない~?」と叫んでいる。「何でそんなんいるのん?」と聞…

本日は靴が35足くらい

『石原正一ショー』稽古場の前には、靴がいっぱい。何せ今回、舞台に上がるのは43人。大阪・東京でWキャストになる人も合わせると、55人だそうだ。稽古場に入っても、知らない顔がたくさん。皆、ちらしの写真と名前を見比べて、確認している。公演が終わるま…

天城越え

石川さゆりさんがゲストで、紅白歌合戦の歴史を振り返っていた。20代で歌った『天城越え』と、2002年40代で歌った『天城越え』をつなげて観た。す、すごい。”凄み”と”情”と”弱さ”が明らかに増している。♪誰かに盗られるくらいなら、あなたを殺していいですか…

村の時間の時間の時間です

本日から、本格的に石原正一ショーの稽古に合流。この稽古場の雰囲気は、めさめさ昭和だ。4畳半の設定も、かかる曲も、語る台詞も!東京から来た今奈良孝行さん(エッヘ)は、「町田で斉藤清六に会った」と言っていた。「村の時間の時間です」や「バイナラ」…

「ヒラカタ・ノート」終演

あ~、終りました。「ヒラカタ・ノート」たくさんのお客様にお越しいただき、ありがとうございました。打ち上げでは、楽団が登場しました。ウクレレやピアニカ、ギター、ボンゴと一緒に「悲しくてやりきれない」などを歌い、舞台美術の柴田さんに「芝居より感…

試写会

楽日の昼夜公演の間は、お楽しみ。映像の柳沼さんに『どうせ死ぬならさせてくれ』完全版の試写会をしてもらった。完全版と言うよりは、メイキング、かな。ヨーイ、スタートでごまのはえ君が駆け込む。屋上を、パンツ一丁で走る。揺れるお肉を堪能した。映像…

とうとう明日まで

開演前の板橋楽屋トークは、相変わらず絶好調だ。今日は、「インリン・オブ・ジョイトイごっこ」の、詳しいルールを教えてくれた。ごまのはえ氏によると、大木氏が『槍』だとすると、板橋氏は『くさりがま』のような存在だそうだ。演出の扱いを間違うと、自…

楽団

土日と火曜日は2ステージ。今日はマチネ(昼の部)とソワレ(夜の部)の合間、楽団で遊んだ。大木湖南氏がウクレレを弾いていると、門脇氏がボンゴを取り出し、朝倉詩ちゃんがピアニカを弾き、石本径代さんがギターを合わせる。石本径代さんは、路上で弾き語…

ストレッチ

稽古前、私が人気だ。正確に言うと、私のストレッチが人気だ。私が前にいた劇団で習得したストレッチのシステムがある。きっちりやると1時間くらいかかるが、体のいたる所の筋を伸ばす。それをやって下さいと集まってくる。ニットキャップにも、ちゃんとした…

ヒラカタ・ノート2日目

初日があけて2日目、ばっさりカットが入った。こうやって、お蔵入りになったネタがいくつあることか。それに伴って、段取りの変更。でも、確実にいいものになったよ。初日のお客さんも得したし、これからのお客さんもいいもの観れるということで。今日の、御…

京都演劇大賞受賞

開演前、板橋薔薇之介氏がうるさくてしょうがない。「ひめさん、インリン・オブ・ジョイトイごっこしましょうよ」とか言ってくる。ごま氏が「お客さんの反応、どうかなぁ・・・」と言うと薔薇氏「大丈夫だよ。(これは空気が悪いな)と思ったら、俺が客席に飛…

いよいよ

明日はいよいよ『ヒラカタ・ノート』の初日です。通してみて分かったけど、結構、私の比重が重い。私の一部分を、フル活用しています。客演に呼んでもらった甲斐があるというもの。日記じゃ伝わらなかったかもしれないけど、『ヒラカタ・ノート』、小品の割に…

かけもち稽古

ホールでは一日、ニットキャップシアター『ヒラカタ・ノート』の明かり合わせ。でも今日は同じ建物で、年末から年始にかけての石原正一ショー『天使だらけの傷』の稽古始めでもあるのだ。合間を縫って、稽古を覗く。大阪の面々が集結していて、ワープしたみた…

強者どもが、夢の後

今日は仕込み。おかげさまで、たくさんの助っ人に来ていただき、舞台は組みあがりました。ありがとうございました。食事は炊き出し。昼は京風カレー、夜はテリヤキ丼に味噌汁。板橋薔薇之介君が腕を振るった。うまい。でも予定分では足りず、劇団員はコンビ…

アクシデント

自主練習中に、負傷者が出てしまった。皆さん、体を酷使しているからね。壊れやすいんです。そのまま車椅子で運ばれて、全治2週間と診断された。2週間たったら、公演終わってるんよ~。で、彼女の抜けた穴を埋めるための段取り変えと、稽古。一番悔しいのは…

COCON KARASUMA

「ヒラカタ・ノート」の会場、京都芸術センターから徒歩5分、四条烏丸に、新しいビルがオープンした。COCON KARASUMA(古今 烏丸)インテリアやお香、カフェ、ダイニング、映画館と、センスのいいお店が集まっている。今日はそのオープン日。プレミアムグッズ…

金メダリスト

ケニア人のソンゴクウさんから、突然メールがあった。今、京都に来ています。オリンピック金メダリストと、酋長さんと一緒です。というわけで、時間をやりくりして京都案内。・・・と言っても、お好み焼きを食べて、新京極を歩いただけなんですけど。真ん中…

発明品

舞台スタッフの清水さんが開けた箱。これ、何だと思う?プロジェクターの光源隠しだそうです。電動で、この、丸いとこが動くんだって。ほんで、画面を隠せるんだって。なんて原始的な発明品。そして、大がかり。業者さんが作ってくれたらしいんやけど。音が…