ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

マグマ稽古

今日は昼の1時から夜10時まで、みっちり稽古。今は、シーンに合わせてどんな動きがバシッと合うか、試行錯誤の最中。作っては崩し、作っては崩し。すわ、ニットキャップ、アクロバット劇団に転向か?なんて稽古もあり。「う~ん、どうしようかなぁ」と煮詰ま…

ベビー・ピーのコックピピット

ベビー・ピーの通し稽古を観に、京大文学部控室(通称ブンピカ)へ。今晩彼らは『ベビー・ピーのコックピット』公演のため、東京に旅立つ。その前の最終通し。男4人+αでビートルズのお話だった。マッシュルームカットがキュートだった。ビートルズの歌詞を意…

朝まで生清音

今宵は、平成女鉾清音会で、お泊まり会。題して、「朝まで生清音」(あさまでなまさやね)。幅広い年齢層で、色んな職業を持つ女性が、一つの事を目指して集まっている集団なので、話は尽きない。うるうる、激論、大浴場、爆笑、まったりの、濃い一夜であっ…

台本完成

「ヒラカタ・ノート」にエンドマークがついた。昨日一度読んだそうだが、私は初めて読み合わせをした。泣いた。読後、劇団員が小道具の話をしている横で、こみ上げる涙をこっそり食い止めた。今回は、エロ&センチメンタルだそうだ。稽古後、台本完成を祝っ…

長老と会合

5人の長老と、5人の娘(!)で会合した。頭が切れ、伝統と革新の気風を持つ、素敵な紳士達だ。だがお年を召した方々は、せっかちだ。集合時間には早くから来て、こちらが揃っていなくても始めようとする。45分ほど話したら、「ほな店行こか」と、腰を上げる。…

亭主の好きな赤烏帽子

「旦那」、「主人」、「夫」・・・夫の呼称は様々あるが、どれもしっくりこなかった。相方を「主人」と呼ぶのは、どうも腑に落ちない。「奥さん」と言われるのも嫌だ。かといって「宿六」はきついしなぁ。などとぼんやり思っていたが、先日、映画を観ていて…

ヒロシマ・ノート

ニットキャップシアターの稽古が、面白い。昨日もゲラゲラ笑いすぎて、「日詰さん、集中して下さい」と皆に注意された。まだ台本が途中で、昨日は今書いているところのイメージを膨らませた。「これ、先どうなるのん?」とごまのはえ氏に訊くと「まだ分かり…

銀杏爆弾

そのイチョウは御所からはみ出して生えている。雌の木らしく、この季節になると銀杏が実る。それが車道に落ちて、車に轢かれ、バス停に異臭を漂わせる。あの臭いの、キョーレツな事と言ったら!!誰かがその辺に戻したんじゃないかと思うばかりの、胃液と消化…

S大学の野良猫

今日はニットキャップシアターの稽古に参加。でも、勘違いで早く着きすぎた。6時からなのに、1時に精華大学に来てしまった。精華大学は京都のはずれにあるので、一旦帰るのは結構ツライ。しばらく猫と遊んだ後、大学の図書館で時間を潰した。ここは漫画学科…

時代祭

時代祭に向かう、猛者達を撮影。鎧兜って、鮮やかだわ。「練貫に鶴縫うたる直垂に、萠葱匂ひの鎧着て、鍬形打ったる甲の緒を締め、金作の太刀をはき」とは、平家物語の『敦盛最期』の段だったかしら。昔の戦は、晴々しい衣装を着けて、命がけの祭に出かける…

女優のココロ

京都大学大学院教育学研究科Aさんの実験台になる。Aさんは、役者の心理や役作りに関して研究しているらしい。防音室に入り、演技をしてビデオに撮られたり、インタビューをされたり、という調査だった。最後にアンケートもした。実は何年か前にも、Aさんの調…

ダイナマイト祖父

台風で、デパートも閉まる中、ワッハ上方へ向かう。劇団そとばこまち「ダイナマイト祖父」を観るためだ。なんばに着くと、突風でティッシュ配りの箱が倒れ、ポケットティッシュが手裏剣のように飛んでいた。身の危険を感じた。お芝居に続々と人が登場するの…

おっさん化

連日、平成女鉾清音会のメンバーと話し合っている。「女同士でいるのに、だんだんおっさん化してきた」と、役員が言い出した。「自分の大事な記念日を忘れてるねん」すると、他のメンバーが「私はひげが生えてきた」「私はひげが伸びてきた」私もおっさん化…

リ・スタート

破産宣告したK氏が、新しいお店を開店した。今日、オープニングのお祝いに行った。イタリアデザインのジャケットを和の生地(絞りや金襴緞子)でセミオーダーする店。あるいはイタリア生地で作務衣を作る店。白の帯地のドレスなども、とても素適だった。グリ…

巨大金魚

実家のパソコンを直しに、帰る。玄関で、家の金魚をパチリ。こいつは飼って8年くらいになるが、どんどん巨大化している。もう20cmはあるだろうか。人間が近寄ると、餌を求めてパクパクする。それがちょっと気持ち悪い。最近よく出没するクマは、池の鯉も食う…

秋刀魚 苦いかしょっぱいか

石原正一氏と都木淳平氏と、都木氏の家で飲む。都木氏の妻、上田友子嬢は息子を連れて帰郷中。だから、3人でさんまを焼く。脂が乗って、非常に旨い。わさび大根おろしに柚子醤油をかけて、なお旨い。クチバシの先が黄色いのは、新鮮な証拠だとか。「秋刀魚は…

男亡×の泣きぬるところ

ニットキャップシアターの「男亡者の泣きぬるところ」をアトリエ劇研に観に行く。堪能した。濃密な、熟れた、満ち足りた時間を過ごした。劇団としての、塊の力を感じた。本筋は運命に絡められた男二人の話だけど、合間の場転や楽器隊の隅々まで、意思の統一…

グッドバイちょんまげ

NHK「その時歴史が動いた」で、ちょんまげを断髪する時の日本の様子をやっていた。欧米列強に蔑まれないために、国民の髪型を変える政策だ。今から考えると、ちょんまげって変な髪形だと思うが、その頃は断髪するのにかなり抵抗があったらしい。断髪離婚や断…

深夜ミーティング

平成女鉾清音会の4役で、ミーティング。次から次へと難題がふりかかるのだ。昨日は、夜中の1時半までかかった。最後は路地で、30分くらい立ち話だった。結果、目の前の事に振り回されることなく、将来的な目標をじっくり見定めて行動しようということに…

長谷ビルのコックピット打上げ

第五長谷ビルのコックピットの打ち上げ。役者、ダンサー、詩人、美容師、道化師、映画監督、スタッフ、ビル営業マンなど様々な関係者が一堂に集う。写真は、チムチムのカッシー君が手拭いで作ってくれたあひるちゃん。今回はオフィスビルの空きテナントに劇…

新作!スニーカー

新京極でウロウロしている間に、ショッピングをしてしまった。黒皮スニーカー!!先日の公演で履きつぶしたので、早急に入り用だったのだ。前はいかつかったけど、今回は女性っぽく、きゃしゃなデザインを選びました。ホーキンス、秋の新作、黒×パールピンク!…

修学旅行の引率

青森で高校の教師をしている友達が、修学旅行の引率で京都に来ているらしい。新京極通りを、ずうずう弁を話す学生を探してうろうろする。だが見当たらず。あきらめきれず、修学旅行生の泊まっていそうな旅館を巡ってみた。そしたら、いた!!ロビーで学生が集…

ザ・コックピット

"NEXT"のザ・コックピットの楽日。幸い台風はそれたけど、足元の悪い中観に来て下さったお客様、本当にありがとうございました。ドイツ人で男性で老人(そしてハーロック)を女優が演じる、という冗談のようなお芝居を真面目に観ていただけて、なんだかひとつ…

男の世界

今日の稽古で、演出のトキ氏に「ひめさんは、どれだけ男ですか?」と聞かれた。どうやら、芝居が気持ちに切り替わってくると、外見の取り繕いが薄まってくるようだ。こんな質問はこの芝居ならではだろうなぁ、と思いながら、男度も少しアップすることにした…

ギャグを膨らませよう

今週土曜日に公演を控えた「"NEXT"のコックピット」この公演は計3回あるが、間が飛び飛びだ。前回から2週間ぶりの、あさっては本番。その間にできなかった所を克服することも可能だし、冷静になって全体を考え直すこともできる。だが演出のトキ氏は、その都…

椰子の浜辺の「蛍の光」

今公演中の”NEXTのコックピット”は戦場の一兵卒の話である。参考になるかな、と「椰子の浜辺の『蛍の光』」という本を手にとってみた。知り合いのお祖父さんが自費出版した自伝小説だ。家に遊びに行ったときにもらったのだが、今まで本棚にしまい込んだまま…

乙女心

東京の俳優、Nさんから電話があった。「京都で撮影があって来たんだけど、雨で中止になったんだ。ひめさんの予定はどう?」稽古も休みになったので、「夕方以降なら京都案内しますよ」と連絡をした。夕方、電話をしても出ない。メールにも返事がない。おかし…

血液型の嘆き

「あるある大辞典」で、血液型による相性をやっていた。幼稚園児のお絵かきでも、小学生の料理作りでも、大学生の合コンでも、相性ははっきりと表れていた。血液型占いはあんまり信用してなかったけど、コレを見るとなるほどと納得してしまう。相性1位はO型…

ICHIRO

イチロー選手が最多安打記録を更新しましたねぇ。一時期「自分は、三振をすることができないんです。どうしてもバットに球が当たってしまう。先日、空振り三振ができた。あれは嬉しかった」というコメントを発していたことがあった。常人には考えられない域…

土の会のコックピット

『土の会のコックピット』を観に、第五長谷ビルへ。『土の会』は、坂口修一氏の一人芝居だ。ゲラゲラ観たり、コール&レスポンスさせられたりしているうちに、110分が過ぎていた。終演後、グッチやグッチのお母さん達と一緒に飲みに行った。今回は一人芝居な…