ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

長谷ビルのコックピット

長谷ビルのコックピット打上げ

第五長谷ビルのコックピットの打ち上げ。役者、ダンサー、詩人、美容師、道化師、映画監督、スタッフ、ビル営業マンなど様々な関係者が一堂に集う。写真は、チムチムのカッシー君が手拭いで作ってくれたあひるちゃん。今回はオフィスビルの空きテナントに劇…

ザ・コックピット

"NEXT"のザ・コックピットの楽日。幸い台風はそれたけど、足元の悪い中観に来て下さったお客様、本当にありがとうございました。ドイツ人で男性で老人(そしてハーロック)を女優が演じる、という冗談のようなお芝居を真面目に観ていただけて、なんだかひとつ…

ギャグを膨らませよう

今週土曜日に公演を控えた「"NEXT"のコックピット」この公演は計3回あるが、間が飛び飛びだ。前回から2週間ぶりの、あさっては本番。その間にできなかった所を克服することも可能だし、冷静になって全体を考え直すこともできる。だが演出のトキ氏は、その都…

ICHIRO

イチロー選手が最多安打記録を更新しましたねぇ。一時期「自分は、三振をすることができないんです。どうしてもバットに球が当たってしまう。先日、空振り三振ができた。あれは嬉しかった」というコメントを発していたことがあった。常人には考えられない域…

土の会のコックピット

『土の会のコックピット』を観に、第五長谷ビルへ。『土の会』は、坂口修一氏の一人芝居だ。ゲラゲラ観たり、コール&レスポンスさせられたりしているうちに、110分が過ぎていた。終演後、グッチやグッチのお母さん達と一緒に飲みに行った。今回は一人芝居な…

君は天然色

今回のお芝居「NEXTのコックピット」は、1970年代から1990年代にかけての松本零士の作品がモチーフになっている。なので音楽も、漫画発表と同時代に活躍したミュージシャンの作品で統一されている。大瀧詠一だ。この人は、たくさんの名曲も書いたが、冒険も…

ヨン様

最近話題の、ヨン様こと、ペ・ヨンジュン。「ヨン様のおかげで夫に優しくなれた」とか「近所でヨン様を観る会を催している」とか「ヨン様のおかげでうつ病が治った」とか、日本女性に多大な影響を及ぼしているらしい。でも私には、どうしても、[「やさしそう…

2ステ目終了!

2回目のステージが終わった。今日は、石原正一氏や松井さん、遠坂さん、狩場氏など、演劇関係者がたくさん観に来てくれた。ちなみに前回は歌手の原田博之氏と三谷氏が来てくれた。皆さん、長い付き合いなので、忌憚のない意見を聞かせてくれる。今回のシステ…

少年漫画

昨日は帰り道、都木氏のお姉さんと一緒だった。『宇宙戦艦ヤマト』に思い入れた日々や、『デビルマン』『はみだしっこ』『海のトリトン』の話を楽しく聞いた。子供時代をとても覚えているのにも驚いたが、愛読書が男系なのも、面白い。『アタックNo.1』とか…

お通夜

"NEXT"の上田友子さんのお父様が亡くなった。稽古の後で、お通夜に行った。前から悪かったらしく、友ちゃんもご家族も覚悟はしておられたようだ。「お父さん、よそゆきの顔してるわねぇ。ふふふ」などと、雰囲気が明るかった。式の後のご馳走までよばれて、…

腹痛

精神的にキツイ稽古をした夜中、腹痛を起こした。腸がヤマタノオロチのように暴れた。上からも下からも、押し出された。それをAちゃんに話すと「疲れが溜まってるんや」と言われた。だが私には、確信がある。食当たりだ。Aちゃんにもらったイカ墨ラーメンだ…

零士キャラ

今回出演の岩井太郎氏は、見事に松本零士の登場人物型だ。私が見るところ、松本零士の漫画キャラクターには3つのタイプがある。テツローみたいな、3頭身の純日本人タイプ。ハーロックのような、男前タイプ。メーテルみたいな、まつげの長いスラリ美人タイプ…

”NEXT”のコックピット1

とうとう、”NEXTのコックピット”が、幕を開ける。トキ氏の趣味趣味ワールドは、どこまで受け入れられるのか。開演前に、座長の前説が添えられた。「今日は、僕が小学校時代にはまっていた世界を構築しました」「僕の部屋に遊びに来たつもりで、楽しんで行っ…

こっちもあさって本番

「NEXTのコックピット」公演に向けて、こちらも大詰め。スタッフのしまれい(島田麗子)が「小道具できました~」と持って来てくれた。稽古の最初の方に来て、それ以来音沙汰がなかったが、黙々と家で作ってくれていたのだ!!しかも、出来上がった品は驚くほ…

小人の世界

今日は朝からホールで稽古。コックピットのセットは、思ったより小さい。途中でダンサーの峠さんと言う方が下見に来られたが、足を上げただけでもぶつかりそうなサイズだ。客席50席限定、というのが納得できる。この空間で、どれだけワールドを広げられるか…

ファックさんごめんなさい

今日は、ホールで稽古。四条烏丸を南へ、第五長谷ビルの地下にセットが組んである。だがこのコックピットセット、いまだ建設中。ゴンゴンゴンと、いたるところでナグリ(金づち)の音が。舞台上ソデの扉を開けると、ファックさん(衛星)が「すみません」と…

第五長谷ビルのコックピット

NEXTのコックピットの芝居は、練習を重ねるうちに、我々も思ってもみなかった方向にどんどん面白くなってきた。いやぁ、これはどこにもないお芝居ですよ。よく言えば前衛的。悪く言えば実験的。でも、ロマンも深みもある。皆さんに観てほしい気持ちがどんど…

my cockpit

本番まで、1週間。今日は、「紫電」という話の稽古。松本零士のコクピットシリーズは、30年くらいにわたって連載されている。通して読むと、年代を経て、戦争に対する距離感が変わっていくのがおもしろい。90年代に入ると、絵も随分丁寧になっている。我々出…

わが青春のアルカディア

NEXTのコックピットの練習。まずは漫画を文字化して、台本に仕上げる。それで随分雰囲気が分かってきた。今日は「わが青春のアルカディア」という話を稽古する。これには、ファントム・F・ハーロックが出てくるのだ。松本零士作品には、決まった登場人物が色…

読み合わせ

公演に備えて、まずは話し合い。漫画「ザ・コクピット」を読み合わせする。一話終えて、(どうかな・・・)、という空気が漂った時、都木氏が「これは、いけますよ!思い出したけど、これ、ラジオドラマ化されたことがあるんです!」と確信の声を上げた。テ…

お芝居に出ます

”NEXT”の都木君から連絡が。お芝居出演のお誘いだ。劇団衛星企画『第五長谷ビルのコックピット』のお話だ。四条烏丸のビルに「コックピット」のセットを組み立てて、その舞台空間を他の劇団にも使わせる、という企画だ。”NEXT"は、「ザ・コクピット」という…

マクベス

台風16号到来。でもTEXTは開催される。今日は、シェイクスピアの「マクベス」マクベスが、手にかけたバンクォーの亡霊にさいなまれている時、喫茶店”白い花”のドアがチリリと鳴って、濡れ鼠の男が入ってきた。一瞬、会場が「ヒャァ」となったよ。ビンボ忍君…

怪物

久々にTEXTに参加。今日の戯曲は、アガタ・クリストフ作『怪物』原始人の部族が住んでいる村におぞましい怪物が出現。人肉を喰って巨大化するこの怪物に対して、住民の態度が変化していく。抵抗する少年主人公はあくまで戦い続けるが・・・。というお話…