ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

小屋入り

皆さんよりひと足遅れてホール入り。 今日は「家屋全壊」の場当たり。 その舞台セットの楽しい事!! 転換の鮮やかさは、ドリフ並み! 場当たりの最中、セットの冷蔵庫から突然ケーキが出てきた。 今日はニットキャップシアター プロデューサー 門脇俊輔氏の …

巨体の京大生

今回客演している森上氏(劇団ケッペキ)について語ろう。 彼の体重は、110kg。 舞の海より大きいらしい。 トトロの実写版みたいな印象だ。 彼が跳ねると、稽古場の床は抜けそうになり 彼が寝転ぶと、小山ができる。 彼が立つと、寒風をよけられる。 先日も、…

はるかの悲劇

NHK朝の連続ドラマ「風のハルカ」 予告で、 渡辺いっけいさんが咳き込んでいた。 うわぁ、お父さん、病気になってしまうんや。 はるか、婚約破棄のショックと父の看病で、ダブルしんどいやん。 と心配しながら今週の放映を見ていたら お父さん、歯磨き粉と洗…

恋芝居

『家屋全壊』の通し稽古を観劇。 こちらも劇団が舞台になっている芝居。 そして片恋の花盛り。 春らしい作品です。 終演後、荷物の梱包。 3作品分の小道具と衣装が揃うと大変な量です。 1話目で使った湯のみを 2話目で使い回したりすると、 置き場所が管理…

生活芝居

『虹のカマドウマ』の通し稽古。 観るのも楽しいけど、 演るのはもっと楽しい。 ギャグをひとつ入れたのだけど、 うまくできなかった上に こっそり練習しているところを 坂口氏や大木氏に見られていたので (あ~、ここでやるの?)とニヤニヤされ、 いたた…

劇団芝居

「喉笛のフルート」の通し稽古を見学する。 この作品は、上り調子の劇団の 勢いが出ていて愛らしい。 思えば、最初にニットの芝居を観たのも 初演の「喉笛のフルート」だった。 次回作品(「愛のテール」)に 客演が決まっていたので チームワークがいいんや…

苦力たちよ

舞台の仕掛けがすごいということは、裏方もたくさんいるわけで。 私は心の中で、 彼らを苦力(クーリー)と呼ぶ事にする。 大変な仕事をご苦労様。 今日はその苦力達にきっかけの説明。 「そこはワイドです」とか 「ニャーニャー部隊は何人?」とか 「本来の…

炎立つ

『虹のカマドウマ』の書きかえが来た!! それが、良く出来ている。 今回はダイナミックな舞台装置の仕掛けがあるのだが、それが生かされている。 今までのシーンでちらりと出た伏線もからんでいる。 面白い! 観やすい! だけど演る方はややこしい。 スタッ…

泳ぐ目

『虹のカマドウマ』の稽古で、 「目が泳いでいる」 と、劇団員(男)がダメ出しされていた。 「ストリップ劇場の最前列に行ってこい」 とアドバイスされていた。 「はぁ。 ストリッパーさんをじっと見るわけですか?」 と聞くと、 「しかも、目やで。体やな…

オモシリンピック

冬季オリンピックから目が離せない。 今回から採用された、パシュートという競技。 ♪もっとも~っとタケモット♪でお馴染の タケモトピアノCMのダンサーのような、 全身タイツの3人組が一列になってスケートをする。 日本女子チームは 3位決定戦で転倒してし…

夜中の抗争

夜中2時ごろ、 トイレの方からゴトゴト音がする。 家のトイレはガレージに面し、半分外にあるのだ。 「すわ、暴漢か?」と思うが、 こんな場合、たいていは隠れペットである。 ドッスンドッスン これはかなり大きい輩だぞ。 ガリガリガリ うわ、何かを引っか…

大敗

『虹のカマドウマ』、演出つきの稽古。 どうやら演出のお気に召さないらしい。 言葉を選びながら、ボロカス言われた。 直接私に当てているわけではないが、 共に稽古をしている者として責任を感じる。 ただ、3日前の日記であんなに調子の良い事を言ってこの…

水没した記憶の復元法

知合いが年末にインドネシアのアチェ州に行ったそうだ。 津波で水没した本や台帳の救出と修復をしたんだって。 その報告を聞きに行った。 どデカいタンカーが家を飛び越え 何キロも内陸に運ばれていたり、 現場は会議室の想像を はるかに超えますな。 濡れた…

オソロシピック

トリノって、ミラノやナガノ(長野)やフラノ(富良野)と似てるな~。 ま、3文字で最後にノがつくってだけやけどね。 それにしても女子一人乗りリュージュ、 恐ろしかった。 コースの途中で囲いにぶつかって放り出され、次々と救急車で運ばれていた。 4人に…

告白

今日は聖バレンタインデー。 いつものように3人で稽古していると、 (『虹のカマドウマ』チームは、普段みんなと別個に練習しているのだ) 朝倉詩嬢に突然告白された。 「稽古が、楽しいです」 新しい詩ちゃんがnew bornの予感だって。 良かったねぇ。 かく…

食品サンプル

「家屋全壊」の通し稽古。 とても楽しく見せてもらった。 終了後、見学に来ていた元劇団員のMJ嬢とNM嬢と飲み会。 「お芝居って楽しいなぁ」と、ごまのはえ氏。 「レストランのウィンドウに並んでいる、食品のロウ細工を作る感じ」やって。 そやね。 サービ…

岡本理事長ご逝去

祇園祭、函谷鉾保存会の理事長、岡本信男氏が亡くなった。 平成女鉾の創立から深く関わって下さり、女鉾にとっては父親のような存在だった。 女鉾への情熱も並々ならず、私も会長として、よく叱られた。 先月、新年のご挨拶に伺うと、平成女鉾について 「焦…

ボソボソボイス

ニットキャップシアターの稽古場日誌に 「『虹のカマドウマ』の稽古がメキメキ進んでいる」と書かれて恐縮である。 朝倉詩嬢に 「ここでボソッと台詞を言いたいけれど、大きい声にするとニュアンスが変わってしまう」 と相談された。 なので、ボソッとしゃべ…

石仏の世界観

稽古の合間に「家屋全壊」の稽古を見学。 面白い。 稽古風景も面白い。 客演ではあるが、 まだまだビギナーズの村岡芙実さん。 日頃からきめ細かい指導と厳しいダメ出しを受けている。 その彼女が稽古中、 石仏のように固まっていた。 「村岡さんは何を考え…

心がわりエアポート

劇団世界☆一団の「心がわりエアポート」を観に、梅田HEP HALLへ。 5人のメイン+14人のアンサンブルキャストという構成だった。 ストーリーを手っ取り早く言えば、 5人の心と体が入れ替わるお話である。 人数が人数だけに、最初は混乱する。 そのうち、心を…

溺れるものは・・・

さ来週、平成女鉾清音会の新人発表会がある。 非公開で行う、祗園囃子の演奏会だ。 私は運営の会長なぞしているが、演奏者として太鼓では一番新人だ。 だからその発表会に向けて練習、練習。 ”竹・流し”という、太鼓の見せ場になる曲があるのだが、難しい。 …

言い値

芝居の稽古を抜け出し、平成女鉾清音会へ。 今年度中に、助成金でもらった虎の子で太鼓を買うのだ。 楽器屋さんが見本を持ってきてくれた。 一丁8万円のものと、16万8千円のもの。 見比べても、聞き比べても、 断然高い方が良い! でも予算がなぁ。 と言い…

リラクゼーション

誕生日プレゼントに、友達が癒しグッズをくれた。 卵型の光る玉。 光の色が、じわじわ変わる。 お風呂に入れて使うんだって。 早速湯船に放り込んでみた。 重さがあるのでブクブク沈んだ。 電気も消して真っ暗にしてみた。 ゆっくり瞑想しようと思ったら、台…

尊敬するのは

引き続き『虹のカマドウマ』の集中稽古。 安田一平氏が「ここで何かして下さい」と要求された。 さぁどうする?!一平ちゃん。(右端) 振られたのは下ネタだけに、難しいところ。 踏ん張りどころだ!一平ちゃん。 追い詰められて火事場の馬鹿ヂカラを発揮した…

しっかり稽古

先週の日記は日曜日の出来事で水曜日までもたせてしまった。 読者には、私が遊んでばかりいるように思われているかもしれないが、 公演に向かって、地道にお稽古しています。 今週末は「虹のカマドウマ」集中稽古。 どん亀も先輩も演出も交えての 貴重な時間…

節分

節分。 下御霊神社で、火を焚いていた。 甘酒とお神酒も配っていた。 テントの中で甘酒をいただいていると、 小学生とお母さんの母娘も飲んでいた。 10歳くらいと思われる娘が 「今年の甘酒はぐっと味が良くなってる。」 としきりに言っていた。 この娘は何…

不幸の申し子

「どん亀演劇祭V3」の衣装合わせ。 で、 呼ばれて飛び出たどん亀君!! 初演、客席で彼と対面した時は衝撃でした。 白いジャージがくっきり残像でした。 今日近くで見ると、膝小僧とか、おしりの骨のところとか、ずず黒いのね。 しみじみ哀愁が漂っておりま…

カブトムシ

結婚パーティーの後は、カラオケへ。 うべんさんと斉藤君(女)と北新地で歌った。 斉藤君(女)は遊気舎の演出助手だ。 今日はカラオケのために、今まで時間つぶしをしてくれていたのだ。 紅白歌合戦であんなに感動したのに、 いざオーダーすると、よく覚え…