ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

映画撮影

東京へは、映画の撮影のために来ています。 今朝は豪徳寺にてロケ。夜までみっちりディープなシーンの撮影でした。 5年ぶりに再会した小夜ちゃんとは、今回も親子役。 すっかりいい娘さんになっていましたよ。 明日は朝5時にメイク開始なのだ。 早く寝なけれ…

東京へ

東京行きの新幹線。 今日のお弁当は柿の葉寿司。 着いたら打合せなので、ビールはナシよ。 前に座っている赤ら顔のサラリーマンが 少しうらやましい。

京都文化はイケズ二あり?!

今回の『源氏供養』の舞台は 財団法人京都市芸術文化協会の「源氏物語と京の雅び」事業の一貫だ。 並行して展覧会や茶会なども行われていた。 終演後、軽く打ち上げ。 演出の茂山あきらさんが 「今回、これほどの文化が競演できたのは、京都という土壌のおか…

お値打ち満載

今回、私達演劇チームには着付けの先生がついてくださる。 役柄に合わせて おっとりした大ママ=花散里 田舎育ちだが如才ない女=明石上 男嫌いな若い女=玉鬘 など、着付け方もちょっとずつ変えてくれる。 それぞれ、一着ウン百万は下らないらしい。 総絞り…

『源氏供養』通し稽古

『源氏供養~消えゆく露の心地して』のステージが明日・明後日に迫ってきた。 源氏物語千年紀を締めくくる事業は、 源氏を供養するのだ。 今日はリハーサルで能の『葵上』「枕の段」を観た。 能の面をつけていない役者さんのお稽古は、新鮮。 芝居チームでは…

盛りヘア

週末の舞台に備えて、ヘアメイクの研究をする。 最近は便利になったものだ。 髪型づくりやメイク法が動画で見られるのだ。 ただし、検索語が難しい。 「盛りヘアー」で調べてみた。 ”小悪魔”とか”アゲハ”の文字が踊る。 次はそんな役じゃないんだけどね。 源…

おくりびと

伯父がよっぽど薦めてくれたので、『おくりびと』を観に行く。 病気のドラマとかは、まだ生々しくて見られない。 それぞれの段階で決断したことに、色んな迷いが出てしまう。 この映画は清々しく見れた。 私に優しい映画だった。 伯父は、細かいストーリーま…

メイド・イン・高槻

京都で放浪していたが、再び高槻に戻ってしまった。 美容院の話。 高槻は「石を投げれば美容院に当たる」ほど、美容院密度が高い。 だから自然と技術が高い。 京都で希望を言うと 「お客さんの生え方では無理です」と言われた髪型でも 高槻では実現してくれ…

お坊さんと友達になる

父の葬儀でお経を唱えてくださったお坊さんが、 うちの親戚で人気者になってしまった。 「わしの時もお願いしますわ」 「わしも。遠いけど、来てくれまっか?」 など、伯父連中にお葬式の予約をされている。 「そんな縁起の悪い事おっしゃらないで。 生きて…

ウィルスの機微

母が新しいパソコンを買ったらしい。 設置と設定をしに、業者さんが来た。 停年退職したくらいの年齢の男性だ。 (接続くらい、私がやるのに・・・)と思いながら作業を見守った。 母はウィルス対策ソフト(1年間有効)もすでに購入済だ。 ただ、パソコンに…

薬にゃ負けん

中華料理を食べに、神戸元町へ。 ご一緒したのは、解剖学の元教授やお医者さんなど総勢9名。 そのうち3人は、82歳と70歳なのに、すこぶるお元気。 フカヒレの刺身をつつきながら、 「コラーゲンは摂取できるか?」などと話していたら 「現在発売されている…

四つ葉のクローバー

友人来訪。 手土産に四つ葉のクローバーを持ってきてくれた。 「職場にいっぱい生えてるねん」 持ってきてくれたことも嬉しいが、 探してくれたこと、 摘んでくれた行為を想像して、嬉しい。 しゃべっているうちに、葉っぱの頭が下がってきた。 四つ葉のクロ…

イチローがんばれ!

このところ、ニットキャップシアターの大木湖南氏とメールを交わす機会があった。 彼は必ずイチロー話題を絡ませてくる。 「イチロー、不調ですね」とか 「イチロー、打ちましたね」とか。 なんだかありがたい。 父が亡くなってから、野球を始めスポーツ全般…

文化人の競演

「源氏供養」のリハーサル。 たくさん人がいる。 一般の見学の方と思いきや その人が歌う歌の、素晴らしい声の伸び! 筆を握って、すらすら生み出す字の美しさ! トウシューズで回転する、優雅さ! 今まで演劇パートしか顔を合わせていなかったが、 全貌はこ…

鉦感覚

平成女鉾清音会の、特訓デー。 この特訓は、一部の者にしか知らされていない。 先輩が次のパート(太鼓・笛)に羽化するための、しごきなのである。 今日は鉦方がいなかったので、私が叩いた。 かれこれ5~6年ぶりの、鉦叩き。 むちゃくちゃ刺激的だった。 …

グロリア

父の戸籍をたどると、 ひいじいちゃんは「日詰栄松」だった事が判明した。 「栄松」→「栄三」→「千栄」と、「栄」の字は継がれてきたのだ。 今、親戚の名前は「吾」が主流なのだが、 新しい歴史発見に、胸が躍る。 一度、ごまのはえ氏が機嫌の悪い時に 「そ…

裸のつき合い

実家の近くに、スーパー銭湯がある。 私が湯舟につかっていると、高校生くらいの二人組が入ってきた。 「その爪むっちゃかわいい~」などと、褒めあっている。 そのうち一人が「私、右と左の目の大きさが違うねん」 「いつもアイプチ使ってるねん」と告白し…

三途の川クイズ

父の四十九日法要。 部屋の引き戸をはずして、キャパシティが一挙に広がった! ぎゅうぎゅうの参列者に、お坊さんのお経の声も自然と高まる。 お経の合間には、クイズコーナー。 「三途の川」の「三」は、3つの何を意味するか?という問題。 1.日数 2.人数 …

忌中の気

平成女鉾清音会の稽古。 私はまだ忌明けしていないので、太鼓には触らない。 でも口は出す。 前回の新人発表会を踏まえて、 「元気出せ!」と気合を入れる。 気づけば、忌中の私が一番気を吐いていた。 指揮者のように手振り身振り声かけ。 まぁ太鼓叩きなが…

イボイボ軍手

ここ3日くらい、肉体労働が続いている。 本の移動である。 活躍するのはイボイボ軍手。 ふと見ると、Aちゃんの手がこんな事になっていた。 Aちゃんは上司に 「ちゃんと見てはめや」と怒られていた。 Aちゃんにあの軍手を渡したのは私だ。 3足を3人に配った…

ピチピチスプリング

スプリングコートを買った。 丈が長め、スリムなシルエットのデニム地のものだ。 こんなのほしかったの。 ワンピースの上にもカッコよく羽織れそう。 だが、スリムすぎた。 チャックが閉まらない。 ベストを脱いで、シャツ1枚になっても、キッチキチ。 おか…

スパム生活

昨日の試写会には、脚本の三谷昌登氏も来る予定だった。 だが、ドラマに演出に、何かと忙しい三谷氏。 当日キャンセルになってしまった。 昨日は食事の用意も万端整えていたのだ。 三谷氏は外見通り、よく食べる。 そんな彼のために、3人分以上の量を用意し…

コメディ考

去年12月に行った2人芝居 『うたとコメディ』のDVDを持って、原田博行氏来訪。 パソコンで、試写会を開催。 いやぁずいぶん忘れているもんで、お客さんの気持ちで新鮮に楽しむ。 展開がてんこもりで、引き込まれる。 (ひどいなぁ)と思っていた女優役の…

夜の子ども

実家に帰ると、最近は母と枕を並べて寝ている。 同じ部屋に寝る方が、暖房も効率がいいから。 だけじゃない。 昨日は心細くなって2度も起こしてしまった。 一度目は、誰かが入って来たような気がしたから。 玄関で、ガサゴゾ音がしたのだ。 パソコンを打って…

ぶんぶく茶釜

来週は、父の四十九日の法要をする。 親戚が25人集まる。 決して大家族ではない我が家にとっては、大ゴトである。 靴の置き場の確保、コートかけの確保、 仏壇の配置、棚の移動、電気傘の掃除、ホットカーペットの調達。 父の看病直後のドタバタでは(しょう…

声紋都市ー父への手紙

マレビトの会『声紋都市ー父への手紙』を観に、伊丹アイホールへ。 今回は作・演出の松田正隆さんが、 ”私なりの方策で父を弔いたい”と、作った演劇らしい。 芸術性が高い、というか、いわゆるアングラな劇団だけど 誰よりも、最近父を亡くした私が、作品の声…

隠れ家メモ

グルメのAちゃんが真剣な表情でパソコンに向かっている時 それは十中八、九、おいしい店情報だ。 そんなAちゃんが「行きたい」と言ったお店に行きました。 『コリス』という京都の洋食屋さん。 東山青少年活動センターに行く時、私はいつも前を通っていたの…

所作の極意

『源氏供養』の私達の衣装は、着物である。 着物博物館から上等な一品をお借りできるらしい。 貴重な衣装を傷つけてはいけない。 また、着物所作にも慣れておかねばならない。 稽古は浴衣で行う。 以前、明神慈さんのワークショップで習った 「くのいち講座…

ウンチョスの木

父が亡くなってから葬儀までの間、 親戚がひっきりなしに家を訪れてくれ、とてもありがたかった。 が、皆が困った事があった。 トイレが流れにくいのだ。 一旦、あふれるかと思うくらい水がたまり、 少しずつ吸い込まれてはまた出てくる。 これはいつか溢れ…

耳回りの配線

花粉が舞い散るこの頃は、 耳の形がありがたい。 耳あっての予防対策。 ただし、装着の順番がややこしい。 1.イヤホン 2.マスク 3.メガネ 4.耳あて この順でつけないと、 耳あてして また外して メガネかけて 耳あてして また外して マスクして 耳あてして …