ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ウィルスの機微

母が新しいパソコンを買ったらしい。
設置と設定をしに、業者さんが来た。
停年退職したくらいの年齢の男性だ。
(接続くらい、私がやるのに・・・)と思いながら作業を見守った。

母はウィルス対策ソフト(1年間有効)もすでに購入済だ。
ただ、パソコンには90日間お試しのウィルス対策がすでにセットされている。
「それはまだ入れなくていいです」とお断りした。

作業が終わり、
「この書類にハンコ押してください」と、提示された請求書には
基本設定7800円。
プリンター設定2000円。
ウィルス対策設定3800円。
と書いてあった。

「えっ?ウィルス対策の設定はしてないのにお金払うんですか?」
「これはクレジットですでにお支払済なんです」
むむむむむ

「それに『筆ぐるめ』も使えるようにしたし、これはサービスですよ」
そんなん、デスクトップにアイコンを作っただけやん。
むむむむむむむむ

おいしいコーヒーなんか、淹れなきゃよかった。

だがコーヒーを飲んだ後、業者さんが
「でもこれ、ウィルス対策設定の代金はもらうわけにはいかんなぁ」と口を開いた。
「知らんと思ってだまし打ちしたみたいやもんなぁ」

そ、そうですよねぇ!

「電話しよっと」と、電気屋に電話してくれた。
どうやら返金OKらしい。
「(90日間お試しを知らせた事を)叱られちゃいました」と言っていた。
いえいえ、あなたは信用や顧客や、お金に変えられない色んな物を手に入れましたよ。

ようし、WindowsVista、実家でも楽しむぞ!