ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

奉納囃子2010

平成女鉾清音会の、八坂神社での奉納囃子。 「あっつ~」と、汗の流れる一日だったけど風も吹いて心地よかった。 2部と3部の間に、八坂神社の舞殿から挨拶をさせていただいた。 視界に、入院しているはずの知人が見えた。 「あっ」と驚いて言葉が詰まりそう…

祭囃子

平成女鉾清音会による、八坂神社での奉納囃子の前日。 会長として、以下の演説をした。 私達がやっているのは、祭囃子です。 プロの仕事ではない。町衆が集ってやる囃子。 神様にも人にも喜ばれたいけど、まずは自分達が楽しむ事です。 それを見て、(楽しそ…

鉾を動かす人たち

祇園祭、函谷鉾の反省会に出席。 吉符入りから数えて29日。 こちらの祇園祭はこの会を持って今年の祇園祭がひと区切り。 保存会理事さん、囃子方さん、曳き方さん、企業さん・・・。 色んな人が関係して、鉾は動くのだ。 車方さん、手伝い方さん、大工方さん…

がんは治る

同い年の友人が、胃がんで緊急入院したらしい。 京都市内の病院へ、お見舞い。 私の父は、肺がんが原因で亡くなってしまったが 同い年の友達K嬢は、同じ時期に子宮と肝臓がんの手術をして、今はとても元気だ。 2人の違いは何やろう…。 その謎が解ければ、今…

野球を読む

『野球狂の詩子』の稽古で大阪へ。 今日は、2002初演の台本の読み合わせ。 がっつり野球やっとるなぁ~。 いっぺん出演したはずなのに、 とっても新鮮に感じましたよ。 それにしてもようやったなぁ~。 野球狂の詩、ドカベン、巨人の星、侍ジャイアンツ、タ…

浴衣練習

平成女鉾清音会の浴衣練習会。 私達は通常、普段着で稽古しているのだが 祇園祭期間中だし、浴衣を着てお稽古してみよう、という回。 奉納囃子のPRをこめて、プレスなど関係者も見学に招待する。 今日は、本番に参加しないO嬢が前から見ていた。 1回目の囃子…

誰だ?!

家から少し遠いスーパーで買い物をしていると 「日詰さん!」と声をかけられた。 振り返ると、妊婦さんがニコニコ。 とっさに誰か、分からない。 妊婦「お久しぶりです~」 私「久しぶりやね~」 妊婦「私、こんなんなっちゃってて」 私(お腹を触りながら)…

妖怪バス

今日は、前々から楽しみにしていた、寿司屋で会席を食べる日。 カンカン照りだけど、浴衣にしよう。 大粒の汗をかきながら、張り切って着たはいいものの、 帯を締めている時点でゴロゴロと天の音。 家を出る頃には、嵐。 雷はバリバリ、空を引き裂くように音…

サンプリングデイ

Sundayの『サンプリングデイ』を観に、なんば精華小劇場へ。 100人くらいのある一日の一部分をサンプリングのように取り出すお芝居。 お芝居というより、 コントというより、 交差点ですれ違いに耳にする程度に流れていく。 その言葉を口にするには、その人…

そんきょ

石原正一ショー『野球狂の詩子』にむけての稽古開始。 暑い中向かった稽古場は、もっと暑かった。 女子が汗だくでビーチボールを蹴っていた。 それからストレッチやゲームを経て 石原所長による、野球のルール解説。 「ドカベンの山田太郎は、阪神電車に蹲踞…

女の祇園囃子

7月最終日に、平成女鉾清音会の晴れの舞台がある。 八坂神社で祇園囃子を奏でるのだ。 山鉾巡行も終わり、本日より我々の稽古開始! 約3回の集中稽古で仕上げねばならない。 宵山期間中、厄除けのちまきを授与しながら さんざん他の鉾の囃子を聞いたメンバー…

カゴ型エコバッグ

日本のスーパーのレジ係さんのワザは、世界に誇れると思う。 重いものや柔らかいものを区別して、清算用のカゴにきっちり納めてくれる。 賢くて丁寧。 なのに自分で袋に移す時、いつもぐちゃっとなって残念だった。 だから、とうとう買ったよ。 ♪タラリラッ…

うちのロボ

出かけようとしたら、自転車がパンクしていた。 自転車屋に持って行くと 「あぁ、後輪がすり減って、これは寿命ですね」と言われた。 パンクを直してもらう間、新しい自転車を見た。 最近のはすごいね。 ・暗くなると、自動で点灯するライト、 ・低身長でも…

生きる

昔の仲間の訃報を知る。 華奢な容姿だけど、しっかり者だった。 しっかりと、色んなものを整理し、遺書を書いて旅立ったらしい。 祇園祭で足はパンパンなのに、 色々、色々考えて眠れない。 好きなバンドがこれからどんな歌を出すか おいしいものが食べられ…

エンヤラヤー

山鉾巡行の日は、昨日までのジメジメが嘘のようなピーカン晴れ! 懸装品を覆っていたビニールが取れて、色も鮮やか。 目の前には見事な動く美術館。 沿道を歩いている大船鉾の理事さんにお会いした。 大船鉾は、応仁の乱(1467)、天明の大火(1788)と火事…

ラジオ「らくらく5」に出演

祇園祭のことを話してほしいと FM79.7MHz 京都三条ラジオカフェ 「らくらく5(ファイブ)」 に平成女鉾清音会が出演。 メンバーは鉦方Y嬢と笛方O嬢、太鼓方私の合計3人。 私とO嬢は去年に引き続いての出演。 パーソナリティーの遠藤さんは、開けて…

祇園祭宵宵山鉾町のプチ中継

雨のせいで、宵宵山の人出は、いつもの1/4らしい。 道はそこそこすいていて、山鉾廻りも順調である。 山鉾や屏風祭を研究しながらも 室町かいわいの着物問屋さんが放出する商品のチェックは欠かせない。 今年は下駄が900円で売っている。 底値は500円。 雨で…

屏風祭

雨にたたられながらも、行ってみれば四条界隈は祭まっさかり! 今日は屏風祭をしておられる町家にお邪魔しました。 宵山の期間中、家によっては 収蔵しているお宝(屏風や甲冑、小袖など)を飾り 祇園祭の花、日扇を活け 表の格子を外して観賞できるしつらい…

雨の浴衣

祇園祭、宵宵宵宵山。 色んな山鉾にお邪魔するには、人出の少ない今日が狙い目。 だけど、ザンザン振り。 前日に4着の浴衣をアイロンしたのはいいけれど セレクトに、非常に迷う。 ・雨天を歩き回るという点で、勝負浴衣は却下 ・濡れると透けるので、白地の…

つけ麺の解

つけ麺専門のお店にAちゃんと行く。 つけ麺を食べるのは3回目くらいだけど、未だによくわからない。 アツアツのスープに、冷めた麺をからませるのが理解できないのだ。 食べているうちに、どんどんぬるくなってしまうではないか。 熱いものは、アツアツで食…

ハートの榊

今日は、鉾建て。 前日から泊まりに来ている友達を起こして、四条烏丸へ! 11時に到着したら、お目当ての作業は終っていた。 やりたかったのは、函谷鉾の榊に御幣をつける作業。 その御幣を作るのを手伝ったのも、我ら平成女鉾清音会。 真柱が横倒しになって…

お迎え提灯

今日は、祇園祭のお迎え提灯。 夜に行われる「神輿洗式」のお神輿を迎えるため、 万灯会有志が、それぞれの提灯を立てて巡行する行事です。 来客の予定だけど、我慢できなくて飛び出す。 向かったのは、京都市役所。 行列はここで一旦休憩し、舞を披露する。…

ノクターンだった猫

ニットキャップシアターの『ノクターンだった猫』を観に、 なんば精華小劇場へ。 座長のごまのはえ氏は、このたび結婚を決意したらしい。 近況は知らないではなかったが 座席に置かれたパンフレットに、「結婚記念公演」とある。 プライベートをわざわざ演劇…

ボルテックス・パワー

最近、1か月ぶりくらいで会う人に、 「雰囲気が変わったね」と言われることが多い。 N嬢には、「桃花期が来たのよ」と言われ S店の人には「いいことあったんじゃない?」とからかわれた。 だが思い当たる事はない。 「髪型のせいじゃない?」 「今日の服がい…

ガス室

1階に到着したエレベーターに乗った途端、クサかった。 言わないでおこうと思ったけど、黙っていられない臭さだ。 というか最初に乗り込んだから、黙っていたら私が疑われる。 ドアが閉まった途端、「臭っ」と言ったら Aちゃんが「何これ?ヌカの匂い?」と…

水と銀貨

名水で有名な、梨の木神社の入口には3台の自動販売機がある。 奥まで行けばおいしい水が手に入るのに。 設置している意図がよくわからない。 が、どうしても時間がなくて、手前の自動販売機でドリンクを購入した。 う~ん、こういう時のためにあったのね。 3…

涼しい音は冷やすな

京都の中京・下京界隈は2階囃子の季節。 夕方通りを歩くと、各鉾宿からコンチキチンの祇園囃子が聞こえてきます。 鉦の音、太鼓の締め方、メロディ。 山鉾によって、祇園囃子は違うのです。 それを聞きわけるのも、楽しい。 ある鉾は、鉦の音が、去年に比べ…

せりふのないガラスの動物園

トリコAの『せりふのないガラスの動物園』を観に、アトリエ劇研へ。 テネシー・ウィリアムズの代表作だが、すっかり原作の筋を忘れてしまっている。 なのに、 せりふがない とか 『ガラスの動物園』を解体して好きなところだけ膨らまして、好きな様に立体化…

図書館シアター

来週、看護学科生の授業を演劇でやることになった。 ビデオを見せても退屈する学生がいるからだ。 出演者は、大学の図書館員。 芝居に映像、人形劇を組み合わせる。 去年のシナリオに改訂を加えて、より実験的な試みも行った。 主役の看護学科生は、あえて50…

お道具

祇園囃子と言えば、コンチキチンの鉦の音。 鉦を叩くのは、鉦すりという道具。 頭は鹿の角、持ち手は鯨のヒゲ(今はセラミック)でできている。 鉦を力いっぱい叩くと、衝撃で、よく頭の部分が飛んでしまう。 「修理するのも稽古のうち」と言われ、 私が鉦方…