ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

サンプリングデイ

Sundayの『サンプリングデイ』を観に、なんば精華小劇場へ。
100人くらいのある一日の一部分をサンプリングのように取り出すお芝居。
お芝居というより、
コントというより、
交差点ですれ違いに耳にする程度に流れていく。

その言葉を口にするには、その人なりの背景があって
それが人から人へ伝わる間にまたドラマがあって
失くした目覚まし時計が出てきたり
ブルースウィリスに誕生日を祝われたりする。

今日、すれ違ったいろんな人に思いを馳せた。

「明日退院なんです」と出て行った利用者も、
いつもロトの当選番号を見に来るひつこいおっちゃんも
電車でクラブの話をしていた高校生も
ツイッターの中にも
市井の人の日常がある。

帰りの電車で、リンボーダンスの途中みたいに
折畳まって仰向けに寝ている酔っ払いがいた。

お芝居より芝居っぽい。
みんな、愛おしい。
面白いなぁ、世間は。
平和やなぁ、気分は。