ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

田島征彦「祇園祭」型染めの世界 出版記念展

田島征彦さんの展示を観に、ギャラリーヒルゲートへ。 『祇園祭』のテーマで色んな角度から祭の行事を版画で描いている。 なぜか祭関係者は黒くて 一般の人は白い。 曳き初めでは、一般の人も曵くので、黒い人と白い人が混ざっている。 私が買うならこの作品…

こんなにもお茶が美味い

こんなにも読んだ後

次回出演、ニットキャップシアターの『こんなにもお茶が美味い』の第一稿読み通し。 各所に飛び出すギャグ 文芸作品のような繊細な心の機微 ドラマチックな急展開 推理小説のようなミステリー 一言で言えない、読後感。 濃密な1時間23分。 いやぁ作家のごま…

はひふのスタッフ作業

「はひふのか」の次回公演タイトルが決定したので、チラシ作り。 この集団は、ほとんどの作業がメンバーによるスキルで補われている。 衣装、舞台美術、音源製作、舞台監督などスタッフ作業 チケット管理、HPやFB管理、情宣など制作業務 ケータリング(稽古…

提灯の落としドコロ

祇園祭K鉾町の反省会。 今年は台風接近のため、提灯落としを中止した。 宵山の鉾囃子が終わった後、駒型提灯が消えて一斉に落ちる、という行事。 「何時からやりますか?」など 問合せが非常に多かったらしい。 そもそもはアルバイトに来ていた学生が始めた…

マイムは黙劇

次回公演にはマイムの技術が必要、とのことで いいむろなおきセンセイによる、マイム講座を受講。 いいむろ氏は、マルセル・マルソーさんの弟子なのだそうだ。 マイマー(マイムをする人)は寡黙なのかな、と思っていたら、とてもお話が上手。 ・マイムでは…

奉納囃子2015

平成女鉾清音会の祇園囃子奉納。 今年は吉符入り、宵山、前祭巡行と雨が多かったけれど 私達の本番は、カンカンに良い天気! 高い気温に、太鼓を叩きながら、(もうだめだ)と気が遠くなる瞬間が何度か訪れました。 でも、上席で太鼓を叩く先輩の集中力に必…

バケモノの子

映画『バケモノの子」を観賞。 親子の感動モノかと思ってハンカチを握り締めて見たのだけど 青春モノであり、戦闘モノでもあった。 バケモノの村は案外愛らしくて平和。 それより人間の方が危険だった。 心の闇を抱えた少年は、渋谷の町もなぎ倒す! 心の闇…

後祭り巡行2015

祇園祭の後祭り山鉾巡行。 後祭りは、山鉾10基。 囃子があるのは南観音山、北観音山、大船鉾と、3基のみ。 最初の方は割と静か・・・と思いきや、 役行者山のほら貝がボォオーと鳴り響いたり くじ改めの場所で、山鉾説明のアナウンスが入ったりで 結構にぎや…

暴れ観音2015

山鉾巡行後祭の宵山の夜中23時半頃。 終電もあきらめるか、お町内の方しか見られないという 南観音山の暴れ観音を見ました。 今年は町会所が改装中のため、1階にお祀りされていた観音様。 ライトアップもあって、神々しい。 それが宵山、日和神楽帰りの囃子…

女鉾の髪に三輪

さぁ、7月26日(日)に向けて、平成女鉾清音会の囃子を磨くぞ! そこへ嬉しい応援が! 賛助会員のAさまより、髪飾りの差入れ! それも40個分!! 白と紫の花が3つついた、上品で可憐な櫛。 ひとつひとつ、とても丁寧に作られています。 Aさまは、日本人形や貼り…

祭の縁

前祭が終わったら、祇園祭山鉾巡行の後祭り。 宵宵宵山を巡ります。 去年復活した大船鉾に続き、 休み山の鷹山にも復興の兆し。 囃子方が芸術センターのグラウンドで囃子を奏でておられました。 1年目とは思えない、しっかりした祇園囃子! 色々巡って、ひと…

デモでも

女子校時代の友人より連絡。 Y「16時に百万遍に行かへん?」 私「何するの?」 Y「デモ」 私「デモってプラカード持って歩くの?」 Y「プラカードはネットで入手できるみたい。詳しくはこれ(ネットにリンク)」 「国際平和支援法」と10本の戦争関連法を変更…

マッドマックス

レイトショーで「マッドマックス 怒りのデスロード」を観賞。 悪の支配する砦から出て、帰る話。 核戦争後の設定で、 出てくる人は、みんなどこか身体がおかしい。 改造車で砂漠を失踪する。 で、とにかく、闘う。 闘い続ける。 車の前面には、クレイジーな…

10月出演のお知らせ

10月に控えた公演の稽古始め。 次は久々のニットキャップシアターへの出演。 最近のニットキャップシアターのお芝居は 民族楽器で奏でる音楽と身体を使った芸術的な表現が多かった。 1ページ作るのに、何週間もかけていたとか。 観る分には楽しいけど、演る…

蜘蛛の巣巡行

「小雨決行、大雨強行」 と、言われる山鉾巡行。 前祭の巡行が行われるかどうかは、朝5時半に祇園祭山鉾連合会から発表されるとのこと。 夜中から天気予報を見ていたけれど、 台風の直撃は避けられそう。 暴風雨警報も出なさそう。 で、朝一番に巡行決定のニ…

嵐の近づく宵山

台風が直撃しそうな前祭。 暴風雨に備えて 懸装品を外したり 鉾にレインコートを着せたり。 駒形提灯を外したら、囃子方がよく見えます。 函谷鉾では提灯落としと日和神楽を取りやめて 歩行者天国のギリギリ23時まで囃子を高らかに奏でていました。 珍しい光…

外国語の注意書き

祇園祭が前後に分かれて、お客さんが減るかなぁと思ったけれど びっくりするほどたくさんの人が繰り出してくる。 観光都市世界ランキングで京都が2年連続1位に選ばれたことも関係しているのだろうか。 アメリカの大手旅行雑誌「TRAVEL+LEISURE」ってなんじ…

したたりとちまき

浴衣を着て祇園祭へ千度参り。 菊水鉾で巫女姿の女性とお話。 「したたり」は寒天と羊羹の間の和菓子。 能の演目から来ています。 「菊の露の滴りを飲んで700歳の長寿を得た」などと聞いているうちに、買ってしまいました。 1100円。 岩戸山で食べられる粽を…

四条通の障害物と鉾

2015の祇園祭、鉾囃子が始まった! 今年は、四条通りが歩道の拡幅工事中。 歩道中央に取り残された変圧器の収蔵庫や柵に、「障害物有」の張り紙。 歩行者天国や日和神楽、鉾の巡行と、何かと危ないもんね~。 ドローンも禁止されていた。 あと、外国人観光客…

アースキャラバン

アースキャラバンの催しへ。 昼の部は、「は・ひ・ふのか」の原田氏が司会していたらしいが、 炎天下の円山公園は、想像するだけで倒れそうだったので、 夕暮れの知恩院山門でのコンサートを観に行った。 このキャラバン、原爆の火をエルサレムに運ぶらしい…

竜宮水

先日伺った、「祇園祭おさらいの会」 いろんな文献を照らしあわせて、祇園祭に関する伝承や通説を検証する。 その一つに「竜宮水」の謎があった。 八坂神社の社殿の下に池があるという噂。 井上頼寿「京都民俗志」(1933)や 鈴木日出年「祇園祭と八坂神社」…

清涼寺

清涼寺というお寺は、嵯峨の釈迦堂という名前で知られているらしい。 庭を歩いていると、お経を読む声が聞こえてきた。 どこかで読経されてるんだわ、と神妙に近づく。 小道の先にお堂が見えてきた。 お堂の前に3人の中華風の像が鎮座されている。 その中に…

祇園囃子記

7月に入って、祇園祭は二階囃子の時期。 町会所や鉾宿の二階から囃子方が稽古するのが聞こえてくる。 囃子の稽古は、大体二階で行われる。 鉾が建つと、橋掛かりから渡ったりできるので便利なのだろう。 一階は山鉾町の方々が、粽を作ったり会議をしたりの場…

水ナスの漬物

水ナスは今が旬らしい。 泉州の名産、水ナスの漬物をいただいた。 野菜はぷりっと大きい印象だけど 糠から出してくると、ちょっとしぼんでいる。 パクッっといただくと、おいしい~!! さっぱりと、あっさりとしょっぱい。 そしてコクがある。 歯切れも良い。…

フットネイル

足の指に、ジェルネイルを施してもらった。 「ジェルネイル」は、普通のマニキュアとは違うらしい。 定着しやすいように、わざわざ爪に傷をつける。 そして光で乾かす。 マニキュアに比べて、落ちにくいらしい。 ということは落とす時も、プロの手が必要だそ…

どろんこ遊び

妹親子と公園に行く。 甥っ子はブランコの下に水たまりができているのをいち早く見つける。 そこから、耕す耕す。 ぐっちゃぐっちゃこねくり回して 手も足も服も顔も泥ハネだらけ。 妹や私も泥ハネをくらう。 あっという間に固い地面がドロドロに。 妹いわく…

アドバンスド・スタイル

映画「アドバンスド・スタイル」を鑑賞。 60歳~100歳代の、NYで暮らすおしゃれな女性達を追った番組。 色んな人が紹介された。 オフ・ブロードウェイでブティックを経営しているおしゃべりな店主。 フランスで雑誌の編集をしていた上品なマダム。 アポロシ…

三宅先生の浴衣レッスン

平成女鉾清音会でお招きして 三宅てる乃先生による、浴衣着付け教室。 三宅先生は、山口百恵さん、桜田淳子さん、松田聖子さん、中森明菜さんなど、歴代のアイドル達に着付けをしてこられたそうだ。 でも一度として同じ帯の結び方をしたことがないんだって。…

トロッコ列車と馬車の旅

妹一家と、家族小旅行。 電車好きな甥っ子(2歳)へのサービスプラン。 1.まずは嵐電に乗る。 2.嵐電嵯峨駅に着いたら、嵯峨野ジオラマ京都JAPANへ連れて行く。 3.嵯峨野駅から、電車を見る。 4.トロッコ列車に乗る。 5.亀岡駅で保津峡下りをする(増水で運…