アースキャラバンの催しへ。
昼の部は、「は・ひ・ふのか」の原田氏が司会していたらしいが、
炎天下の円山公園は、想像するだけで倒れそうだったので、
夕暮れの知恩院山門でのコンサートを観に行った。
このキャラバン、原爆の火をエルサレムに運ぶらしい。
広島から自転車で運んできて、京都の次は東京でステージを行うとか。
縦笛やインディアンの楽器、シタールなど、アンビエントなミュージックであった。
仏教、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の信者が平和について語っていた。
マイケル・ジャクソンやエリック・クラプトンの作詞家、クリス・モズデル氏による力強い詩の朗読もあった。
出演者の一人は、以前アメリカに原爆の火を運んだらしい。
その時、ナバホ族(インディアン)の方に
「原爆のウランは、ここで採掘された。自分達も知らないうちに関わってしまった。
だからその火をこの大地に返させてほしい。
ウランは地球に含まれている、いわば母親の内臓だ。
ウラン自体に罪はない。それで爆弾を作るのは人間だ」
というような話をされたそうだ。
この火は保存された当初、恨みや怒りのこもった対象として守られてきたけれど
保管した方が亡くなる時、平和の象徴として守るものに変わって行ったとも言っていた。
日暮れと共に、いい感じに昼の火照りも鎮まりました。