ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

日はうらら

春うららに誘われ、家族で伏見へ。 十石舟に乗り、小川をさらさら。 最近の私は小川めぐりに目がない。 だが好きなだけに少し厳しい。 十石舟は説明が女性の声のテープだった。 保津川下りや松江城お堀めぐりに比べ、 船頭さんがあまり積極的に案内してくれ…

八坂はん

京都、八坂神社へ平成女鉾清音会会長就任のご挨拶に伺う。 禰宜さんと、2時間ほど雑談。 神社は、皆さんウェルカムなところ。 特に八坂神社は夜も閉めず、 提灯や灯篭にも明かりがついている。 花見や花灯路もあるし、 何てったって場所がいい。 さぞかしト…

見知らぬメル友

共演者の西村頼子さんに、私は2回メールを送ったのだ。 2通目は「明日、自主練習どうしますか?」という内容。 夜中、返事が来た。 「アドレス間違えているみたいですよ。前にも遅れますという内容のメールが間違えて届きました。もう一度送信先アドレスを確…

テネシーと吉本

「語られざるもの」の稽古が本格的に始まる。 今回私が演じるグレイスには、今田耕司の要素が必要らしい。 相手役(=ダウンタウン)がえげつなくボケるのを、うまくかわさねばならない。 前回「バイロン卿の恋文」は、ダウンタウンの松ちゃんがモデルだった…

個人情報

携帯を変えてメールが楽になった。 変換すると、よく使う漢字を優先してくれるだけでなく、 その次に続く言葉まで予想してくれるのだ。 知人(働くお母さん)は 「せ」と打つと「洗濯物」と表示され、 それを選択すると「入れといて」と出るらしい。 つまり…

姑獲鳥の夏

次回公演の参考になるかなと、なんとなく 「姑獲鳥の夏」<ウブメノナツ>のDVDを借りた。 でも内容が恐そうなので、近所の友達に声をかけた。 カウチポテトの準備を整えたにも関わらず、収穫はなし。 「そんなに恐くないらしいよ」というアドバイスも頂…

うっかり会長

総会前日は夜遅くまでメーリングリストやFAXが飛び交い、 ギリギリまで書類の修正をした。 今年度も、1000通くらいのメールが行き交った。 当日は早く目が覚め、スーツを着て出かける。 「今日はすがすがしく会議を進めましょう」と最終メールを送る。 そこ…

同行5名

明日の平成女鉾清音会の総会に向けて準備。 会則の見直し、予算決算、前年度活動報告、今年度年間予定など、 見慣れぬ文や数字とにらめっこ。 おまけに明日は新年度の会長が決まる日。 おかげさまで、何人かに推薦をいただいた。 自分のやっている仕事に 評…

『徹子の部屋』ならぬ・・・

今日は原田博行氏のソロライブ。 所用があって、ライブハウスへ会いに行く。 でも今日は後の予定があり、 本番は見れないのだ。 楽屋で話していると、新たな来訪者。 原田氏の、元・教え子だそうだ。 「時間が空いたのでお話しに来たんです。 でもライブは見…

ボス!

”NEXT"HPでも明らかにされたが、 『語られざるもの』の相手役は、西村頼子さん。 劇団そとばこまち時代からの先輩である。 劇団に入団した18歳の時から、 私にとって頼子さんは大先輩だった。 劇団を辞めて5年。 久しぶりに共演する劇団の先輩との稽古は、 …

キャスティング

次回公演"NEXT"の「American Blues Festival」(メイプロ) に向けて稽古開始。 おなじみテネシー・ウィリアムズ短編集。 今回は『語られざるもの』に出演する。 2003年に上演した、二人芝居の再演である。 当時も試行錯誤の末、なかなか充実した舞台ができ…

960の瞳

中学からの友達とネパール料理を食べに行く。 Mは文字が見えにくいと、メニューを離して見ている。 「老眼みたい」と言うと 「今日は朝から480人の子どもの目を見てきてんもん」と言う。 Mは眼科医なのだ。 医者の不養生と言うか、職業病と言うか。 3人でタ…

桜情緒

先週実家に帰り、両親と桜公園に散歩に行った。 田んぼにネギ坊主があったり、遠くから見る山がピンクだったり、 のどかな春景色。 「そう言えば大河ドラマで、新撰組の近藤勇が首を切られる時、 差し出した小川にアメンボやおたまじゃくしが泳いでいたよね…

抜け!

お囃子の稽古。 その後、ドキュメンタリー映像作家の 長岡野亜さんとお話。 「楽器って、力を抜くと良い音が出ますよね」 と言われた。 そう!そうなんです! 楽器だけじゃない、声も、演技も、生活も! 力抜いて 集中して 最近やっと、それができそうな境地…

さらば、サルマタンX

「さらば、サルマタンX」を観に、shin-biへ。 いやぁ、笑った、笑った。 板橋薔薇之介氏を知っている者にとっては、 たまらなく面白かった。 薔薇氏はニットキャップシアターの創立メンバーで、大学時代からごまのはえ氏や大木湖南氏と共に濃い日々を過ごし…

満点パパ

詩人、Sさんの送別会。 詩人には言葉をプレゼントしようと、皆で色紙を用意する。 真ん中にSさんの似顔絵を書いてくれと所望される。 私はそっちの方の才能はないが、 思い切りが良いので、たまに頼まれるのだ。 今日も、一発勝負。 マジックで一筆書き。 で…

うわさの姫子

15年来の担当美容師さんが独立したので、お店拝見に。 とは言っても、髪を切るのは1年3ヶ月ぶり。 去年は公演ごとに、演出に 「そのロングを生かす方向で」 と言われて、機会を失っていたのだ。 新しいお店は、こじんまりしてくつろげる雰囲気。 お水に塩素…

薔薇の花道

衣装と小道具を提供するついでに、 ニットキャップシアターの『さらば、サルマタンX』の稽古を見学。 ヒーローのサルマタンこと板橋薔薇之介氏、異彩を放っていた。 下ネタの花道を、堂々と歩いていた。 薔薇之介氏は、この芝居をもってニットキャップシアタ…

料理人の腕

料理家のケンタロウさんをNHK教育で観た。 「きょうの料理」ケンタロウのひとりごはんという番組。 春キャベツのメニューを4品紹介してくれた。 調理中に流す音楽も選曲していた。 山崎まさよしのインストゥルメンタル。 すごく良さそうだったけど、 かかっ…

雨天炎天

村上春樹の『雨天炎天』を読んでいる。 平成2年に発行された、 ギリシャとトルコの紀行文だ。 ちょうどギリシャ編を読み終わった頃、 トルコ人のオズさんに出会った。 (今読んでいる本が)「明日からトルコへ行く」 と言うと、とても喜んで 「感想聞かせて…

この感動、MBレス

携帯電話のデータは、miniSDというカードに保存できる。 こんなに小さいのに、256MBの容量がある。 写真も音楽も保存できちゃう。 これってスゴイと思わへん? 手に取れないものも耳で聞くものも、みんな数値化されるんですぞ! そんな思考で捉えると、世の…

着うたの困惑

パーソナルなキャラクターをあらわすのに重要なアイテムとして、 携帯電話の着メロがある。 芝居でも、 「この役の着メロは何がいいだろう?」 と考え出すと、 稽古がすっかり中断してしまう。 そのくらい放っておけない。 センスと半生が窺えるキーポイント…

大人な花見

今日はお花見。 50代から20代の各世代4人で しっぽりと。 50代Oさん(男性)は 手料理をたくさん持参してくれた。 どれも凝っているのにあっさりおいしい。 20代代表は山口茜嬢(トリコ・A)。 次回公演の原作を書き上げての参加。 今回の花見を大人な雰囲気…

情熱の花

喪が明けて、平成女鉾清音会の稽古再開の日。 久々の祇園囃子は封印していた分、集中力ばっちり。 稽古後、何人かで飲みに行く。 情熱の燃え方について話が出た。 「私は石炭やわ。熱しにくいもん」と言うと 「日詰さんは太陽光発電や」と言われる。 ついで…

ドク 赤ヒゲ登場

医師のK先生と食事会。 K先生は、お医者さんとしてもとても信頼できる人物だが 作家としても、大変才能がある。 数多くの著書の中でもイチ押しは 『ドク 赤ヒゲ登場』という読み物。 祗園のバーでドクと呼ばれる町医者が、 ギムレットを片手に 医師と患者の…

さよならTU‐KA

長年愛用していたTU-KAがAUに統合されてしまった。 「話せりゃええやん」 「シンプルケータイ」 などを売り言葉にがんばってきたのに、もう新規契約も取らないらしい。 今日、AUに変更手続きをした。 「遊び心満載」 「もっと楽しくなるケータイ」 の言葉通…

泣かないで

近頃、舘ひろしにシビレる。 正確に言うと、大河ドラマ「功名が辻」で舘ひろしが演じる織田信長にシビレる。 あの威厳。 あの狂気。 あの華麗さ。 それらをひっくるめた、あのカリスマ性。 山内一豊や秀吉が明智光秀が、死に物狂いで仕えるのが分かる気がす…

一人上手と呼ばないで

友達3人で飲み会。 19:00までに入店すると20%引きのクーポンがあったので、 私の名前で18:40に予約した。 他の人達は遅れるらしい。 当日、さぁ行こう、と思ったら 自転車がパンクしている。 ショック。 時間がないのでタクシーで行った。 料金810円。 18…

エイプリル・フール

エイプリルフールは、恒例の嘘をつく。 今年のネタは、家で飼っていた猫(テツ)にした。 ーーーーーー こないだ実家で、台所の椅子を引いたら重さを感じた。 上にテツが座っていた。 相変わらずふてぶてしかったよ。 ーーーーーー と、妹にメールした。 テ…

アメリカン・ブルース・フェスティバル エイプロ

"NEXT"の「アメリカン・ブルース・フェスティバル」を観にコモン・カフェへ。 この公演の副題は「毎月!!女優ちゃんスペシャル」 ”NEXT"は、4月5月6月と3ヶ月連続で テネシー・ウィリアムズ作品を上演する。 今日は、April Program. 4本の短編集を観た。 5人の知…