ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

トサカにくる

『結婚申込』稽古。 「動物みたいに怒ってください」と演出される。 ?動物? 出演者それぞれ、あてはめてみる。 私は「ニワトリ」 大木氏は「サル」 ごま氏は・・・「ブタやろ」(by大木氏) ごまちゃん、普通に落ち込んでいた。 小太りやもん。 甘んじて受…

悪霊

壁ノ花団『悪霊』を観に、アトリエ劇研へ。 ヒジョー!!におもしろかった。 じゃがいもめ!辞書め!進軍ラッパめ!白いブラジャーめ! 芝居に土の匂いがした。 根っこが見えた。 ドライだけど、乾いてない。 不思議でおかしい。 日曜日までやってます。 大オ…

稽古場の空気

チェーホフ稽古は、ニットキャップシアターのアトリエを借りて行っている。 ここはクーラーがきかないので、窓を開ける。 窓を開けると、虫が入る。 蚊取り線香をたく。 だがあまりに虫が飛び交うので、窓を閉めて煙でいぶす。 ごまのはえ氏「ちょっと目が痛…

裸足のマーメイド

世界陸上の女子選手、あの美しさは何だ?! 私は日曜日に見た。女子7種競技。 選手は30人以上もいるというのに、それぞれが皆、驚くほど美しい。 7種すべての競技を経て 800m走最後の組がゴールしたところに選手達が集まってきた。 はだしの足がたくさん画面…

申込み始動

競作・チェーホフ『結婚申込』の稽古が本格的に開始。 舞台美術、照明、音響、映像のスタッフも勢揃い。 演出から、大胆な構想が発表される。 「今回は、ポンチ芝居。 要するに漫画的。 ゲームではなく、長谷川町子の方向でお願いします。」 ごま氏の書く舞…

ナマ由紀さん

安田シスターズのコンサートを聴きに、高槻現代劇場へ。 木管楽器のようにまろやかなお姉さんの声、 弦楽器のようにスーッと通る、妹さんの声。 空気がきれいになるみたい。 身も心も洗われる。 特に『虫の声』のハーモニーと響きの美しさと言ったら! 『小…

老人ホーム夏祭り

京都老人ホームにて、出張囃子。 50周年の記念夏祭だ。 浴衣姿のおじいちゃんおばあちゃん、ご家族、ご近所、職員の方々でいっぱい。 私達平成女鉾清音会も、今日は夏用のクリーム色浴衣。 出囃子担当T嬢から、 「今日は派手な下着は、浴衣から透けるよ。 勝…

チェーホフを、かしこくみよう

9月に出演する「競作・チェーホフ」は 「ぶんげいマスターピース工房2007」の一環である。 この工房はチェーホフ観劇を最大限楽しむために、シリーズで企画をしている。 1.ワークショップ(初心者編、経験者編) 2.学芸講座 3.試演会 4.特別公演「競作・チェ…

ベビー・ブーム・ベイビー

悪い芝居の『ベビー・ブーム・ベイビー』を観に、芸術センターへ。 ニットキャップシアターの大木湖南氏ががんばっていた。 客演だけど、主役だ。 大木氏とは次のチェーホフ『結婚申込』で一緒である。 『結婚申込』の稽古再開は、この本番の翌日から。 「台…

一人太鼓

平成女鉾清音会稽古。 今日は、太鼓のペアが遅刻する。 稽古開始までに太鼓を2基、締め上げなければならない。 1基目はパンパンに仕上がった。 2基目の途中で力尽きる。吐き気を催す。 「オエー、ぜいぜい、オエー」 鉦方のメンバーに「ひめさん、お産してる…

歌ゴコロ

下鴨は静かで、本当にいい所だが 時折、閉口することがある。 例えばSレマ(葬儀場)の嫌われっぷり。 道沿いに何本も、「Sレマ建設反対!」だの、 「『まちこわし』Sレマを許さない!」だの書いた、緑の旗がたなびいている。 桜の季節には抗議の貼紙に並…

地の塩、南光梅

家での補給は、もっぱら梅干と麦茶。 特に梅干は、舌の上に乗せる間もなく、体に吸い込まれる。 酸っぱいと思う余裕もないくらい。 それだけ体が求めているのだ。 汗で、塩分と水分が不足しているのかなぁ。 この梅干とは、夏バテ中にデパートで出会った。 …

電気ケトル

友人に引っ越し祝いをもらった。 ティファールの電気ケトル。 1リットルのお湯が沸騰するまで1分。 一人暮らしにはちょうどいい。 一挙に台所がお洒落になった。 さすがMade in France. これで、やかんがピーピー鳴るのに追い立てられて ダッシュすることも…

浴衣ジャブジャブ

浴衣を洗う。 その数、5着。 浴衣洗いの「虎の巻メモ」を引越しでどこかにやってしまった。 残念。 洗濯糊と柔軟剤の絶妙の調合が書いてあったのに・・・。 仕方がないので自己流で行う。 今年降ろした白地の浴衣に泥跳ねがついていて焦った。 雨の中、日和神楽…

家の中の敵

実家から久しぶりに帰ると、台所に蜂が2匹いた。 蜂というヤツは、狭いところが好きらしい。 ちょっと開けていた窓から入り込んでいた。 これじゃ、麦茶も作れない。 慌ててシーツを羽織る。 蜂は、黒いと熊と間違えて刺すから、 白いものを着ると良いらしい…

Ken's Bar 07

平井堅のライブを聴きに、和歌山ビッグホエールへ。 Ken's Barというシリーズで、 お酒を飲みながらカバー曲などを楽しむ趣向なのだ。 国体通りを20分歩くと、会場に着いた時には喉がカラカラ。 チケットに含まれるビールの他にもう一杯オーダーする。 缶ビ…

夜の墓参り

帰ってきている先祖にご挨拶。 この墓地は盆期間中、万灯会が行われる。 ロウソクの光で墓を洗い、花に水をやり、お参りする。 帰ろうとすると、家族がやってくる。 「お墓はもっと奥よ」と声がする。 道を避けようとすると、いとこの一家だった。 奥さんと…

火曜日のシュウイチで夏バテ知らず

『火曜日のシュウイチ』を観に、ジャングルインデペンダントシアター1stへ。 入場者の水増し申告をしていたそうで、お詫び会見がありました。 よりお客さんを呼ぶよう、写真とタイトル指定のブログ掲載をお願いされました。 今月のゲスト作家は、スクエア森…

盆の放熱

『お盆』て一体何だ? 国民の祝日なのか? 宗教行事やろ? そもそも盆は、いつからいつまでなのだ? 13日から大文字送り火の16日までちゃうんか? でも阪急電車の土日ダイヤは13-15日らしいし。 ニュースでは、10日から出国ラッシュが始まり、 13日にはすで…

記憶のブラックホール

「今までで会心の演技が出来たのって、どういう時ですか?」 と、ラガーマンのT君に聞かれた。 「そうやなぁ。うまくいったときは、大概覚えてないのよ」と答えた。 後になって(あれ本当に私がやったのかなぁ?)って思う事が、たまにある。 T君「それ分か…

15の夜

NHKで尾崎豊のコンサートをやっていた。 19歳にして大阪球場3万人を酔わせていた。 尾崎と聞くと、昔つき合っていた人を思い出す。 熱狂的な尾崎ファンでした。 一緒にコンサートに行ったけれど、彼は前に詰めかけて、 私はずっと彼の背中越しに尾崎を眺…

跳躍の先

階下の大家さんに「チエちゃんその後、ノミどう?」と聞かれる。 「徹底的な掃除とハイター拭き、バルサンでもうすっかり大丈夫です!」 と答えると 「私は、ほら」と足を見せてくれた。 バァーッと、咬まれていた。 「うひゃぁ、これはひどい!」と思わず言…

ドラえもんの理由

Kさんに「どうして演劇を始めたの?」と聞かれた。 理由のひとつは、コンプレックスかなぁ・・・。 私は小学生の頃から、「声が変」って言われててん。 「起立」「礼」と号令をかけてもクスクス笑われるくらい。 中学に進んでも、「変な声の子がいる」と、よ…

サムゲターン

参鶏湯(サムゲタン)を食す。 丸ごとの鶏に高麗人参、ナツメ、もち米、栗、松の実などを入れて煮たもの。 日本では、土曜の丑にうなぎを食べるが、 韓国では、これを三伏の日(夏に3回ある)に食べるらしい。 精がついたわぁ~。 今週はグルメウィークなのだ…

5次元の向こう

朝、眠気まなこでつけた番組に、目が覚めた! リサ・ランドールさんというハーバード大学物理学教授のお話。 宇宙には4次元の時空の向こうに5次元の壁がある。 そして、その壁の向こうにはまた3次元の世界があるんだって。 それはズラッと並んでるんだって。 …

獅子唐の執念

お囃子稽古後、一杯。 お店の大将が「新潟のお客さんから差入れ」の、しし唐を出してくれた。 こういう類は、危険。 そろそろいただく。 触れた唇がピリピリ! なめた舌がヒリヒリ! 「うわ!」と、遠ざける。 大将偵察に来ては「食べてへんやんか」と注意す…

かもめ

地点の「かもめ」を観に、びわこホールへ。 2000人収容の「大ホール」で行われるのにチケットが売り切れていて、 (そんなに人気があるのか~!!)と思ったら、 開場後、楽屋を通り、舞台袖を通り、通された所は舞台の上だった。 舞台の奥に観覧席がしつらわ…

ここは、○

道の落し物にも季節感がある。 冬は手袋。 夏は・・・ゴム。 髪の毛を束ねるゴム。 自転車を漕いでるうちに、抜けるのかなぁ。 髪をほどいたのがカバンから落ちるのかなぁ。 それと、ややこしいのが、黒トンボ。 結構道に止まっている。 黒いところがゴムと似て…

風雲盛夏祭2007

ライブを聴きに、アメリカ村kingcobraへ。 出演は、ザ・バックストリートシャイニングスと、pacific coast highway. パシフィックを観に来たけれど、もう1つの名前も聞いたことあるぞ? と思ったら、スクエアの皆さんでした。 スクエアとは、大阪の男性4人組…

ツボのつぼみ

近頃、足ツボマッサージに通っている。 通っていると言っても、今日で2回目だ。 これが、非常に痛い。 「イタタタタッ」ともう一方の足を踏ん張り、体をこわばらせて耐える。 「ひめさん、内臓悪くないのに痛がりすぎですよ」と言われる。 お店のTさんが言う…