ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

スカイラウンジ de 足洗い

某ホテル15階スカイラウンジにて。 平成女鉾清音会奉納囃子、足洗い会場である。 今回はフルコースにワインというゴージャスな打上げなのだ。 ここからは京都市街が一望。 夕暮れから夜に変化する様子は絶景かな。 今回の足洗いは清音会メンバー、 ホテルウ…

八坂神社奉納囃子

八坂神社で平成女鉾清音会のお囃子奉納の日! 空は見事にピーカン!快晴! きっと私達のご祭神、櫛稲田姫命が 「今日は私のために来てくれるんだから」と、 晴れさせて下さったに違いない! 晴れると太鼓の張りもいい! でも、とにかく暑い。 笛方は汗と涙と…

トリガー

ユニークポイントの『トリガー』を観に、アトリエ劇研へ。 今、京都には東京から6劇団が来ていて、 [tokyo scape]と銘打ち、 同時多発上演をしているのだ。 『トリガー』には、昔そとばこまちで一緒だった洪明花(ふぉんみょんふぁ)嬢が出演している。 東…

家の鍵

今朝、家を出ようとすると、鍵がない。 色々探して、あきらめて、玄関を開けると、 鍵が鍵穴にささったままだった。 ひえ~っ! これじゃ「入ってください」と言わんばかり。 昨日、反省会で飲みすぎたかなぁ。 トイレを我慢していたからかなぁ。 誰も入って…

京大和と法被

函谷鉾の反省会で、東山・高台寺の「京大和」へ。 今年の雨の巡行は命がけだったらしい。 高さ24m、重さ12tの大型建造物を人の力で動かすのだ。 事故やけが人が出なくて本当に良かった。 ところで、この反省会では いつも揃いのハッピを配られる。 私は最初…

宇多田ヒカルの生声

宇多田ヒカルのコンサートを聴きに、大阪城ホールへ。 この人のCDは、あんまり私の心に響かなくて (なんでかな?声にeffectかけてあるのかな?)と思っていました。 それでも予習を欠かさない私は、 7月は祇園囃子か宇多田かというくらい、 何度も聴いて体…

一発同点

父が、西京極球場で母校の高校野球予選を観戦してきたそうだ。 週末、実家の朝食はその話で盛り上がる。 父はM高校の1期生で、野球部だった。 用具も揃ってないけれど、 高校野球予選にも出場した。 2-1で負けている8回裏ツーアウト、ランナー3塁で父の打順…

取材

平成女鉾清音会、公開練習。 日曜日に迫った奉納囃子に備え、新聞社やテレビ局の方へ向けて お知らせを兼ねた稽古だ。 「日詰会長は普段、何をされているんですか?」 とM新聞の記者に聞かれる。 「女優です」 「ははぁ、それで人前で表現をするのが 得意な…

マスターのタイプ

5年ほど前の祇園祭、友達と入った喫茶店があった。 こんなところにお店があったとは・・・レトロな雰囲気、日頃は気づかなかった。 人混みに疲れた我々4人は、それぞれオーダーした。 中では小型犬が尻尾を振っていた。 犬好きのAちゃんは「キャーかわいい!」…

IZANA-勇魚-

電視游戲科学舘のIZANA-勇魚-を観に、Black Chamberへ。 四ツ橋線北加賀屋駅を降りると、体に張り付くような潮風になり、 海の近くだなぁと感じさせる。 BlackChamberという劇場は造船所跡地に造られたらしい。 船が横づけされていた。 芝居の設定も海…

大規模な部屋干し

平成女鉾清音会お囃子の稽古開始。 7/30の奉納囃子まで、稽古は3回しかない。 鉾ビルに入ると、ク!!! クサ・・・!!! 何?!この匂い?? 雨でずぶ濡れになった懸装品、裃30着、網掛けなど干してあるのだ。 巡行から毎日雨続きで、ずっと部屋干しのようだ。 「ち…

雨やどりの恋~うさぎと亀より~

少しさかのぼるが、火曜日に放映されていた2時間ドラマが大変良かった。 はじめは、市原悦子さん扮する 給食のおばちゃんのはしゃぎっぷりに チャンネルの手が止まったのだ。 次第に忌野清志郎さんのボクトツな芝居や 市原さんの切ない恋心に惹きこまれ、 終…

うなぎの不思議

土用の丑も近づき、錦市場の活川魚屋さんと食事。 うなぎの不思議について教えてもらう。 うなぎの卵は、誰も見た事がないらしい。 養殖は稚魚を採って育てるのだそうだ。 養殖すると、すべてオスに育つそうだ。 徐々に分かった生態によると、 アジアのうな…

ロミオとジュリエット

『LOVERS』~ふたりだけのロミオとジュリエット~仮面編を観に、 HEPホールへ。 どっぷり恋愛ものでした。 ムキムキの2人が 胸キュンな物語を紡いでいました。 油断させておいて急に女から男になったり。 う~んさすが女性演出、ツボを心得ておられる。 …

ザブザブ巡行

土砂降りの山鉾巡行。 曳き手も音頭取りもズックズク。 車方が「”かぶらでこ”(車輪の下にかませ、方向転換をする道具)が雨で滑ってかませられへん」と言う。 屋根方も足元が滑るので、本当に危なそう。 沿道は傘の花畑。 せっかく人出が少なくても、傘で見…

宵山でうるうる

祇園祭宵山。 先日うかがったある山鉾の代表の方に 「こないだはきつい事を言ってすまんかったな」と言われる。 「でもわしも言いたい事言ってすっきりしたわ。あんたらはいつか絶対出られる。でもそれはあんたらが生きてる間やないかもしれへん。当然わしら…

写真で見る祇園祭のすべて

今日は朝11時から、カメラマンの西山治朗氏と アシスタントの高橋あずさ嬢で祇園祭を巡る。 西山氏は、祇園祭のビジュアルを隅々まで把握しておられる。 今年、「写真で見る祇園祭のすべて」という写真集を出版された。 山鉾の柱に施された飾金具、天井軒裏…

くじ改め

祇園祭宵宵宵山。 芦刈山で、正史役の子供が”くじ改め”の練習をしていた。 山鉾巡行では、 かつて先陣争いが絶えなかったことから ちゃんとクジの順番に巡行しているか、 奉行(市長)が確かめる関所があるのだ。 正史は浦島太郎の玉手箱のような箱にかかっ…

液体絆創膏

今年の夏は、しくじった。 「なる前に予防しろ」と、あんなに皆にも注意していたのに・・・。 下駄ズレを作ってしまった。 痛いよ~。 歩けないよ~。 コンビニに駆け込み、絆創膏を探す。 液体絆創膏?なんじゃこれ? コンビニ外の椅子に腰掛け、塗る。 ヒ…

囃子堂

能のグループ”囃子堂”を聴きに新風館へ。 今日のステージは笛、小鼓、大鼓、太鼓の四重奏。 ヨーォッ!イヤーッッ!!など口々に言いながら、 緊張感に満ちた打楽器の競演を楽しむ。 合間には、楽器一つずつの紹介。 唯一のメロディー担当は笛(能管)。 同じ…

うなじ美人

「自分の体で自信のあるところは?」と聞かれると、 今なら「うなじ」と答える。 もちろん、生で自分のうなじなんて 見たことはない。 人と比べた事もない。 でも、よく褒められるのだ。 「あら~、すてきなうなじしてはるわ」 散髪屋の顔剃りのおばちゃんか…

梅田の空!

ビアガーデンで焼肉とビール。 パシフィックコーストハイウェイのナカニシトシカツ氏主催の野宴。 いや~、ビアガーデンはいいね! 人工芝!電飾!ナイター放映! 大人のアミューズメントパーク。 もう、食べ放題飲み放題のチケットを買った時点で、ワックワ…

南観音山のトントン

JR京都駅で、南観音山がお囃子。 巡行の要所要所で囃される曲を、解説してもらいながら楽しく聴いた。 特に、鉾宿へ到着した時に囃す「百足」(ムカデ)という曲は盛り上がる。 ここの鉾町は「百足屋町」(ムカデヤチョウ)と言うのだ。 曲のつけ方もおしゃ…

迷い犬

7月7日は父の誕生日。 妹が横浜中華街の餃子とちまきとシュウマイを送ってきたそうだ。 私もお相伴しに、実家へ。 実家は迷い込んできた犬の話題でもちきり。 雷雨の日、シーズーが庭に面したサッシに前足をついて「キューンキューン」と鳴いていたらしい。 …

リーマンリブ

私は、献酒用のお酒を探していたのだ。 道で聞くと「錦を上がったところにあるのは確か、酒屋やと思うけど・・・」 と、あいまいな返事。 「ありがとうございます」ガラリと戸を開けると、 そこにはサラリーマンが林立。 ものすごい密度だ。 酒屋が店先で立…

長刀ジェントル

長刀鉾へご挨拶。 囃子は山鉾によってそれぞれ特徴があるのだが、重なるところもある。 (あ、このフレーズ一緒!)と思ったりする。 昔から耳コピーで広まっていったから、原型は同じなのだろう。 だが長刀鉾の囃子は全般的に違う。 同じ「鶴」という曲でも…

妄想自転車

岩戸山の囃子を見学。 女鉾の名刺を差し出すと「大変やな。風当たりキツイやろ」と 囃子方代表S氏に言われる。 そして「国から文化財に認定されている山鉾以外は鉾として認めない」 「好きでやるのはいいが、祗園囃子と銘打つのはいけない」 など、忌憚のな…

船鉾でゆらり

船鉾へご挨拶。 こちらの鉾町は町衆で支え合う、アットホームな雰囲気がある。 一階で町の方がちまき作りをしていて、 二階では囃子。 集中した囃子稽古の休憩には、ビールを飲む。 私達、平成女鉾清音姉妹達もお相伴させていただいた。 80歳のHさんは、普…

放下鉾見学記

放下鉾は今年、見学者を公募した。 京都新聞で見つけた清音会のメンバーが 往復はがきで申し込んでくれた。 約2倍の競争率をくぐり抜け、当選したので 行って来た。 案内して下さったのは、放下鉾囃子方のNさん。 「不慣れですが・・・」と語る様子を見て応…

少子化と私

月鉾の鉾宿から、子供達が顔を出している。 初日なので初々しさいっぱい。 囃子方に子供が多い鉾を見ると勢いを感じる。 少子化の時代、どこも伝統継承のため 子供の確保は重要課題だろう。 それにしても、少子化、少子化とニュースが流れるたびに 責任を感…