ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ピパ!ピラカタの街

ニットキャップシアターの稽古場へ。 『ピラカタ・ノート』名古屋公演を来月に控えて、荒通しの真っ最中。 私は2004年に上演した『ヒラカタ・ノート』には出演したけれど、 まったく違う内容になっていた。 なんたって「ピラカタ」だからね。 「ヒ」に○がつ…

41回京の郷土芸能まつり

「京の郷土芸能まつり」を観に、京都会館へ。 昭和45年から毎年行われ、今年で41回目を迎える舞台だとか。 京都の行事やお祭りで行われる芸能が 今年は10分ごと、6団体で繰り広げられる。 1.「石橋」 祇園甲部 京舞井上流 2.「木遣音頭(きやりおんど)」と…

夜自転車のピンチ

友人の送別会で、ついつい遅くなってしまった。 自転車で家に急ぐ。 少しでも早くと、細い道に入った。 両側に家が迫っているので、小さい声で鼻歌を歌いながら帰る。 後ろから聞こえるエンジン音がなかなか追い抜かさないなぁ と思ったら 腕が私の腰に伸び…

新人ちゃんデビューの日

平成女鉾清音会、新人発表会。 去年10月に入会した新メンバーの囃子お披露目と ひとつ先輩の14期生がリードを取る体験、 太鼓・笛に上がったメンバーのデビューでもある。 先生や家族、友人だけを招待しての内輪の会だ。 山鉾町に縁がなければ、女性であれば…

情けは人のためならず

友人のお見舞いへ。 動けなくなって半年くらいになる。 「食欲がないねん」と痩せてはいたけれど、色々話ができた。 元気な時から他人のために忙しくしていたが ベッドの上でも、他人の事で喜んだり心配したりしていた。 病人によっては、「見舞いに来てほし…

井戸端総会

マンションの管理組合総会へ。 参加者はあまり多くない。 部屋の灯りは結構ついているけど、わざわざ集まりたくないのかな。 私だって平成女鉾清音会で開催する立場になって初めて 総会は大事な会議やなぁと実感したしなぁ。 出席者は老人がほとんど。 「入…

うんりゅう柳

この時期は、桃の木を愛でるのが楽しみなのだけど 花屋さんで柳が目に入ったのでそちらにしました。 雲竜柳 100円。 華道をやっている人は 工夫して活けるんだろうけど クネクネが可愛くて、 そのまま花瓶に挿しました。 日本では、柳の下に幽霊がいるけれど…

JIN-仁-

年末に一挙放映されていたドラマ「Jin-仁-」の録画を観る。 「現代の医者が幕末にタイムスリップ」なんて そんな、マンガみたいな話ぃ~ と思っていたけど、観ているうちにやめられなくなった。 現代では何てことない治療も、 江戸時代に行けば、ひとつひと…

昼行燈

父の実家近くの新大宮商店街へ足を向ける。 ここで祖父は乾物屋を営んでいたのだ。 今はその乾物屋はないけれど、「京都一長い」と謳う商店街は健在だ。 「昼行燈」というカフェに入った。 おばあちゃんの家のような、 懐かしい京町家の建物。 靴を脱いで、…

仕事人たち

先日、中学へ講演に来た人は私だけではない。 お坊さん、警察官、映画監督、柔道の先生、スチールカメラマン、レコーディングエンジニア、お好み焼屋さん・・・。 色々な職業の方がいらっしゃった。 生徒達は興味のある講師の授業を選ぶのだ。 講演後、中学…

職業講演

教室では、中学生達が拍手で迎えてくれた。 黒板には、講師の名前を書いた色とりどりのボード。 司会者や案内係も割り振られている。 準備をしてくれたんやなぁ。 嬉しい。 自分が中学生の時、感じていたコンプレックス。 舞台との出会い 生瀬座長に教えられ…

これが私の生きる道

中学3年生へ、舞台女優として職業講演の依頼があった。 「いやぁ無理ですよ」と断ろうとしたら 依頼先は父の卒業した中学だった。 役者という仕事を、あまり理解していなかった父。 父の後輩にちゃんと伝える事も自分の勤めかもしれへんなぁ 供養にもなるか…

失せ物、出でず

近頃、失せ物が増えている。 特に冬の小物。 ショール。 耳当て。 ショールに及んでは、 一度失くしてあきらめきれず もう一度買い直したのに また失ってしまった。 時々暖かい日があるからだろうか。 私がボンヤリしているのか。 それともショールが私を嫌…

お守りバレンタイン

国家試験の季節。 図書館カウンターに座っていると、 「いとこに北野天神さんのお守りを渡したいので、入れてもらえますか」と かわいい女子が来た。 「勉強に集中しているのか、連絡が取れないんです」 利用証がないと入れない図書館だけど 相手が従兄弟か…

表装の技

京仏具展にて、表装をした。 単純に言えば、裂地に和紙を当てる作業だ。 糊と刷毛を使う。 左利きなので、糊を左に置いて和紙に塗る。 ボコボコした糊を助手の方がきれいに均してくれた。 竹の30センチ定規で、引っ張って乗せる。 布地がパリッと鮮やかに仕…

京の大仏っつあん

京仏壇・仏具展を観に、京都市勧業館みやこめっせへ。 木地、屋根、木彫刻、漆塗、蝋色、純金箔押、錺金具、蒔絵、彩色、総合組立etc 仏壇は色んな職人さんの手を経ているのね。 それぞれのブースで作業を見せてもらった。 さっと出来上がるけど、手際と集中…

木村伊兵衛写真展

木村伊兵衛写真展を観に、東山の何必館(かひつかん)へ。 大正~昭和の人々が写っていた。 農作業をしている人、東京新橋を歩いている人。 昔の人は、体つきがしっかりしている。 エキスポランドでバレリーナのコスチュームを着て 記念写真を撮られている女…

なむさんぼう!

友人の狂言発表会を観に、京都観世会館へ。 狂言は通常、2~3人で行われますが 「福部の髪」という演目は、11人も登場人物がいました。 節分に北野天満宮に参詣に行った一行が楽しそうなので 神さんが降りてきて舞い納めるという話だそうです。 皆でひょうた…

干し柿の館

吉田神社の露店で買った干し柿。 その店は干し柿がのれんのように吊り下げられていた。 陳列台にも、並べられていた。 大から小まで、見事な品揃え。 腰の曲がった爺ちゃんと婆ちゃんの3人組が売っていた。 「どこの柿ですか?」と聞いたら 「奈良」とのこと…

昔の名前で出ています

中学からの友人と、食事。 ある企画に候補がいないか聞かれたので 「ピッカリは?」 「気仙沼ちゃんは?」 「モサクは?」 「つるは?」 などと、名前を挙げてみる。 改めて口にすると、女子校時代のあだ名は変なのばっかりだ。 あの頃って容赦ないものね~…

保険のおばちゃん

生命保険のお姉さんが来た。 一年にいっぺん、加入している保険の説明をしてくれるらしい。 最近は、がんの治療の仕方が変わってきたとか。 手術・入院でも一泊二日が多いとか 通院しながら治療するケースが多くなっているとか 先進医療を受けられる病院は限…

巨大シアワセ獣の骨

突撃金魚の『巨大シアワセ獣の骨』を観に、なんば精華小劇場へ。 欠けたものを持ってる人がたくさん出てきました。 一緒に探しながら暮らすような内容でした。 川岸の赤いランプが怪獣の目のように点滅していました。 「ない」「ない」と思ったらいつまでも…

書の道

写経をする。 先生は雅号を持つ平成女鉾清音会のメンバーだ。 実家より、中学の時に使っていた書道セットを持ち帰る。 前日、硯を一晩水に浸けて、古歯ブラシで優しく洗い落とす。 長い間こびりついていた墨が流れて、面白いほど水が黒くなる。 硯は粘板岩と…

フラメンコ娘達よ

友人のフラメンコ発表会を観に、京都会館へ。 マイケル・ジャクソンへのオマージュに始まり、 44人の生徒さんのダンスは壮観。 それぞれのクラスはあるのだろうけど、 踊りに「観せる」という自覚が出てきているみたい。 皆さん、視線に自信が垣間見える。 と…

厄除け福当り

吉田神社で福豆を買った。 200円。 豆は28粒。 歳の数なら28歳。 てね。 抽選券がついていた。 賞品陳列所に飾られていた、景品の豪華さにビックリ! 車、海外旅行に始まり、自転車、ペア食事券、甘納豆、湯のみ、靴べら、京人形、消火器、鰹節、足袋など、…

吉田山でワンダー!

節分の吉田神社はワンダーランド! 大元宮にいる方装氏に鬼を退治してもらい 厄塚に厄を負わせて福を授かる。 方装氏とは、四つ目に鉾と盾を持った神さんだ。 子童を連れて鬼を退治する、 いかついので、どっちが鬼か分からない。 平安朝時代から続く宮中の…

イワシの頭も信心から

京都に住んでいると ”厄除けちまき”やら、”大文字送り火の残り炭”やら、”〆縄”など 軒先に吊るすものに事欠かないのだけど、 今の家に引っ越してきて、 お向かいの戸口を見た時には驚いた。 魚の頭が飾ってあるのだ。 (えっ?!生臭い・・・!!) と思ってしま…

生マッコリ疑惑

橋のたもとにある、Dという韓国料理屋さんへ。 あまりきれいではないお店だが、出てくる料理は非常においしい。 時々通っていたけれど、去年、妹と行った時にひどい目に遭った。 食事後、自転車で家に着いた途端、お腹が痛くなった。 妹に「ちょっと気分悪い…