ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

なむさんぼう!

友人の狂言発表会を観に、京都観世会館へ。
狂言は通常、2~3人で行われますが
「福部の髪」という演目は、11人も登場人物がいました。
節分に北野天満宮に参詣に行った一行が楽しそうなので
神さんが降りてきて舞い納めるという話だそうです。
皆でひょうたんを叩いて、謡ったり走ったりしていました。

狂言を観ていると、
「なかなか」という相槌や
「なむさんぼう!」など
昔の言葉遣いが聞けて面白い。

本来、「南無三宝」は仏教用語で仏・法・僧に帰依することだとか。
狂言では「しまった!」「あーびっくりした」という意味で使われます。
日常でも使ってみようかな。
深刻な話も、少しは気が軽くなるかもしれないわね。