ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

台本読んどけ!の巻

11/30は第一回の通し稽古。前日から、緊張が高まる。0:05 「お疲れ様です」と門脇氏からメーリングリストが回ってきた。明日は通しです。特にコロスの人は、段取り確認も含めてちゃんと台本読んどけよ!と、大木隊長が言っておりました。一つ山なんで、頑張…

稽古場ラフスケッチ

今日はニットキャップシアターの稽古場日記が巡って来る。と言うわけで、下書きを書いてみる。ターゲットは、ごまのはえ氏だ!!@@@@@@@@@ニットキャップシアターのエマニエル坊や、ごまのはえ君は今日も澱んだ目をして稽古場にやって来ます。ごまちゃんがやっ…

たまもの

今日は稽古中、「ブラボー!」と立ち上がりそうになった。いやね、本当に進歩してるんですよ。中には初めて舞台に立つ人もいるんだけど、訓練の賜物が表れてきてるんです。演出も言ってたけど、こういうのって、上手な人が集まってもダメなんです。訓練を重…

ライブがはねたら

「ヒラカタ・ノート」の仕込みの人員が圧倒的に足りない!!このままでは、舞台を作るのに何日もかかってしまう。とのことで、前回共演した、岩井太郎君に出動要請してみた。太郎ちゃん「今から、原田博行さんのライブ打上げなんですよ」太郎ちゃんと原田氏と劇…

王様と私

今回、ちらしに載っているもう一人の客演窪木亨さん(電視游戲科学舘)は、クボキング→キングと呼ばれている。「ひめ」と呼ばれている私としては、気になるところだ。王族の呼称つながりだからだ。遠国に暮らす、会ったことのない”はとこ”みたいな親しさを感…

字画

大木湖南氏がまた頭を抱えている。自分の字画が、29画だと思っていたのに、28画しかない事に気がついたそうだ。一画増やさねばならない。そうしないと、”木村拓哉”や”松田聖子”とおなじ画数にならない。大木湖南に一画たすとしたら、太木湖南か犬木湖南か大…

まりも姉妹

紅白歌合戦の出場者が決まりましたね。で、今年は安田姉妹、出場しないのね。いやだわ。ショックだわ。年越しに、あの、すがすがしい歌声を聴ける幸福感を!由紀さんが全世界に向けて発するボケの、かわいらしさを!透明性を謳っているNHKさんは理解できない…

自分、自分、自分

ニットキャップシアターの稽古場では、時々自分の深遠に向き合わされる事がある。先日は、形容詞と形容詞からイメージされる言葉を書き連ねた。「暖かい」と「けばけばしい」で「コタツ布団」とか。「楽しい」と「たっぷり」で「カルピス」とか。「コタツ布…

新・台本

台本の新しい書き直しが来る!なのに、原本とコピーを持った板橋薔薇之介君がなかなか来ない。どうやら「スピード違反でつかまった」との情報が。到着した薔薇君は、ヨレヨレだった。「1万5千円払うくらいなら、服役しますよ」と言っていた。薔薇君が持って…

段取り整理

次回公演「ヒラカタ・ノート」は、段取りがたくさん。昨日やってみると、案外ボロボロだった。演出はついているが、皆が混乱しているのだ。「ようし、ここはA型の出番や」と、大木湖南氏と門脇俊輔氏が張り切りだした。段取りを着々と整理しだす。だがどうや…

ごま君ご満悦

今日は、OMS戯曲賞大賞受賞お祝いの会。居酒屋わやのおかみさんや常連客の皆さんが催してくれたのだ。「愛のテール」で共演した役者やスタッフが揃った。「世間に、僕の生きるスペースが、少しだけ見つかりました」と、ごまのはえ氏の授賞の言葉。ところで、…

滋賀へドライブ

平成女鉾の用事で、滋賀県のお寺に行く。現地に着くまでのドライブの快適なこと!三宅八幡宮、三千院、と通り過ぎ、途中峠のもみじも堪能した。和尚さんはとても開けた人だった。51歳なのに「めっちゃ」とか「まじで」とか使っておられた。真宗のお経の読み…

一般のお客さんに薦めてみた

チケットを買ってもらおうと、京都在住の女性(公務員、子一人)にチラシを渡した。「へぇ、『ヒラカタ・ノート』っていうの?」ーはい。「枚方の話を京都でやるの?」ーはい。ヒラカタに巨大な団地があって、あの辺が舞台なんです。「昔、近所の人が枚方に…

なべっつ観察記

ニットキャップシアターの渡辺瑞穂さんは、デカイ。小ぶりなメンバーが多いニットキャップの中で、異彩を放っている。今日は、床にダイブする自主錬をしていた。渡辺さんのジャージはチンチクリンだ。床でチュルチュル言わせながら何度も倒れこんでいた。彼…

木枯らしに抱かれて

「小春日和」とは、冬の季語だそうな。今日みたいに、ぽかぽかした日を言うのだそうな。外国にも、晩秋から初冬にかけて同様の穏やかな日和があり、アメリカとカナダではインディアンの夏、ドイツはおばあちゃん(老婦人)の夏、イギリスは聖ルカ祭の夏、中…

キャベツ鍋大会

稽古後、我が家で鍋大会。坂口氏、劇団衛星の岡嶋氏、ニットキャップシアターの面々が集結した。コックピットのお疲れ様と、ごま氏の受賞祝いと、12月公演の成功を祈って。夜中はなんだか役者談義になって、真剣なしゃべり場と化した。岡嶋君がどんどんキリ…

ぬっくん

犬飼君が稽古中に大変なことになった。私は腰が砕けた。稽古中に生理現象は色々あれど、あんな申請は初めて聞いた。たぶん食後だったのと、演出にちょっと褒められたのが原因・・・かなぁ。稽古終了後、来京している温水洋一さんと飲んだ。今日の事件を話したら…

稽古見物記

劇団の稽古場日誌がちゃんとあるので、こっちでは控えようと思うのだけど、生活が稽古漬けになると、どうしても稽古の事を書いてしまう。今日は板橋薔薇之介氏の稽古が面白かった。「孔雀のように」「激痩せした中尾彬みたいに」「もっと激痩せして!」「BOOW…

生茶は生きている

今朝、生茶を飲んで、えずいた。そう言えば、日曜日も生茶を飲んで戻したのだった。日曜日は二日酔いのせいかと思っていたが、今日は「どうやらこの生茶は腐っている」と結論に達した。ペットボトルには、「保存料を使用していないため、開栓後は必ず冷蔵庫…

華ブラッド

華BLOODというバンドの、ライブに行く。劇団そとばこまちの福山俊郎君がボーカルをしている覆面バンドだ。ここは、歌を聴きに行くと言うより、いっぱいいっぱいになっている俊郎君のしゃべりや手品を観に行くつもりで行くと良い。会場は老若男女様々だ…

ピンチはチャンス

今日は、「ヒタカタ・ノート」をスタッフの方に、ざっと見てもらった。まだ、通しと言える段階ではない。イメージイメージイメージを伝えるのって、完璧になってない間はとってもはがゆい。連日ごまのはえ君の話題で恐縮だが、ニットキャップシアターHP(htt…

100年先の夢

今日は、平成女鉾の五役会議。鉾がなかなか建てられないので、しょんぼりしていると、「会長、私達は目先の事を見ているんじゃないのよ。10年先、50年先を見てるの。世界で一番古いお祭(祇園祭)に、女の鉾を出そうとしてるねんもん、たとえ牛歩でも、一歩一…

OMS戯曲賞

未確認情報だが、いいニュース!ニットキャップシアターのごまのはえ君が「愛のテール」でOMS戯曲賞を受賞した!(たぶん)今日の夕方、誰かからメールが入った。そのままコピーします『やった とれたり!うれしいなり!』とのことでした。嬉しいですね☆との…

ニッポンのドラマ

あぁ、二日酔いである。昨日、アメリカ在住の藤原考一氏が来日したので、劇団そとばこまちのOBや現役連中で飲んだのだ。アメリカのTVでは、日本の「白い巨塔」と「人間の証明」と「新撰組」が流れているそうだ。どのドラマにも、F氏の知り合いが出演している…

鮭のおにぎり

ニットキャップシアターの松岡純子ちゃんが、おにぎりを山盛り持ってきた。「食べてくださいね~」と、とても勧めてくれた。でも自分は、買ってきたパンを食べていた。食べている純子ちゃんをじいっと見つめていると「あ、おにぎりには悪いものは何も入れて…

ふんどし

今日の稽古は、男優達の裸を見ながらだった。劇団員は去年「愛のテール」で褌姿を経験しただけあって、潔い。褌といえば、昔、私がちょい役で出演したドラマの撮影所でこんな事件があった。井戸端で水ごりするシーン。某主演男優が褌姿になることをボイコッ…

青いフリース

ニットキャップシアターの高原さんに、服をもらった。青いフリース。高原っちは「衝動買いしたんだけど、細身なので着れません」と言っていた。嬉しい。ぬくぬく。特殊な体型をしているとこんな時、得だ。PUMAのマークが、袖の内側にひっそりついているのが…

前のめり

どうせ死ぬなら、前のめりに倒れよう。今回の公演について、演出のごまのはえ君が言った。まだまだ模索に模索を重ねている最中だ。今回は特に、出演者の細かな連携が重要。なのに熱心に参加していた一人が、のっぴきならない理由で不参加になってしまった。…

生デューク

デューク更家のウォーキング講座を聞いた。歩くとは、止まるのが少ないと書く。歩くと、右脳と左脳がよく交換し、細かいミスを犯さなくなる。歩く時に、シュッシュッと声を出すのは、体にいい。「死ぬまで生きる呼吸法」を教えます。死ぬときは「息を引き取…

金になる女

お札が今日から新しいモデルに変わるらしい。樋口一葉は、五千円札に刷り込まれる。この人は貧乏で苦労したそうだが、108年後に自分がお金になるなんて、思いもしなかったろうなぁ。歴史の皮肉を感じる。どうせ皮肉なら、お金に振り回された人たちを刷り込ん…