ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

永遠の美の薬

お客様から、差し入れを戴いた。 観に来てくださるだけでもありがたいのに。 と言いながらも、嬉しく受け取る。 最近の花束には、たまに 「切花鮮度保持剤」 というのがついている。 ・花びんのお水を清潔に保ち、透明で澄んだ状態が続きます。 ・お花に栄養…

激安自販機

大阪旭区近辺の物価の安さにはおののいた。 100円自販機は当たり前。 たこ焼き8個で200円。 もなかアイスは70円。 でも今里に行って、もっと安い自販機を見つけた。 激安ワンコインドリンク。 100円じゃないよ、50円! 居並ぶ品揃え、平均70円。 こうなった…

墨田次朗クンの台本

おそらく客席からは見えなかった『ワンサ』の小ネタ。 スクエア新人の馬場君が演じる 墨田次朗役の小道具。 金髪で自分大好き! の割に、 自分の「基本」探し中の墨田君。 芝居への取組みは意外に几帳面です。 台本には付箋や書き込みがいっぱい。 これ、小…

wansa終演

おかげさまで、無事にスクエア『ワンサ』幕を下ろしました。 いやぁ楽しかった。 Bグループがスタンバイして明転したら、客席がザワっとしたり、 「門前払い」という美佳嬢の台詞でどっかんとホールが揺れるほど笑いが起こったり 笑いの合間にたまらん感じの…

堂園福美です

『ワンサ』の堂園福美役には、私なりのモデルがいるのです。 中高と同級生だったTさん。 いつもひっそりと存在感を殺していました。 彼女のたたずまいが好きで、私とぶり(親友)は、毎日交換する手紙にTさんの似顔絵を描いたりして、ひそかに注目していまし…

マモちゃんの視点

『ワンサ』の役づくりで一番大変だったのは、北村守氏じゃないかなぁと思う。 複雑な心の動きを担っている役だしね。 稽古中、マモちゃんは作家から厳しいダメ出しを受けていた。 森澤氏はマモちゃんが大好きなようだ。 マモちゃんのことをとてもよく見てい…

山ちゃんとこ

スクエアの山本禎顕氏は、古株メンバーの中で最も社交性がある人物だ。 稽古後にも「飲みに行きます?」と客演陣を誘ってくれる。 そこで山本目線のスクエア知識を教えてくれる。 印象に残っているのは 「森澤は台本のセリフ、一字一句間違えたら嫌がりよる…

愛は舞台を救う

昨日で稽古場とはおさらば。 本日からいよいよABCホール入り。 週末までここが私達のお城になるのだ! 舞台美術を仕込んで、照明を吊って、音響をセットして。 つくづく思うのですが、スクエアに対するスタッフさんの愛情は非常に深い。 稽古している段階か…

スクエアの新人ちゃん

スクエアはこれまで男性4人による劇団だったのだけど 今年初めにオーディションが開催され、新人が入った。 女性3人、男性2人。 合計9人の劇団員。 「9人やったらスクエア(四角)じゃないやん」 と言ったら、リーダーの一軒氏 「『広場』という意味のスクエ…

ハードな現場

台本の改訂版にエンドマークがつきました。 これまた意外な展開。 一軒さんお疲れ様~。 そして稽古、稽古。 9時間半にわたる稽古4日目。 集中的に芝居を濃密にしております。 出演中に笑うのを我慢して握りこぶしを作るので、爪が食い込んで、手の平の皮が…

Studio Shinでの攻防

劇中で使う『ワンサ』テーマソングを録音しに、Studio Shinへ。 今朝伺ったのは4名。 一人ずつ呼び出されて録音室へ。 人によって録音時間が違う。 さっさと終わる人、長くかかる人。 平均10分くらい。 「僕、皆さんを待たせて迷惑かけるから最後でいいよ」 …

『ワンサ』無理矢理初通し

本番5日前。 不完全ながらも『ワンサ』を通してみた。 初舞台の新人ちゃんがステージから落ちていた。 場ミリ(舞台上のしるし)がよく分かっていないようだ。 かく言う私も、 今日もらった部分を小道具の台本に挟んでカンペにしていたら 前で見ているスタッ…

私の頭の中の消しゴム

森澤氏による『ワンサ』の台本がいっぺん完成した後、 改訂版がすごい勢いで届く。 ザクーッとカットされたり、 新しいシーンができたり 台詞を話す人が入れ替わったり。 改訂するのは、上田一軒氏。 ここまで思い切りできるのは、作家と演出家の信頼関係が…

スクエアがミュージカル?!

『ワンサ』のチラシはミュージカル風だけど、内容はコメディです。 それでもどうも、歌と踊りがあるみたいです。 歌唱指導は、佐藤心さん。 振付は、佳波芽依さん。 本日はダンス&ミュージックの先生がいらっしゃいました。 スクエアにこのゲスト面子なので…

僻地マニアに惑わされるの巻

阪急電車で台詞を覚えようと本を広げていると 前に座っているご婦人2人組みがにぎやかに写真の束を見ている。 A婦人「これが鹿。目がかわいいでしょ」 東京の言葉だ。 A婦人「この添乗員さんとは3回目でね。」 B婦人「あらあなた、3回もガラパゴス行ったの…

「ワンサ」脱稿

『ワンサ』の台本に、エンドマークがついた! ここ数日、台本がふっつり途絶えていたのです。 久しぶりに会う森澤氏は、髪の毛がモッサモサになっていた。 油抜きしてさらしたクジラの皮(おばけ)のようだ。 そして、ただならぬ緊張感を漂わせている。 さて…

千林大宮の角屋さん

稽古前に、千林大宮商店街を散策。 実に下町っぽい商店街。 なごむわぁ。 角屋というソフトクリーム屋さんを発見。 イート・インコーナーに張り出されたメニューは 見事に氷やソフト、アイスのオンパレード。 「温かいものはないんですか?」と聞くと、 「あ…

本日のご予約

平成女鉾清音会の月例会議。 の後、新装開店したお店で飲み。 元漁師がオーナーという海鮮のお店。 21時頃に行くと、割とすいていました。 帰りに気づくと、こんなボードがかかっていました。 ========== 本日の御予約 ・新田様 4名 ・オオクラ様 …

プロフェッショナルなスタイリスト

本番を2週間後に控えて 本日は美容室へ。 次の役柄に合わせて、カットしてもらう。 役柄のイメージを美容師Kさんに伝えると 「できます」 と、即座にお返事。 (え?こんな特殊な役柄、今の説明で理解したの??) プロフェッショナルな発言になんだか胸がキ…

朗読継続講座開始

朗読継続講座、開始。 去年9月-12月に行った、「京都熟年朗読劇アカデミー」が ありがたいことに受講生さんのリクエストを受けて、 引き続き開講することになったのだ。 本日集まったのは12名。 「家の事を忘れて集中できる時間がほしくて」とか 「せっかく…

掟やぶりの挑戦

「ワンサ」公演ではこれまでにないキャラに挑戦している。 演技法も、 舞台でやってはいけないことをやったり やらなければいけないことをやらなかったり。 朗読講座の生徒さんが見たら、 (先生いつも注意してることと違うやん) と、呆れはるやろなぁ。 そ…

オーディションコメディ

スクエア『ワンサ』は、台本が進むにつれてどんどんヘンテコになっている。 本を読み合わせして、私はワキにじんわり汗をかいた。 こ・・・これ・・・。 演出の上田一軒氏が 「これはスクエア史上、最も変わっている作品です」 と断言した。 断っておきます…

ダミー台本

稽古場に「ワンサ」の台本の続きが大量に出来上がってきた! 早速新しいシーンの稽古!稽古! 今日はパンフレット用の写真撮影も入っている。 稽古場風景を撮影している制作N嬢から 「台本を持ってない練習の様子を撮りたい」 とリクエストが。 演出「それじ…

飾りの玉手箱や~

妹から、3か月遅れの誕生日プレゼントが届いた。 「何が欲しい?」と聞かれて そう言えば「ペンダント」と答えたのだった。 妹はYayoiForestというジュエリーブランドをNYで展開している。 と言えば大層だけど、デザインも製作もコツコツ自分でしている。 …

スクエア流コメディのつくりかた

スクエアのHPには以下のレシピが掲載されています。 【スクエア流コメディのつくりかた】 1.まず、身近で生活している人を用意する。 2.その馬鹿さが笑えるまでよく観察する。 3.次に、自分の馬鹿さを知る。 4.馬鹿が馬鹿を笑っていたことに気付き、…

空に伸びる町

GW最終日は実家へ。 高槻駅前(特にJR側)はどんどん変わっていく。 歩道橋にエスカレーターができていたり。 超高層マンションがニョキニョキ生えていたり。 そこへ歩道橋が伸びていったり。 そもそもベッドタウンとして平面的に広がっていた高槻住民が 再…

ABC中之島 春の文化祭

ABC春の文化祭を観に、福島ABCホールへ。 関西小劇場から30組が20分ずつパフォーマンスをするという、おいしいとこ取りバイキング企画。 各団体、オリジナル作品を用意して見どころたっぷり。 前売券は完売したそうだ。 開演は13時からだけど、15時頃訪れた…

陽の当たらない人生に、笑いを。

5/25-27にABCホールで上演される スクエア『ワンサ』はチラシの文面を借りれば とある市の町興しの市民演劇のオーディション会場。 野心に燃える演出家、素人だらけの応募者。 演出家がメインキャストに選んだのは… コメディ職人スクエアが贈る、 笑いと感動…

帰ってきた ザ・バックストリートシャイニングス

スクエアのメンバーから『帰ってきたザ・バックストリートシャイニングス』のCD(見本盤)をいただいた。 去年11月に上演した芝居中、4人でバンドを組んでいたらしい。 それのスピンオフCDだそうだ。 フォークギター4本の構成。 「笑いと哀愁漂う珠玉のおっ…

『ワンサ』テーマソング

次回出演の『ワンサ』は、 歌と踊りがあるらしい。 今日はオリジナル音楽の発表。 演出机には箱入りのスピーカーが待機していた。 上田一軒氏が「この日のために」と用意したそうだ。 芝居の稽古が終わり、「じゃぁ音楽を聴いてもらいます」 と、iPhoneを接…