ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

私の頭の中の消しゴム

森澤氏による『ワンサ』の台本がいっぺん完成した後、
改訂版がすごい勢いで届く。

ザクーッとカットされたり、
新しいシーンができたり
台詞を話す人が入れ替わったり。

改訂するのは、上田一軒氏。
ここまで思い切りできるのは、作家と演出家の信頼関係があるからやろなぁ。
稽古中「ここ、○○さん(役名)やったらどんな風に言う?」
と森澤氏に確認したりする。

流れがすっきりして面白ポイントがくっきりしてきた。

役者としては、一度覚えた台詞を消したり、復活させたり、移動させたり、また覚えたり。
9時間半の稽古で頭と身体を書き換えるのですよ。