ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

テレーズ・ラカン

久しぶりに読書会テクストへ行く。本日の戯曲はエミール・ゾラ 原作, ニコラス・ライト 翻案の『テレーズ・ラカン』1867年に発表されたそうだ。ゾクゾクのスリラーだった。殺人を犯して後、壊れていく男女というストーリーが、『マクベス』を思い出させた。…

新・KYOTO演劇大賞

な・な・なんと!新・KYOTO演劇大賞の大賞を受賞しちゃったよ~!!!うそみたい。観客賞も!!(実はこれが一番ほしかった。ありがとう、お客様!!)他に演出賞をごまのはえ氏が、演技賞を安田一平氏がもらいました。ニットキャップシアターに関わって、なん…

ヒラカタ・ノート本番

いやぁ、心配した割にはすぐにぐっすり眠りました。北枕にした甲斐がありました。今日は場当たり、そして本番。舞台は京都文芸会館用に、作り変えたセットです。曲の尺、照明変化、コロスとの合わせ・・・を確認します。朗読の量が曲の長さにうまく収まらな…

こんな日に…

ひどい・・・。こんな仕打ち…。ホールから帰ると、家の前が通行止め。じきに、ハロゲンライトの眩しい光と、ガゴガゴ騒音、振動。道を掘り起こして、ガス管を取り替える工事だそうだ。あたし、あした、本番なんですけど。寝ないと、声が出ないんですけど。何…

竜の子太郎

ニットキャップシアターHPの稽古場日誌が回ってきた。今回は、話題の株関連でまとめてみた。本日、ホール入り前日の訓示は、「再演マジックにかかるな。予定調和な演技はいらない。逆走するくらいの可能性を残して欲しい。だが、『貞淑な人妻が実は浮気妻…

母の不在

『ヒラカタ・ノート』で、私は童謡を一曲歌う。最初の台本では、違う台詞が書かれていたのだが、ワークショップで手遊びしている時、歌ってみたのが採用されたのだ。打ち明けると、12月の本番中は、なぜ歌うのか分かっていなかった。打上げの時、ごま君が…

自動の蛇口

女子の更衣室は女子トイレなのだ。稽古着に着替えようと、洗面台に服を置いていたらバサッと洗面所に落ちた。「オッ!!」と思った時には自動の蛇口から水がジャーッ。「オォッ!!」と慌てれば慌てるほど、水は出続ける。何で止められへんねん。どうしたらええ…

ロメオとジュリエット

今回の『ヒラカタ・ノート』は再演なので少々ネタバレするが、私はこの物語に出てくる「中野信夫」と「沢井かづえ」の二人が大好きなのだ。仲が良いけどカップルではない、この不器用な二人がとても愛おしい。この二人の練習をしているコロスたちにも、協力し…

東京ノート

昼、自主稽古の合間に芸術センターの図書室でビデオを鑑賞した。青年団『東京ノート』『ヒラカタ・ノート』と違って、100%会話劇だった。美術館のロビーという、ワンプレイスの芝居だった。ところで昨日の日記の解釈について、何人かから指摘を受けた。あれ…

にんげんっていいな

今日稽古場で「まんが日本昔話」の歌が流れていた。この歌の主体は、人間なのか違うのかで、紛糾した。稽古場では「これを歌っているのは人間だ」という意見が勝っていた。検証してみよう。『にんげんっていいな』 山口あかり作詞・小林亜星作曲くまのこ見て…

異文化コミュニケーション

今日は4月公演『美脚ルノアール』の稽古。キャスティング発表の後、音楽監督横田悠馬氏によるリズムレッスン。五線譜に書かれたリズムをボディパーカッションで表現する。♪ドチチタチタ♪これをよこえとも子さんは♪ニシウタウタ♪と言い換える。西恵さんと朝倉…

ポトス

私の茶色い手が、またやってしまった。観葉植物ポトスの茎をしなびさせてしまった。植物ドクターのミセスに診てもらったら、「ポトスがこんなになるなんて信じられない。これは生き返らせるのは無理。」と言われ、新しいのをいただいた。回りの人にも笑われ…

SOMEDAY

御所の梅の花がほころんでいた。『ヒラカタ・ノート』公演まで、あと10日。稽古で、朗読と足音の関係を「佐野元春みたいにリズムがこぼれてほしい」と演出された。♪誰でも いつかは 愛の 謎が解けて 一人きりじゃいられなくなる♪『SOMEDAY』の歌がずっと頭の…

4月の公演

4月公演の出演が決まった。ニットキャップシアター『美脚ルノアール』4月22日(金)~24日(日)会場は、大阪現代演劇祭のために建設される、大阪港中央突堤2号上屋倉庫内の仮設劇場らしい。@@@@@この<仮設劇場>には、壁や天井はありません。「曖昧…

チョコレート

聖バレンタインデー。昨日から、稽古場で大木湖南氏が「女子の皆さん、明日は下さい」と男らしく(?)主張していたので、ちゃんと用意した。一人に一個ずつ配った。配った数だけ、ときめいた。

捕り物帳

先日、置引を捕まえた。正確に言うと、犯人をタックルしている人に「通報して」と言われて保安室に駆け込んだ。その時点では、捕まっている人が犯人かどうかも分からない。犯人(仮)は、「用事があるんです」と、抵抗していた。私が助っ人を呼んで戻ると、犯…

中高同窓会

女子校時代の同窓会。前回から10年ぶり。100人くらい集まった。学校に集まり、礼拝をして讃美歌を歌い、恩師の説教を聞き、お祈りをした。「アーメン」のタイミングや、讃美歌の節を体が覚えているのが恐ろしい。私達の学年は、非常に悪かったのだ。追いかけ…

重喜

友人の狂言を観に、京都観世会館へ。『重喜』という番組が面白かった。小坊主が和尚に頼まれて頭を剃るのだが、和尚の「師の影を踏むな」という言いつけを守って、棒の先に剃刀をつけて遠い所から剃る。ついに、鼻先を落としてしまうという話だ。後ろに並ん…

ヒラカタ・ノート通し

2月26日の本番に備えて、『ヒラカタ・ノート』の通し稽古通し終了後、前回の公演を観て入団してきた、新人の若松さんに「こんなんやった?」と聞いてみた。若松さんは12月の『ヒラカタ・ノート』を観て「これは私の隣の人の話だ」と親近感を覚えて入団してきた…

OMS戯曲賞受賞パーティー

OMS戯曲賞授賞パーティーのため、大阪精華小劇場へ行く。第11回戯曲賞を受賞したごまのはえ君の『愛のテール』が、本となって発行されるのだ。そのお祝いでもある。パーティーで、ニットキャップシアターによるコントが催された。その中に、「精華大学の漫画…

『負け犬』達

女子校時代の友達が来京したので、4人で飲む。うち一人は、先日『負け犬の遠吠え』を読んだらしく、何か発言するたび「それは負け犬の典型例や」などとうるさい。『負け犬』は、追っかけをする、和に凝る、一人旅をする、そうだ。『負け犬』に当たる3人(私を…

♪朝から食われたゴミゴミ、追っかけて~♪

朝、うつらうつらしている耳にブォンブォンと轟音が。あ!この音は!!ゴミ回収車がゴミを食べている音だ~!!まだ出してないのにぃ~。今回は、宴会の余韻でゴミがたっぷりたまっているのだ。このままではゴミハウスになってしまう。両手に3つのゴミ袋を持ち…

イカに?

去年も、松純ちゃん家でいくらパーティーを開いたのだ。その時もみんなで楽しく海鮮物をつついていたが、筒井君が途中でしんどそうになり、全身にブツブツができ、帰ってしまった。私はあの時、彼はイカの沖漬けに当たったのではないかと予測する。それまで…

いくらパーティー

ニットキャップシアター門脇君の実家(北海道)から、海の幸が送られてきた!だから今日はいくら記念日。いくら丼、スモークサーモン、イカの沖漬け、帆立バター、粕汁、などなどしてひめ亭宴会。この写真のメンバーの他に、奥田ワレタさん、真野絵里さん、…

会議にて…

今日は平成女鉾清音会の役員会議。定時に終わらず、会議場を出て食事をしながら話合い。真剣トークをしている一席で、一人がこっそりジタバタしている。籐で編んだ箸入れに指を突っ込んで、外れなくなったようだ。白熱するシャベリ場のさなか、『ピコッ』と…

節分

下御霊神社で節分祭をやっていた。鳥居をくぐると、甘酒をくれた。升でお神酒もいただいた。いい気分で自転車に乗っていると、衛星の岡嶋君に会った。「あそこの神社でお酒くれるよ~」と教えてあげると「ぼく、今から三宮で稽古なんすよ」と青白い顔で答え…

白い世界

雪だ~!!真っ白な、はるかな道!雪だるまを作った。最初は軽いのか、雪のつきも悪いし、なかなか大きくならない。でもある程度まで来ると、どんどん雪が張り付いてくる。みるみるうちにでっかくなった。これぞ、雪だるま式。体感したよ。

黄金ロックジャンボリー

パシフィックコーストハイウェイのライブを聴きに、十三Fandangoへ。折しも寒波襲来。駅前でチラシと一緒にホカロンを配っていた。不動産業界はバブリーだ。パシフィックは熱かった。ガンガンビートでとばしまくっていた。お客さんも暴れていた。こんな日は…