ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

第3稿

通しを明日に控えているのに、前半部分の台本第3稿が配られる。それが、いやもう、最高!はちけきってる!バカバカしさ狂い咲き!ト書きに「キラキラした目で」と指定されているかと思えば、しまいにゃ「もはや見世物になってないリアルさで・・・」という一節…

<WA>体感

<仮設劇場>WAを、原寸大で体感してみようと、某高校の体育館を借り切って稽古。直径14mの円 & 鉄柱うあぁ~って感じ。客席から見ると、円の反対側でやってる芝居が観にくい。声も聞こえにくい。「(こうかな?)と、計りながらやらないで!とにかく思い…

大頭男、来訪

稽古を終えて家に帰ると、「近くに来たんですよ」と、石原氏訪問。おからをつまみながらお互いの近況を話す。年末の石原正一ショーの構想を聞いた。「そう来るか~!!」と、大笑いした。飛び道具みたいな役者勢ぞろいの正一ショーの演出について話が及んだ。…

養生訓

食べすぎと不規則な生活で、胃が悪い。今日は女鉾の役員会議。会議中もお菓子をつまんで、またしんどい。会議後、メンバー飲みのお誘いを、断った。ビル前で"NEXT"の稽古帰りに遭遇し、食事に誘われたが、断った。道で清水忠文さん達スタッフの方々にばった…

タクシー出勤

客演の今仲君は、お酒が大好きだ。昨日、稽古終わりで劇団員達と飲みに行った。名残惜しそうだったが、ここは京都。終電で大阪に帰った。「明日、ちゃんと来いや。遅刻したらあかんで」と釘を刺すと「ひめさん、恐~い」と言ったのが別れ際。今日、今仲氏、…

右足と左足

今日は一日『美脚ルノアール』の稽古。今回はオープニングにダンスがある。Flying Circusの上松さんが振り付けをしてくれる。でも上松さんの踊りは、私から見ればダンスではない。もっと自由な、肉体的な動きだ。右足も左足も関係ない。「自分のクセをそのま…

大食漢

昼、妹と京都烏丸界隈を巡る。京都は、おいしいお店やカフェがたくさんあるのだ。ついつい大食いしてしまう。夜、平成女鉾清音会の稽古の後、飲みに行く。産経新聞の記者さんと1次会。その後、女鉾メンバーで2次会。3時まで飲んでしまった。一日で5食くらい…

円形劇場

『美脚ルノアール』の稽古。台本はあるのだけれど、そのベースになる状況を試しては崩し、崩しては試す。何せ今回は円形劇場。「もうこれ、毎日書いて、ほとほとイヤになってるんです」と、ごまのはえ君が白板に舞台図形を書きながら言っていた。360度客席な…

the best ハンバーグ of the world

妹が来日。二人で、四条通りの「亜樹」という洋食屋へ行く。妹が席を立っている間、若奥さんに「よく似てはりますね」と話しかけられた。奥「何処から来はったんですか?」私「私は京都に住んでますが、妹はNYです」奥「へぇ妹さん、ご活躍で視野が広いんで…

わらしべ長者

今日は野外で『美脚ルノアール』の稽古!花粉症にはつらいなぁ・・・と思っていたら、雨が降ってきて、これで花粉がマシになる!と喜んでいたら、中止になりました。そりゃそうやわな。不意な時間ができたので、新風館に平成女鉾清音会新期生募集のちらしを…

疏水物語

みやこめっせで工芸品を買うと、抽選券がついてくる。ガラガラ回して、ハズレだった。こんな商品をもらった。京の水道 疏水物語京都市上下水道局が供給している、災害用備蓄飲料水だそうだ。大層だけど水道水だ。妹と合わせて、7回ハズレだった。いくら備蓄…

伝統産業の日

今日は町に着物姿がたくさん。岡崎みやこめっせには、職人が勢ぞろい。私達平成女鉾清音会も、楽器の説明や楽譜の読み方を紹介しました。見学の方にお囃子体験もしてもらいました。日本の拍子って、外国人には未知のリズムみたいね。民族によって、体に染み…

春だから、お別れです

4月から東京に転勤するH氏の送別会。Hさんは京都が大好きなのでさぞかし凹んでいるだろうと思ったら、案外張り切っていた。送別会場には、折り紙で作った飾り物と垂れ幕が貼ってあった。「栄転おめでとう」と「お早ようお帰り」の文字が並んでいた。京都人の…

お囃子ワークショップのお知らせ

春分の日は、京都では「伝統産業の日」となったそうだ。東山に花灯路が現れたり、着物姿の人には無料や割引の催しがあったりする。岡崎のみやこめっせには、伝統工芸が集まる。職人技を見たり聴いたり体験したりできる。そこに「平成女鉾清音会」も登場しま…

飴ちゃん

カバンに飴が入っている人は「おばちゃん」らしい。今の私はそれだ。花粉症で喉がイガイガするので、かかせない。ホワイトデーに門脇氏からもらったキャンディーも常備している。ところで先日、正一ショー東京公演の楽屋で小椋あずきちゃんと「飴ちゃんちょ…

『美脚ルノアール』第2稿

4月公演『美脚ルノアール』の第2稿が上がった。本日読み合わせ。仮チラシにあるように、今回のテーマは「北朝鮮と介護」時勢に合わせて若干の変更が加えられていた。それにしても、いやぁ、狂ってる。これ、どうやって舞台化するの?!『ヒラカタ・ノート』…

花粉

悲しくないのに、涙がツー。くっさめくっさめ止まらない。頭の皮までかゆい。おかしい。歩いているのがマスク人ばかりなんて、おかしい。外国人もびっくりだろう。空気が毒ガスみたいになってるなんて、ちょっと前には考えられなかった。!あ!そう言えば『…

ホワイトデー

本日、ホワイトデー。色々な可能性の中から、(ほんまごめんね。事情もありまして)拾得へ京都町内会バンドのライブに行く。笹野みちるに「今日のライブは会社辞めてでも観に来る価値ありやで~」と言われ、万障繰り合わせて行った客として素直に嬉しくなっ…

復活人生

週末2日間は、仕事先で一緒になったおじさんの話を聞いた。中学生のお孫さんを持つ、60代男性の半生だ。ウサギを抱いて散歩中、肥溜めに落ちて、死にかけた話。手術に失敗して、「お亡くなりになりました」と医者から説明されている時に復活した話。井戸に落…

詩のボクシング

夜中に教育テレビで『詩のボクシング』をやっていた。詩の世界って今まで暗い、地味なイメージがあったけど、立派な一人パフォーマンスやね~。面白かった。ブリキ屋や主婦やラジオパーソナリティー、色んな分野の人がそれぞれの視点で詩を読んでいた。決勝…

締め太鼓

平成女鉾清音会の稽古。今日は稽古前に太鼓を2丁締めた。祇園囃子の太鼓は締め太鼓だ。皆より早く稽古場に入って、締め上げねばならない。私はまだコツがつかめておらず、力ばかり使って効率よく上がらない。それでも何とか体裁を整えて、稽古に臨んだ。自…

マント

ファントマの『マント』を観に、伊丹AIホールへ。伊丹の町は、どんどん変わっている。新しいマンションや、ショッピングセンターが出来ている。地震の後は、プレハブが多かったのになぁ。マントと言えば、蜷川『ハムレット』に出演していた、真田広之さんだ…

キャンディ

ミュージシャンH君から頼まれて、衣装を探す。テーマは『キャンディキャンディ』まずは研究と、1巻を読む。そして発見した。キャンディの赤白シマシマの服は、飴の包み紙だ!キャンディの二つに分けたモサモサ髪は、飴の包み紙だ!でもそんな服はない。改めて…

お役立ちキッチン用品

今週は冷やご飯ウィークと決めた。ご飯を炊いた後に凍らすのを忘れたのだ。だが冷やご飯、意外においしい。お漬物と相性がいい。いい感じにしんみりする。焼き飯にすると、パラッとなって非常にいい。今日は、コンビーフの焼き飯だ。炒め物に重宝するのはLe …

マイムマイム

『美脚ルノアール』の基礎訓練。柔軟、発声、ウォーキングの後、マイムのお稽古。私とよこえさんは『夕食の食卓』という課題をもらった。「朝食や昼食じゃダメですよ、夕食ということを分からせてくださいよ」と言われたが、どうすれば違いを出せるのか。練…

エメラルドグリーン

健診センターへ健康診断に行った。「お着替えご案内しますので、しばらくお待ち下さい」と、待合室を指差された。そこには、エメラルドグリーンのジャージを着たおっさん、おばさん、若い人達がうようよ。ズボンは裾がゴムでしぼられたタイプ、中のTシャツ…

京のうまいもん

京都のガイドブックを持った二人連れに「川端五条にある麩屋さんはどこですか?」と聞かれた。川端五条は分かるけど、麩屋さんは知らんなぁ。先日、今仲君が稽古場に来た時「『せっかく京都に行くんやったらこれ買ってきて』って預かってん」と見せてくれた…

潔白少女、募集します

トリコ・Aプロデュースの『潔白少女、募集します』を観に、精華小劇場へ。山口茜さんは一昨年のOMS戯曲賞受賞に引き続き、去年のOMS戯曲賞最終選考にも残っていた。審査員の生田萬さんに「言葉を失った」と評されていたので、一度観てみたかったのだ。まだ東…

春なのに

♪卒業だけが、理由でしょうか♪いやぁ春って、何だか寂しい季節やわぁ。♪会えなくなるねと 右手を出して♪今日も卒業式を見かけました。♪さみしくなるよ それだけですか♪旅立っていく彼らに比べて、私は一年ずつでも成長してるのかしら。♪向こうで友達 呼んで…

石垣カフェ

『石垣カフェ』この単語を聞いた時、おしゃれスポットを思い描いた。蔦の絡まる石垣門を入ると、明るい光が差込むテラス。信楽なんかの分厚い陶磁器で飲む、ヨーロピアンなコーヒー。だが、百万遍でそれを見た時、目を疑った。京大石垣塀をハシゴで登る、三…