ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

久世六斎

京都久世、蔵王堂光福寺の八朔祭へ。久世六斎念仏を見るためだ。久世は桂川のたもとにあり、肥沃な土地なので、古くから京都の米蔵の役割を果たしていたそうだ。祇園祭で神輿の先導を務める久世稚児はここから出る。長刀鉾のお稚児さんより位が高く、馬のま…

マクベス

台風16号到来。でもTEXTは開催される。今日は、シェイクスピアの「マクベス」マクベスが、手にかけたバンクォーの亡霊にさいなまれている時、喫茶店”白い花”のドアがチリリと鳴って、濡れ鼠の男が入ってきた。一瞬、会場が「ヒャァ」となったよ。ビンボ忍君…

柚子かかぼすか悩むとこ

ニットキャップシアターの「柚子かかぼすか悩むとこ」という、音楽と笑いのイベントを観に行く。寺町二条のミューズというカフェだ。コントはいつものように珠玉。おまけに音楽も。豊かな夜であった。自慢させてもらうと、コントにあった、ネパールのネタは…

京老の夏

京都老人ホームへ、お囃子をしに行く。今日は老人ホームの夏祭り。「日本の夏、京老の夏」と書かれた看板が上がっていた。おばあちゃんやおじいちゃん、浴衣を着て車椅子でじいっと観てくれた。私達のお囃子を聴いて、車椅子に座りながら踊っていたおばあち…

清音会稽古のぼやき

平成女鉾清音会の稽古。いやぁ、大変だ。何って、「常目・萬歳」という曲が大変だ。伝統文化って、あまり、手取り足取り教えないって美徳があるやん?親方の背中を見て学ぶ、みたいな。でもここではそんなわけにいきません。新人もたくさん入ってきたし。言…

赤米

祇園祭でもらった厄除けのちまき、古代米つきだった。赤米と黒米。スサノヲノミコトも食べたと言う。赤米を白米に混ぜて、炊いてみた。全体にほんのり赤くなった。昔の人の気持ちになって、食べてみた。でも一見、虫が入ってる、みたいな・・・。

スマイル

先輩と居酒屋でご飯。精算をして、店を出た。「思ってたよりかかりましたね~」などと話しながら、道を歩いていると「お客さ~ん!!」と、さっきの店員さんが追いかけてきた。「さっきの計算、間違えていて、お返しします」と、1100円渡してくれた。「はぁは…

ハノイとソウル

ベトナムのハノイ旅行から帰ってきたMと会う。写真をパソコンでスライドショーにして見せてくれた。水上人形劇やハロン湾は絶景だ。でも、なんでBGMが「冬のソナタ」なのだ?音楽がものすごい盛り上がったところに、何で生春巻きや、Mのタンクトップ姿なのだ…

怪物

久々にTEXTに参加。今日の戯曲は、アガタ・クリストフ作『怪物』原始人の部族が住んでいる村におぞましい怪物が出現。人肉を喰って巨大化するこの怪物に対して、住民の態度が変化していく。抵抗する少年主人公はあくまで戦い続けるが・・・。というお話…

走れ!ジャパニーズ!

マラトンの地から出発した女子マラソンを見た。ギリシャにもマクドナルドや立体交差の道路があるんや・・・。丘を越え、町越えて~アテネまで♪走れ!メロス!あ、メロスはマラソンの話じゃなかったっけ?勝者は月桂樹の冠をかぶせられる。というわけで、今日は…

ニットと中華

今日は、ニットキャップシアターの面々と宴会。西部講堂での稽古終わりで、開始は23時。腹ぺこの彼らに、中華とご飯を出すと、きれいさっぱり食べました。ごまのはえ君、TVに感動。「部屋の中に動く画面があると、思考をストップして見入っちゃうなぁ。」と…

地蔵盆

週末の京都市内は、各地で地蔵盆が行われる。例えば、鶴亀町地蔵盆20日(金)午後七時三十分 お地蔵様おかざり(井尻様宅)21日(土)午前十時 おやつ 午前十時半 数珠まわし 午後三時 たこ焼き・かき氷 午後六時半 福引 午後七時三十分 御詠歌22日(日)午…

銀メダル

銀メダルを取るってすごいこと。でも、柔道の場合は、ちょっと切ない。負けて、「銀」やからね。3位は勝って「銅」やもんね。去年「歌とコント」でやった"No.2"というコントは、愛人とかブービーとか、No.2のしょっぱい感じをテーマにしたのだ。銀メダルの横…

ともえ

平成女鉾清音会のお稽古。新曲の祇園囃子の練習をした。「巴(ともえ)」という曲だ。ひや~、一向に覚えられない。山を見上げて考えあぐねるばかり。楽譜が浮かばない。太鼓が頭に入らない。しょうがない。まずは鉦を覚えるか。いやいややはり太鼓を・・・。な…

ご近所さん

中高時代からの友達が近所に引っ越してきた。「IP電話、引こうと思うねん。」と言うので「じゃ、私と無料通話できるやつにしようよ」と言うと「いやや。マンションに引いてあるもん。それでいく」と言う。「なにを~!」ともめかけたけど、考えてみると、電…

妙法

本日、五山の送り火。素人さんは大文字を観に行く。通になると、他の字を観に行く。今年は「妙法」の「妙」だけ。これは、日蓮宗の「南無妙法蓮華経」から取ってあるそうだ。でも「妙」の右上の点が良く分からん。点だけのために、3つも火を灯していた。う…

都市変貌

実家に帰ろうと駅に降り立ってびっくらこいた。バスターミナルが・・・ない??!!忽然と消えている。「バ、バス、バス・・・」と探すと、グルッと90度の方角に歩道橋の階段が降りている。うひゃぁ~、人の流れがまるっきり変わってしまった。30年間駅の顔だった、古…

解剖学者

大正15年元町生まれの解剖学者、S先生と神戸で中華料理を食べる。昭和32年に船でドイツに渡った時の話。カナリア群島でふんどし姿の日本人漁師に会って懐かしかった話。ドイツでクラシックコンサートを聞きたくて、トイレから忍び込んだ話。講義は、出欠も取…

五輪グ

劇団の後輩、曽木からYayoiにオーダーされていた指輪を渡す。テーマは「月」ムーンフェイスの象牙が星屑に囲まれた、独特なデザインだ。とても気に入ったようだ。よかったよかった。写真の手タレは曽木です。夜中にオリンピックの開会式を見た。ギリシァ4000…

ゴミの日

朝、シャワーをすませ頭を拭いていると、ウォンウォンと、ゴミ回収車が通り過ぎた。「はっ、もしや・・・」と思って窓から顔(タオル頭)を出すと、ゴミがきれいになかった。あ~、今日も出しそびれた。前回も実家に帰っていて出せなかったのだ。二つ目のゴ…

サンダルを買いに行ったのに下駄を買う

大丸にサンダルを買いに行った。そのうち、日本伝統工芸職人展に入り込んだ。職人さんが、刃物を研いだり、桐のたんすを売ったり、傘を調整したりしている。大分県の日田下駄のコーナーで足が止まった。マッシュルームカットの職人さんが、色々説明してくれ…

トロトロ血

ビールはトロトロ血を作るらしい。利尿作用があるからだ。角に腕をぶつけていたのは、そのせいだったようだ。最近は、だからビールを、これでも控えている。ビールは2杯くらいにして、ワインを飲むようにしている。スポーツドリンクも冷蔵庫に常備している…

♪ソ・ソ・ソクラテスかプラトンか~

社会の先生になるため、大学に通っている友達と会った。社会は、公民や倫理・哲学も勉強しなけりゃならない。「哲学者でも、背景を知ると、結構おもしろいのよ」と言う。ソクラテスの妻は本当に悪妻だったのかとか、プラトンはプラトニックの語源になったけ…

日曜日は、淀で用事。週末の淀は、競馬天国。入った中華屋でも、テレビで競馬中継。客や店主が、スポーツ新聞とにらめっこしていた。この駅のおっさん率は95%くらいちゃうか。赤鉛筆の売れ行き、No.1くらいちゃうか。

遠方より友来る

後輩Nが、訪ねて来た。彼女は神奈川に住んでいるのだが、今、能登に吹きガラスの修行に来ていて土日を利用して、京都までドライブしてきたのだ。「ひめさんに会いたい一心で…」と言ってくれた。ういやつ。にしても、能登と京都は、ひとっ走りな距離じゃない…

お犬様

何となく、『VOW!』みたいになってきた、ひめ日記。今日は、百万遍近くでこんな看板を発見。犬愛人の美容とホテルワンワンハウス 飛鳥お犬様が、人扱いなのか人が、犬呼ばわりなのか・・・。ちなみにAちゃんは、ここで黒いプードルを購入したそうだ。

古株

「古株」さん、という名前に出会った。因果な名前だのう。産まれたときから古株さんだ。初めてでもベテランみたいな名前だ。先輩に「お~い、古株」などと呼ばれたり上司に「うちの古株です」などと紹介されたりするんかなぁ。自己紹介で「新人だけど、古株…

犬に注意

台風の中、醍醐へ知人のお見舞いに行く。おじさんと呼ぶにはまだ若い世代だが、犬を散歩中、大きな犬に襲われ、引っくり返って腰を強打したらしい。病室に入ると、仰向けでしょんぼりしていた。「お気の毒に」と言いながら、事件自体がおかしくてしょうがな…

ガリガリさん

またまた後姿で失礼。ついに、日傘を差すことにした。焼けるのは苦にならないけど、とにかく日陰が欲しい!これは、母から譲り受けた一品。渋い色合いでしょ?今日、売店で「ガリガリさん 105円」と書いた札を見た。アイスのケースをのぞいたけど、ガリガリ…

茅の輪

7月31日は、八坂神社で「夏越祓」(なごしのはらい)というお祭りもやっている。八坂神社の境内には、これまたたくさんの社があって、そのうちの一つ、疫神社の鳥居に巨大な茅の輪(ちのわ)がかかっているのだ。それをくぐって、お参りした。一般の参拝者の…