ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

久世六斎

京都久世、蔵王堂光福寺の八朔祭へ。
久世六斎念仏を見るためだ。

久世は桂川のたもとにあり、肥沃な土地なので、古くから京都の米蔵の役割を果たしていたそうだ。
祇園祭で神輿の先導を務める久世稚児はここから出る。
長刀鉾のお稚児さんより位が高く、馬のまま八坂神社の境内に入れるのだ。

鎮守の森に囲まれた広場に、本殿と舞殿があった。
20人弱の男性が、「四つ太鼓」「源平合戦」等次から次へとお囃子を繰り広げていた。
久世六斎は、田楽っぽい。
笛がひろひろ鳴いているのが、のんびりしている。
・・と思ったら、クライマックス、獅子舞と土蜘蛛が出てきて、アクロバットを繰り広げ、観客はあっと言う間に蜘蛛の巣に捕りつかまった。

元・久世六歳の会長さんのお宅でお寿司もごちそうになった。
「わしらは花傘巡行で『祇園囃子』と銘打って囃子とる。平成女鉾も、『祇園囃子』として巡行に加わったらええ」とおっしゃっていた。
ありがたいなぁ。