ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

道中で囃す

日曜日に迫った、花灯路出演のための囃子稽古。
今年は八坂神社の舞殿で囃子を神様に奉納した後、
楽器を台車にセッティングして、花灯路を歩きながら囃子をする。

祇園祭なら山鉾上(囃子方がいるのは信号くらいの高さ)で奏でられる囃子が
観衆の目の前を行き過ぎる。
これは祇園祭7/16(山鉾巡行前日)の夜中に「日和神楽」(ひよりかぐら)として行われる形式と同じ。
最近まで氏子町界隈でしか知られてなかった
実は囃子方にとって見せ場な行事なのだ。

そもそもは「明日の巡行は晴れますように」と願掛けの意味なんだけど
宵宵宵宵山から毎晩囃子を奏で続け、
アドレナリンの上がりまくった囃子方の熱は尋常じゃない。

私達平成女鉾清音会も稽古中からテンションが上がっております。
「曲名リレーして!」
「手ぇ上げて!」
「口角上げて!」

疫病や災厄退散を願って、
今宵皆が無事に集える感謝を込めて、
沿道で聴いておられる皆さんを惹きつけ、ついつい後をついて歩きたくなるような、華やかで賑やかな祭囃子の集団になりますわよ!

注)神社舞殿での囃子は神楽なので、厳かな囃子となります。

そんなギャップも楽しんでいただければ!
3/18(日)の19時半、お待ちしております!