7月に入って、祇園祭は二階囃子の時期。
町会所や鉾宿の二階から囃子方が稽古するのが聞こえてくる。
囃子の稽古は、大体二階で行われる。
鉾が建つと、橋掛かりから渡ったりできるので便利なのだろう。
一階は山鉾町の方々が、粽を作ったり会議をしたりの場所になるようだ。
鉾が建ってしまうと、お祭り気分が高まるが
二階囃子は、真剣に稽古をする期間。
こういう時期こそ、各山鉾のお囃子の特徴が表れる。
それぞれ、似ているようで、ちょっと違う。
くじで巡行順が変わる山鉾は、年や場合によって”渡り”の長さを調節しなければいけない。
”つなぎ”の部分を省略するとか、
4曲くらいカットするとか、
1曲を何回か繰り返すとか。
各山鉾の工夫も興味深い。