京都に住んでいると
”厄除けちまき”やら、”大文字送り火の残り炭”やら、”〆縄”など
軒先に吊るすものに事欠かないのだけど、
今の家に引っ越してきて、
お向かいの戸口を見た時には驚いた。
魚の頭が飾ってあるのだ。
(えっ?!生臭い・・・!!)
と思ってしまった。
(もしやレプリカ?!)
とも思ったけど、どうも生々しい。
節分の行事なんやね。
柊の小枝に焼いた鰯の頭を戸口や門にさしておく風習。
この柊は、葉のとげが鬼の目を刺す、そして鰯の臭いで、鬼(災い)を追い払うという意味が込められている。
平安時代から続いているらしい。
今や、恵方巻かぶりつきの方がメジャーですが。
その家は、〆縄もちまきも飾らないけど、イワシを一年中飾っている。
よく猫が取っていかないものだと感心する。
今年も新しいイワシにチェンジするのかなぁ?
ずいぶん見慣れたけど、やっぱり初日が一番ドキドキするのよ。