ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

かもめ

地点の「かもめ」を観に、びわこホールへ。
2000人収容の「大ホール」で行われるのにチケットが売り切れていて、
(そんなに人気があるのか~!!)と思ったら、
開場後、楽屋を通り、舞台袖を通り、通された所は舞台の上だった。
舞台の奥に観覧席がしつらわれ、舞台の上に長細い桟橋が組まれていた。
観覧席に座ると、4階までそびえる本来の客席は、桟橋の奥に広がっている。
そして大きな大きなスクリーンがかかっている。
分かる?この説明。

演技はその桟橋の上で行われる。
横長なら分かるけど、縦長ですよ、幅はちょっとですよ。
中央の席から見ると、登場人物が重なって見えにくいですよ。

もう、斬新。
演技も斬新。
単語ごとに感情や声が変わったり、
かと思うと名台詞があまりにあっさりこぼれたり。
シュールレアリズムの絵画を見たような満足感だ。

一方、9月に私達がやるチェーホフは、マンガやからね。
共通してるのは、”斬新”ってところと”長台詞が多い”ってことかな?
今回のチェーホフをご覧になった方、
どうぞ9月のぶんげいマスターピース工房
『結婚申込』もお楽しみにいらしてくださいませ。