ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

せりふのないガラスの動物園

トリコAの『せりふのないガラスの動物園』を観に、アトリエ劇研へ。
テネシー・ウィリアムズの代表作だが、すっかり原作の筋を忘れてしまっている。
なのに、
せりふがない とか
ガラスの動物園』を解体して好きなところだけ膨らまして、好きな様に立体化した とか
パンフレットに書いてあって、(大丈夫かなぁ)と心配した。

幕が開くと、引きこもりの姉ローラを中心に、妄想が繰り広げられていた。
娘が結婚できないことに焦る母親とか、
弟が連れてきた友達を前に緊張してしまうとか、
あぁあぁあ、分かるぅ~。
とっても分かりやすいぃ~。
と、思った。

ゲゲゲの女房にしても、背が高いフミエさんが独身の間は
父親や近所総出で「嫁に行け。行かないと女失格だぞ」というようなことを言われ続けていた。

全ての適齢期を無視してる(by京都町内会バンド)私としては、見ているだけで非常にツラい。
あぁこの時代に生まれていたら、私も引きこもってたかもなぁ。
真っ暗だ~
真っ暗で~
真っ暗の~
などと、歌いながら帰りました。