ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

図書館シアター

来週、看護学科生の授業を演劇でやることになった。
ビデオを見せても退屈する学生がいるからだ。

出演者は、大学の図書館員。
芝居に映像、人形劇を組み合わせる。
去年のシナリオに改訂を加えて、より実験的な試みも行った。

主役の看護学科生は、あえて50代の男性に演じてもらう。
ご本人のキャラクターとあいまって、
目が離せない、ゆらぎのあるステージになるに違いない。

最初のイメージは、「ボラギノール」のCM。
でも稽古してみて、NTT西日本フレッツ光」のCMに近い、と思いだした。

テレビを買ったお客さんに、不器用な営業マン達が段取り悪くプロバイダ契約を勧めて、
ドジな様子にクスッとさせるCM。
実はあのCM、あんまり好きじゃない。
営業マン役が、豊川悦司井上真央石井正則と、上手な俳優さんだからだ。
一生懸命下手に演じるのを見ると、どうもうそ臭く思えてしまう。

でも今回の授業で演じるのは、本物の素人さんなのだ。
声が小さかったり、変な間があいたり、カツゼツが悪かったりするけど
一生懸命やっている様子は純粋に伝わるはず!
だから勝算はある。
あとは私が、上手すぎず下手すぎず、学生に講義の中身を伝えられるかどうか、だわね。