家から少し遠いスーパーで買い物をしていると
「日詰さん!」と声をかけられた。
振り返ると、妊婦さんがニコニコ。
とっさに誰か、分からない。
妊婦「お久しぶりです~」
私「久しぶりやね~」
妊婦「私、こんなんなっちゃってて」
私(お腹を触りながら)「え~?すごいやん。おめでとう」
妊婦「相変わらず、続けてはるんですか?」
(平成女鉾にいた人かな?)
私「やってるやってる」
(女鉾の奉納囃子のちらしを取り出す)
妊婦(ぎょっとした感じ)「あ、これは…何・・・?」
(わたっ!違った)
私「あ、私、祇園囃子をやってて」
妊婦「そう言えば聞いたことあるかも・・」
私「体調もあるし無理しなくていいけど、良かったら聞きに来て」
(女鉾じゃないとしたら、演劇関係者かな?)
妊婦「私、別のところで働いてたんですけど、
結婚して妊娠したので、今は産休に入ってて、たまに図書館・・・」
私「へぇ~。そうなんや。元気な赤ちゃんを産むんやで」
(図書館で働いていた人かな?)
(看護師さんかな?)
分からないまま、別れた。
どうしよう、気持ち悪いぞ。
そういえば傍にいたご主人も、何となく見たことがあるような・・・。
レジに並んでいる時、思い出した!
演劇部の学生だった人だ!
今は卒業して女医さんになっているはずだ!
わぁごめんなさい、O橋さん。
結婚して、お腹が大きくなって、スーパーで買い物してたら、全然分からなかったよ。
私も色んな立場になるけど、
O橋さんも女性として、七変化してるよね!