ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ラストインタビュー

7/31の奉納囃子をもって、長期にわたるテレビの取材が終了した。
最後にインタビューをしていただいた。

長く会長をしていると、色々な声が耳に入ってきて、
なかなか思ったことを素直に口に出せなくなる。

「これから平成女鉾は、どうなりたいと思いますか?」
と聞かれても、
「う~ん・・・そうですね・・・」と歯切れの悪い答え。

「カメラの向こうで、たくさんの人が見ています。色んな人に理想の姿を知ってもらったらどうですか。日詰さん個人が描いている夢でもいいんです。私達、取材側から説明するより、日詰さんの口から伝えてください」
と、背中を押された。

「・・・ずっと先には平成女鉾が巡行に普通に加わって、みんなに喜んでもらえる存在になれたら嬉しいです。
神様にも、人にも喜んでもらえる、そんな鉾になりたいです。
祭は、世の中を平和にするためのものだから」
というようなことが、思わず口に出た。

どんな番組になるのか心配だけど、カメラマンさん達が朝から晩まで走り回って取材している姿を見ていると、その本気さが伝わった。

信じてみることにします。
ありがとうございました。