ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

屏風祭

雨にたたられながらも、行ってみれば四条界隈は祭まっさかり!
今日は屏風祭をしておられる町家にお邪魔しました。

宵山の期間中、家によっては
収蔵しているお宝(屏風や甲冑、小袖など)を飾り
祇園祭の花、日扇を活け
表の格子を外して観賞できるしつらいにするのです。

通りまでスカーッと開け放たれたお宅に一歩踏み入れると
ひんやり涼しい。

下に敷かれた網代のおかげかな?
屏風を背にしたご主人と、お酒を戴きました。
祭ならではの亭主と客、の関係。
他にも何組かの客人が次の間で順番を待っておられます。

書生さんみたいな、白い着流しの青年が
お酒を運んでくれました。
ビールのコップひとつとっても、素朴なのに口当たりがいい。

外からは、生の祇園囃子
なんだか、異次元空間。

お話の内容は、とても興味深いものでした。
ご主人も「これについては何時間話しても尽きひんで」とおっしゃっていました。
来年も、ぜひ、お邪魔いたします!