ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ガス室

1階に到着したエレベーターに乗った途端、クサかった。

言わないでおこうと思ったけど、黙っていられない臭さだ。
というか最初に乗り込んだから、黙っていたら私が疑われる。

ドアが閉まった途端、「臭っ」と言ったら
Aちゃんが「何これ?ヌカの匂い?」と言い
Mさんが「違う。おならや」と言った。

地下2階に行きたかったのだが、
あまりの衝撃に、誰も行き先ボタンを押していなかった。

意味なくガス室に閉じ込められているのに気がついて、
「頼むからドアを開けて!」と
3人で飛び出し、息を吸った。

ふ~う、どうする?
でも運ばねばならない荷物がある。

「B2ボタンを押して、階段で降りよう」と提案したが
「私は肺活量があるから大丈夫」と1人、
エレベーターに戻ることを決意したMさん。

「頼むぞ」と英雄を送り出し、階段で追いかけた。

あ~臭かった。
前に降りた人、頼むから密室にガスを残すのはやめてください。

あ~笑った。
それにしても、臭いのって、何であんなにおかしいのかなぁ。