ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

がんは治る

同い年の友人が、胃がんで緊急入院したらしい。
京都市内の病院へ、お見舞い。

私の父は、肺がんが原因で亡くなってしまったが
同い年の友達K嬢は、同じ時期に子宮と肝臓がんの手術をして、今はとても元気だ。
2人の違いは何やろう…。
その謎が解ければ、今日の友達も大丈夫なはず。

K嬢は病気について、自分でも色々勉強して、
信頼できる先生を訪ねたり、患者会に入ったりしていた。
重度のがんが治ったという人にもたくさん会ったようだ。
がんは、治る病気なのだ。

別の友人が、前に勧めてくれた『がんは治る がんは治せる』という本を読んでみた。
現代医療にアンチを唱える本だった。
最終章には「がんにかかっても、治療はするな」というようなことが書いてあった。
(これは極端やなぁ。手術を控えている友人に見せるのは、いかがなものか・・・。)
悩んだけれど、「こんな考え方もあるよ」と渡そうと思った。

カチカチに緊張してお見舞いに行ったけど、本人は元気そうで
「自覚症状はないんやけどな~」と笑っていた。
少しホッとした。
「まずは手術で悪いところ取って、その後は
先生の言うことを聞くばかりでなく、自分でもよく考えるのですよ」
と冗談交じりに言ったけど、どれだけ伝わったかなぁ。