ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

お坊さんと友達になる

父の葬儀でお経を唱えてくださったお坊さんが、
うちの親戚で人気者になってしまった。

「わしの時もお願いしますわ」
「わしも。遠いけど、来てくれまっか?」
など、伯父連中にお葬式の予約をされている。

「そんな縁起の悪い事おっしゃらないで。
生きているうちにお友達になりましょう」
とのことで、叔父とお坊さんが飲みに行くことになった。
私もお相伴させていただいた。

楽しくて、カラオケまで行ってしまった。
お坊さんはジーンズでも礼儀正しくて、
歌も、とても上手だった。

父の時は
「生きているうちにお会いしたかったなぁ」
と何度も言ってくれたお坊さんだけど、
これで叔父も私も、
「生前はこんな人でしたねぇ」と遺族に語ってもらえるに違いない。
縁起でもないかなぁ。