ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

叔父さんの恩

叔父の訃報が届いた。
父のすぐ下の弟で、近くに住んでいたこともあってよく行き来があった。
私達姉妹のことも、小さい頃から可愛がってくれた。

私が交通事故で入院した時も駆けつけてくれた。
いつもは優しい叔父さんが、事故の相手に
「何をするんや!」とくってかかってくれた時
私のために怒ってくれたのが何より嬉しかった。

父の入院中も亡くなった後も、とてもお世話になった。
叔父さんは父みたいな冗談を言って私達の気持ちを和ませてくれた。
叔父さんがいてくれたおかげで、どんなに救われたか分からない。

父の葬儀で知り合ったお坊さんに、予約どおり読経していただいた。
あの話がこんなに早く現実になるなんて・・・。
お坊さんも「「叔父様の携帯電話から着信があり、てっきりご本人かと思ったのですが息子さんが出られて、亡くなられたとお聞きしました」と言っておられた。

おっちゃん、今頃はあっちの世界でうちの父さんと再会してるかな?
いつもみたいに「来たで~」って言うてるかな?