ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

京都文化はイケズ二あり?!

今回の『源氏供養』の舞台は
財団法人京都市芸術文化協会の「源氏物語と京の雅び」事業の一貫だ。
並行して展覧会や茶会なども行われていた。

終演後、軽く打ち上げ。
演出の茂山あきらさんが
「今回、これほどの文化が競演できたのは、京都という土壌のおかげ。
京都は広くて狭い。
皆さんお山の大将ではなく、協力し合えるから良い事業が繰り広げられた」
とあいさつされた。

それを受けてか、某おばさまが
「京都は狭いので、悪いことはできしまへん。
でも、イケズはでけます。
皆さん、京都に誇りを持ってお気張りやす」
と言われた。

いやぁコワイ。でも面白い。
ザッツ!キョート!!

その方は、その後
「イケズは意地悪とはちゃいます。この文化は大切にせなあかん」
と誰かに話しておられたらしい。

確かに、イケズはかなり高度な文化だ。
イケズするのも難しいが、
(イケズされた)と気づくのも相当な京都人でないと無理みたい。
私には、まだまだ及びまへん。
いっぺん、イケズ講座とか、してほしいわぁ。