ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ことのは万華鏡

「ことのは万華鏡-詩歌・小説の世界と朗読-」
という朗読&解説を見に、佛教大学宗教文化ミュージアムへ。

森鴎外高瀬舟」と、源氏物語「葵上」を聴いた。
どちらもおどろおどろしかった。

京都が舞台の「高瀬舟」あんな話だったのね・・・。
殺人シーンは、赤い照明で寒くなった。

源氏物語・葵上」
六条御息所にとり殺されるところとか、
源氏の君が結構うんざりしているところとか、
かなり描写が細かい。

読んだのはヤギタケルさんという、東京の劇団の方。
着流しにオールバックの髪型で、これまた濃ゆい存在感。
物の怪が憑りついたシーンなど、目つきからしてゾーッとなる。

解説の八木透先生は
「物語は音読することによって、言霊=魂を与えられるのです」
と言っておられた。

確かに。
黙読していたら、素通りしていたかもしれない。

写真は大将軍商店街の妖怪ストリートにいた「ぬらりひょん
言霊を持っていないので、かわいいもんです。