ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ピチピチスプリング

スプリングコートを買った。
丈が長め、スリムなシルエットのデニム地のものだ。
こんなのほしかったの。
ワンピースの上にもカッコよく羽織れそう。

だが、スリムすぎた。
チャックが閉まらない。

ベストを脱いで、シャツ1枚になっても、キッチキチ。
おかしい。
私は人に比べても、スリムな体型のはずなのに。
この私が着られないなら、ほとんどの日本人は無理に違いない。

お店に返しに行った。
店員さんは「返品は受け付けられません。
他の商品と取り替えるならともかく」と言った。
レジの上には「バーゲン品の返品はお断りします」と書いてある。
「え?だって、正価で勝ったんですよ」
せっかくこのお店、好きだったのに・・・。

納得がいかないまま、他のコートを見た。
前の品とは違うけど、「これなら、まだ、着るかな」という一品を選んだ。
前の品より7000円高い。

買うか?
前の品をやっぱり持って帰るか?
そこへ店員さん、
「気持ちだけ、おまけします」と、1800円マケてくれた。
それでちょっと(だいぶ)、気が治まった。
「わぁ、すみません。ありがとうございます
このお店、嫌いにならなくて良かったぁ」
5000円くらい払って、そのコートを購入した。

帰り道、(やっぱりうまく丸め込まれたのかな?)と返す返す思ってみた。
こうなったら、着倒すしかないけどね。