ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

三途の川クイズ

父の四十九日法要。
部屋の引き戸をはずして、キャパシティが一挙に広がった!
ぎゅうぎゅうの参列者に、お坊さんのお経の声も自然と高まる。

お経の合間には、クイズコーナー。
「三途の川」の「三」は、3つの何を意味するか?という問題。
1.日数
2.人数
3.目的地
4.方法

お坊さんに指名されて、口々に答える親戚達。
答えは、4でした。

極楽浄土へ行く方法は3つ。

1.橋がかかる(善人の場合)
2.船を漕ぐ(中くらいの人の場合)
3.泳ぐ(悪人の場合)

2や3に当った人は、(何で私が1じゃないんだ・・・)と思うと、前へ進めないらしい。
(あぁ、あの人にもお世話になったなぁ、あれは悪い事をしたなぁ)
などと人生を振り返りながら漕ぐ(泳ぐ)と向こう岸へ辿り着けるらしい。

「極楽浄土」とは、極めて楽な場所。
『浄』は、争いを水に流すという意味だとか。
「地獄は、むしろこの世にあります」とおっしゃった。
戦争とか、不景気とか。

それも恐いけど、お坊さんが自分の例として出すのが
「ザリガニを殺した罪」とか
「夫婦喧嘩したら、翌日も口をきかない地獄」とかで、
妙にリアルで説得力があった。