さ来週、平成女鉾清音会の新人発表会がある。
非公開で行う、祗園囃子の演奏会だ。
私は運営の会長なぞしているが、演奏者として太鼓では一番新人だ。
だからその発表会に向けて練習、練習。
”竹・流し”という、太鼓の見せ場になる曲があるのだが、難しい。
今日も、途中でワケがわからなくなってしまった。
太鼓方二人で途方にくれた。
アップアップ。
鉦はチキチンとリズムを刻み続ける。
笛はイヒートとメロディーを吹いている。
その中で、自分がどこにいるか分からない。
囃子の海で溺れる感じ。
後ろから先輩がテレツクと囁いてくれた。
藁をもつかむ気持ちですがりついた。
そんな調子で、本当に不安な発表会なのです。
写真は、昨年女鉾で出雲に旅行した時、駐車場にあった俳句です。