ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

牛乳の蓋

『天使だらけの傷』の重要な小道具として、牛乳のビンが募集されている。
一人一本のノルマである。
早速、売込隊ビームのメンバーが駅で買ってきていた。

太田清信氏が「牛乳の蓋にさす針、誰か持ってない~?」と叫んでいる。
「何でそんなんいるのん?」と聞くと
「だって、牛乳の蓋に取っ手がついてないねんもん」と言う。

甘っちょろいぞ。
取っ手なんて、なくて当然。
爪でむくのだ。
私は小学6年間、そうやって給食を戴いていたのだ。

でも彼らのむき方は下手っぴぃで、どの蓋も上と下の紙がめくれていた。
これじゃポッコンがでけんじゃないか。
え?ポッコン知らないの?
蓋をめくって取り合うゲームやで。
私はそれで集めた牛乳の蓋のコレクション、海苔の缶いっぱいに貯めてたんやで~。