ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ヤッタッターマン

平成女鉾清音会のプロジェクト。
某・着物屋さんH社長と女鉾会長と私で4回目の話し合い。

予算に応じた私達のプランを見せると、
「う~ん。これは簡単やけど、『やったった感』がないわな」とH社長が言い出す。

「え?ヤッタッタカン?ですか?」
社長「せや。『俺らこんなんやったった~』という遣り甲斐や」
そして、私達の持っていた資料の中から、
あるメンバーが出した”現実的でない案”を引っ張り出す。

社長「これ、やりようによっては、できんことないかもしれへん」
「え?だってこれ、浴衣の鉄則を無視してますよ」
社長「でもこれが理想なわけやろう?」

そりゃ、これが実現すればビシッとなるけど・・・。
それどころか、とっても面白いことになりそうやけど・・・。

社長「残るものやしなぁ。」
「そうですね。歴史に残りますよ」
「お商売も、新しい技を生かして繁盛するかも」
社長「いや、お金儲けはええねん。僕は、ええもん作りたいねん」

なんて男気のある言葉でしょう!
というわけで、ヤッタッター感を目指して
熱魂(あつだま)トリオは、セコセコと進めておるのだべぇ~。