ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

存在の耐えられない軽さ

「三人姉妹」の出演者の一人、
尾方宣久さん(MONO)は男前だ。
声もいい。

でも、イマイチ稽古場での存在感が薄い。
私が観たMONOの公演「なるべく派手な服を着る」の印象が強いからだろうか?
あの芝居でも、存在感の薄い弟役として、ピカイチの演技をしておられた。

今回も、とってもおいしい役どころだ。
演出ごま氏は、この役に一番思い入れが強いんじゃないか、と思うくらいだ。
出番も結構多い。
ただし、いつでもひっそりいるという難しいポジションである。

今日の尾形さんはカーペットと同じ色の稽古着を着ていた。
大木湖南氏に踏まれ、
「あっ!ごめんなさい」と謝られていた。

やっぱり尾形さんはすごい演技力だなぁ、と思った。