ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

飴のおばちゃん

『三人姉妹』稽古場では、時々お菓子の配給がある。
配給元は、大概長田さん。

長田さんの持って来てくれるお菓子は、こだわりがあるようだ。
胡麻のおこし”だったり”胡麻せんべい”や”胡麻かりんとう”だったり。
演出、ごまのはえにあやかっているらしい。
どれもちょっと、懐かしい感じのするお菓子である。

そして必ず、飴も含まれている。
芋飴、黒飴、抹茶飴。

この飴さんが、デカイ。
休憩5分では舐め切れない。
「はい、始めますよ~」と声のかかる時には
各所で「ガリゴリ」と飴を噛む音が聞こえる。

私は5分で飴を舐め切る自信も、噛み砕く自信もないので、
お持ち帰りする事が多い。
そんな飴さんが随分たまってしまった。

私が別の場所で
「飴さん食べるか?」と言い出す日も、そう遠くないかもしれない。