ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ワインワールド

「わいんくれーじ」というお店の試飲会へ行ってみる。
このお店には、「ワインを味わうには、人生は短すぎるようです」
と書いたぼんぼりが下がっていて、ずっと前から気になっていたのだ。

白ワイン4種類と赤ワイン5種類。
全部ぶどうの種類が違うらしい。
味わいも、まったく違う。

ひと口飲むごとに
「森林に居るような清清しい香り」とか
「蜂蜜のトーンがあり、
口当たりはパイナップルのニュアンス、
わずかに残るスモーク香が十分な長い後味へと誘う」
という説明を読んで納得する。
一杯のワインは、詩の世界へといざなうのだ。

うなりながら飲んでいると、ワイン博士(お客さん)が教えてくれた。
フランスワインは、畑によって名前が違うんだって。
地図を見ながら、ボルドーブルゴーニュ地方のお勉強だ。
畝(うね)ごとにボトルや値段が違うものもあるそうだ。
年によって出来のいい悪いもあるらしい。
豊作と不作の星がついたカードももらった。

ワイン博士は「この試飲と同じ葡萄だけど、もっとおいしいワインはこれですよ」
と、開けてくれようとしたが(ワクワク)
お店の人に止められていた。

赤ワインを飲むと、時々おなかがゆるくなるけど、
今日はならなかった。
いいワインなんやろうなぁ。