ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

カバーのバカー!

『風の武士』を読み終えた。
こんな結末とは・・・。
これから外国人の着物姿を見ると、
ありがたく思えてきそうだ。

さ、本にカバーを戻そうと見ると、見当たらない。
ヒヤ~ッと寒気が走る。
これは借り物なのだ。
すでに上巻の帯をちぎった過去を持つ私。
これ以上、借り本を傷モノにすることはできない。

だが、本の山を崩しても
書類を一枚ずつ持ち上げても
念のためにゴミ袋の中まで調べたのに、カバーは見当たらない。
弁償しようか。
でも、このカバーに値打ちがあるかもしれないし・・・。

先日の家族キャンプイン後掃除した時、どこかに直されたのだろうか。
Skypeで家族に聞かねば。

「これ、こんなカバー知らん?」と上巻をかざす。
ん?んん?
これ、下巻やん。
この、左手に持ってるのも下巻や。
もしや・・・。
と思って下巻のカバーをめくってみると、
上巻のカバーが出てきた。

良かった良かった。
なくさないように、変なしわが寄らないように
上巻に下巻のカバーをかけていたのだ。
「もうええわ。お騒がせしました」と、電話を切った。
Skype、ええ仕事しはるわ。